飯塚病院TOP > 中央放射線部 > ご利用の皆様へ > 造影剤について
造影剤は画像検査で診断を容易にするために用いる薬剤です。これを用いることにより、病変があればその形状や血管、臓器などの様子を知ることができるため、病気の診断や治療効果の判定に大きな役割を果たします。
しかし、体質によって他の薬と同様に副作用を起こす場合があります。特に、アレルギー体質の方や気管支喘息の既往のある方は副作用が生じやすいという報告があります。
また検査によって薬剤の種類が異なります。ここでは、CTで用いるヨード造影剤とMRIで用いるガドリニウム造影剤について説明をします。
ヨード造影剤は、すべて有機ヨード化合物でできています。これらは、身体にとって異物であるため生理作用が少なく、安全性が高いと言われています。
実際、造影剤は極めて安全な薬であり身体に何の影響も与えずに尿として排泄されますが、稀に副作用を起こしてしまう可能性があります。
ガドリニウムは毒性が非常に強く体内蓄積性があるため、ガドリニウム造影剤はキレート化合物にして、毒性の低減と速やかな排泄を図っています。また、副作用発現率は1~2%程度であり、ヨード造影剤に比べ安全性が高いとされてきましたが、重度腎障害患者に発現する副作用として腎性全身性線維症(NSF)が報告されています。
軽度な副作用 | 吐き気、かゆみ、発疹など 副作用の頻度としては、5%未満といわれています。 |
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重度な副作用 | 血圧低下、呼吸困難、意識障害、腎不全、痙攣など 副作用の頻度としては、2.5万人に1人といわれています。 |
軽度な副作用 | 吐き気、動悸、頭痛、かゆみ、発疹など 副作用の頻度としては、約1%です。 |
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重度な副作用 | 呼吸困難、意識障害、血圧低下、ショック、末梢神経障害による激しい痛み、全身性の線維症など 副作用の頻度としては、0.05%以下です。 |
これらの副作用は、検査中や検査直後に起きてしまうことがほとんどですが、稀に検査が終わって時間が経過してから起きてしまうこともありますので、当院での検査の後にこのような症状があらわれた時は、すぐに下記の連絡先に連絡をしてください。
連絡先:飯塚病院 22-3800(代表)