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診療実績

平成27年4月1日から平成28年3月31日までの退院患者さんのDPCデータより集計しています。

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

平成27年度 飯塚病院 病院指標

1. 年齢階級別退院患者数

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年齢区分
10代未満
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70代
80代
90代以上
患者数 1,591 449 677 1,095 1,096 1,776 4,081 4,453 3,569 573

当院では60歳以上がおよそ6割を占めています。高齢化社会に伴い、今後も高齢層の割合が増加していく傾向にあると思われます。当院は総合周産期母子医療センターを併設しており、小児医療にも力を注いでいることから新生児などの割合も増加傾向にあると思われます。

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2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

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■ 肝臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
060300xx0100xx 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 食道・胃静脈瘤手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 124 65.1 7.2 15.1 3.2%
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 117 73.1 11.3 12.0 0.9%
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 67 71.8 10.5 10.9 3.0%

診療対象の中心は、肝癌と肝炎-肝硬変です。これらの治療法は近年めざましく進歩し、患者さんの予後が大幅に改善されています。当科の肝癌治療での最近の進歩としては、2015年の設備更新を機に、経皮的ラジオ波焼灼療法をほぼ全例、血管造影室で施行するようになったことが挙げられます。

■ 呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 245 72.5 15.4 14.3 5.7%
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 182 69.3 15.4 13.4 3.3%
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 99 80.6 22.3 21.7 34.3%

筑豊地区の超高齢化に伴いまして、肺炎・胸膜炎などの呼吸器感染症と肺癌を主とする悪性腫瘍が増加の一途をたどっており、これらの疾患が入院診療の中心となっております。

■ 心療内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
161020xxxxx00x 体温異常 手術・処置等2なし 副傷病なし
-
-
-
5.3
-

現在「疾病予防」や「健康寿命延伸」が重要視される時代になってきています。疾病の予防において、食事や運動などの生活習慣の是正とともに、ストレス・マネジメントの重要性を感じており、将来的にはストレス・マネジメントを含めた「予防医療」の体系を発信していきたいと考えています。

■ 内分泌・糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 130 64.7 9.3 15.3 1.5%
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 59.7 4.5 6.5 0.0%
100060xxxxxxxx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 10 46.7 9.9 14.3 0.0%

内分泌・糖尿病内科の主な入院治療は糖尿病です。4日間のクリニカルパスによる糖尿病教育入院システムにより、標準化された医療が提供できるようにしています。三大合併症に関しては、眼科や腎臓内科との強力な連携により、糖尿病性動脈硬化症を基盤とした脳血管障害や冠動脈疾患に対しては、神経内科、脳神経外科、循環器内科、心臓血管外科との強力な連携により、予防~介入~急性期治療~再発予防に努めています。

■ 消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
060100xx03xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的消化管止血術等 副傷病なし 414 66.7 3.2 2.8 0.0%
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 109 72.6 10.6 9.2 6.4%
060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 83 62.9 18.6 15.1 13.3%

消化器内科は内視鏡診療を中心とした消化器病の専門内科です。大腸のポリープ切除での入院が最も多く、次に早期胃癌の内視鏡による切除となっています。

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■ 血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 87 69.0 20.6 17.7 1.1%
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 36 61.3 38.3 43.6 8.3%
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし 34 68.1 40.2 36.9 0.0%

血液内科の対象疾患は血液疾患全般ですが、特に白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の治療に力を入れています。入院症例で最も多いのは、悪性リンパ腫に対する化学療法のための入院です。次いで急性白血病に対する化学療法が続いています。

■ 総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 157 73.2 15.2 12.6 13.4%
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 98 78.8 19.8 21.7 43.9%
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 81 66.9 9.5 9.2 6.2%

総合診療科の症例で最も多いのは、急性腎盂腎炎を含む尿路感染症です。次いで誤嚥性肺炎です。どちらも高齢者に多く、高齢化が進むこの地域では、今後増加していくものと思われます。

■ 膠原病・リウマチ内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
070470xx99x5xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等25あり 140 73.3 3.3 6.7 0.0%
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 50 62.0 28.8 18.2 6.0%
070470xx99x6xx 関節リウマチ 手術なし 6あり 36 61.6 3.0 2.9 0.0%

膠原病の中で、圧倒的に患者数が多いのが、関節リウマチ(RA)です。飯塚市を中心とした医療圏内には、約3,000人のRA患者さんがいて、毎年70~100人程度の新規患者さんの発生が推測されます。リウマチ患者さんの予後は関節破壊をいかに防ぐかにかかっており、関節破壊が発症早期から急速に進むことを踏まえ、可能な限り早期に専門的治療を開始することが重要です。

■ 緩和ケア科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 29 71.9 40.9 15.0 0.0%
060020xx99x00x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 62.6 33.8 11.3 6.7%
03001xxx99x0xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 13 66.8 43.5 14.2 7.7%

緩和ケアとは、主にがんの患者さんに対して、身体的、精神的、社会的、そしてスピリチュアルな苦痛・苦悩の軽減を図ろうとする医療やケアのことです。緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅緩和ケア連携のいずれの部署でも標準以上の緩和ケアを提供できるシステムを整えております。

■ 精神神経科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
170040xxxxxxxx 気分[感情]障害 32 59.4 158.6 21.8 3.1%
170030xxxxxxxx 統合失調症,統合失調症型障害および妄想性障害 32 50.1 198.6 12.9 9.4%
01021xxxxx0x0x 認知症 手術・処置等1なし 副傷病なし
-
-
-
13.6
-

精神神経科では、純粋な精神疾患について特に重点的に診療しています。社会復帰、即ち精神的回復期については、以前より、看護師等による訪問看護や、作業療法士による作業療法も行っております。更には、平成16年よりデイケアも開設し、精神科リハビリに力を入れております。

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■ 小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2なし 195 1.5 6.5 5.7 1.0%
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 156 4.3 2.2 7.0 0.0%
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 101 0.0 7.6 6.2 4.0%

小児科で最も多い症例は、肺炎・急性気管支炎・急性細気管支炎などの呼吸器感染症です。今後も、福岡県の筑豊地域の中核病院小児科(地域小児科センター)として、地域小児総合医療(4部門3事業)の更なる充実を目指します。

■ 腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 110 69.1 14.9 13.6 1.8%
180040xx02x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2なし 92 72.5 2.9 3.4 2.2%
110280xx99020x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 45 66.7 7.5 9.8 6.7%

腎臓内科で最も多い症例は、慢性腎不全に対する治療・教育です。透析導入を大幅に延長させる保存期慢性腎不全の集学的治療にも力を入れており、管理栄養士と連携して食事療法(減塩、カリウム制限、低蛋白食)の指導や慢性腎不全患者の降圧治療(平均119/78mmHg)を行っております。次いで多いのは、シャントトラブルに対するPTA(経皮的カテーテル拡張術)療法で、手術せずに一泊の短期間の入院で済むため、紹介患者数が増加しています。

■ 循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 231 67.4 3.1 3.1 0.0%
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 なし、1,2あり 手術・処置等2なし 156 70.7 6.6 4.9 1.9%
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 97 68.4 11.9 13.3 7.2%

診療の中心となる部分は、心臓カテーテル検査とその技術を利用して心疾患の治療を行う経皮的インターベンション療法です(冠動脈に対するPCIや末梢血管に対するEVT)。2015年はPCIとEVTを合わせ、586例でした。最近は冠動脈、末梢血管の慢性完全閉塞に対するインターベンションも良好な結果を得られるようになってきました。

■ 外 科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 101 70.8 18.4 17.4 9.9%
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 69 62.3 9.2 7.8 4.3%
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 69 59.7 3.0 4.7 1.4%

当科は「地域がん診療連携拠点病院」として、消化管(食道、胃、腸)、肝胆膵、乳腺等のがん診療の中心的役割を果たしています。各種診療ガイドライン等に沿って、エビデンス(科学的根拠)に基づいた診療を行っています。九州でも有数の診療実績を誇り、がんの患者さんを中心に年間1,200例以上の手術を行い、また、がん化学療法を年間のべ2,400件以上施行しています。

■ 整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 205 81.1 25.2 28.7 75.1%
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 89 74.4 24.5 27.2 18.0%
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 69 55.0 5.3 5.7 7.2%

高齢者の大腿骨頚部骨折に対しては平成12年よりなるべく搬送されてから24時間以内に手術をする様に努めており、術後早期に理学療法士の指導の下に早期歩行訓練を開始しています。変性疾患では特に股関節・膝関節に対する手術を積極的に行っており、人工関節置換術、骨切り術、鏡視下手術などを行っています。人工関節手術においては、設置精度を向上させ、侵襲を少なくするよう心掛けています。

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■ 皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 21 69.7 14.8 12.0 14.3%
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 59.9 3.7 3.6 0.0%
03001xxx0110xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 12 81.6 6.9 14.0 0.0%

皮膚科で最も多い症例は、蜂窩織炎です。当院の特色である救命救急センターからの救急疾患(主に熱傷、壊死性筋膜炎、急性熱性発疹症、蜂窩織炎、帯状疱疹、マムシ咬傷など)に幅広く対応致しております。

■ 泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 149 71.1 2.5 2.7 0.0%
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 118 74.7 7.9 7.6 1.7%
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 40 64.3 6.7 5.9 0.0%

手術例数は年間約300例で、副腎・腎・尿管の腫瘍性疾患に対しては、可能な限り鏡視下手術(腹腔鏡下手術、後腹膜鏡下手術、ハンドアシスト法)、腎温存手術などを導入し、minimum invasiveへ進めるよう努力しています。前立腺疾患については、PSA上昇者に対しての前立腺癌精密検査としての積極的なエコー下生検を施行し、陽性者については手術的または画像診療科と協力した放射線療法(外照射、小線源治療)、最近ではホルモン療法に加え抗癌剤治療(外来化学療法)も施行し、入院期間短縮も図っています。

■ 婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 89 63.7 5.4 5.3 0.0%
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 85 61.2 3.5 5.2 0.0%
120140xxxxxxxx 流産 60 32.3 1.9 2.3 0.0%

婦人科腫瘍領域では、子宮筋腫や良性卵巣嚢腫などの良性腫瘍には子宮鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲手術を積極的に取り入れ、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌などの悪性腫瘍に対しては手術療法、抗癌化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行い良好な治療成績が得られています。

■ 産 科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 125 29.8 24.6 20.9 6.4%
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 105 32.5 8.1 9.9 0.0%
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 96 32.0 7.9 6.6 0.0%

産科は、年間約550件の分娩を取り扱っており、福岡県総合周産期母子医療センターに指定されております。ハイリスク妊娠の管理、胎児異常の診断、流早産治療などに積極的に取り組み、専門外来としてのハイリスク妊婦超音波外来にて、先天異常スクリーニングや胎児評価、循環動態の評価を行っています。また、帝王切開時や異常分娩時には新生児専門医の立ち会いのもと新生児管理を行っています。

■ 眼 科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 276 74.5 2.1 3.0 0.0%
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 34 70.0 5.5 8.0 0.0%
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 23 59.6 7.4 11.1 0.0%

硝子体手術や緑内障手術、網膜剥離手術などの手術を行っています。結膜疾患、白内障・硝子体手術はご希望にあわせて日帰り手術、入院手術の両方を行っています。近年の白内障手術に対する多様なニーズに対応するため、ご希望の患者さんには多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行っています。

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■ 耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 62 18.1 10.0 8.2 0.0%
030428xxxxxxxx 突発性難聴 55 60.7 10.4 9.6 0.0%
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 54 40.0 6.5 5.5 0.0%

主な手術は、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、蓄膿症に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術、慢性中耳炎・中耳真珠腫に対する鼓室形成術、声帯ポリープなどの声帯病変に対する喉頭微細手術、甲状腺や耳下腺などの腫瘍に対する頚部手術などです。また当科では、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、頚部膿瘍、突発性難聴、顔面神経麻痺などの緊急入院にも対応しております。

■ 小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
060160x103xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 66 4.2 1.5 2.9 0.0%
060150xx03xx0x 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 副傷病なし 24 10.2 3.7 5.6 0.0%
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 20 3.5 2.1 8.8 0.0%

小児外科で最も多い症例は、鼠径ヘルニアです。小児全般の外科疾患に対して小児に特化したきめ細かい診療を行っています。今後も内視鏡手術を含めた最新の小児外科医療を充実させ、さらに新生児外科疾患に対しても出生前診断より積極的に行っていく予定です。

■ 脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 85 71.6 13.3 10.0 20.0%
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 67 70.7 26.5 19.3 67.2%
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 48 59.9 11.5 7.5 22.9%

脳神経外科は、365日、24時間対応の診療体制をとり救急医療に対応しています。また、院内各科の協力の下、脳神経外科病棟、高度治療室(HCU)・集中治療室で入院対応しており、緊急検査・手術が迅速に行える体制をとっています。

■ 呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 164 70.3 13.6 13.0 4.3%
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 64 67.3 9.3 13.4 0.0%
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 33.9 9.5 9.7 0.0%

最も多い手術は、肺がんに対する手術です。当科は、肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、膿胸、肺化膿症、肺結核などの炎症性疾患、自然気胸、胸部外傷、また重症筋無力症や手掌多汗症など多岐にわたる呼吸器・胸部全般の外科治療を行っています。

■ 心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 48 74.8 19.6 13.2 8.3%
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 19 67.1 47.1 25.7 15.8%
050161xx97x10x 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等21あり 副傷病なし 14 69.1 38.9 29.8 35.7%

当科での治療症例は、[1]弁膜症、虚血性心臓病を中心とした心臓外科領域、[2]胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、急性大動脈解離を中心とした大血管領域、[3]四肢末梢の閉塞性動脈硬化症、動脈瘤、静脈瘤といった末梢血管外科、[4]さらにペースメーカ、植え込み型除細動器植え込み、心房細動に対するメイズ手術といった不整脈外科まで心臓血管外科全般にわたっています。

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■ 神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
010060x099000x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 157 75.3 22.6 15.8 41.4%
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 156 70.4 22.6 18.1 35.9%
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 71 60.5 11.5 7.0 11.3%

神経内科は、入院患者数は約800人です。入院患者の8割以上が急患入院であり、神経救急の診療が主体です。特に脳卒中の急性期治療に力を入れております。脳卒中のうち脳出血とクモ膜下出血は脳神経外科が担当し、神経内科が脳梗塞を担当します。病歴、診察所見、画像検査などにより正確な病型診断を行ったうえで適切な治療法を選択しています。発症後4.5時間以内に搬送された患者さんには超急性期血栓溶解療法も行っています。

■ 漢方診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 10 41.4 23.7 11.1 0.0%
060180xx99x3xx クローン病等 手術なし 手術・処置等23あり
-
-
-
8.3
-
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし
-
-
-
14.3
-

漢方薬を用いた診療が中心ですが、院内外の他科とも連携して東西医学を融和した医療を目指しています。具体的には膠原病などの全身性炎症性疾患、生活習慣病、脳外科・耳鼻科疾患、慢性呼吸器疾患、アレルギー性疾患、婦人科疾患、難治性皮膚疾患・泌尿器科疾患、整形外科疾患、易感染性・冷え性・食欲不振・虚弱体質など体質に基づく不健康状態が対象になります。

■ 救急部
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
160580xx99x0xx 腹壁損傷 手術なし 手術・処置等2なし
-
-
-
8.6
-
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
-
-
-
21.7
-
160980xx9700xx 骨盤損傷 その他の手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
-
-
-
26.0
-

当院救命救急センターには、脳血管障害、虚血性心疾患、急性呼吸不全、急性腹症、敗血症、多発外傷等の重症例をはじめ、常位胎盤早期剥離、分娩時子癇大発作等の産婦人科救急、乳幼児突然死症候群、全身III度熱傷、フグ中毒による呼吸停止、高エネルギー外力による心大血管損傷、顔面・体幹部杙創など、様々な疾患が昼夜を分かたず密度濃く搬送されて来ます。

■ 形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 32 30.4 4.8 5.9 3.1%
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 22 37.0 6.5 5.1 0.0%
140210xx01xxxx 先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術 12 12.7 2.8 4.0 0.0%

形成外科は特定の臓器を持たない外科です。形成外科単独で行う手術もたくさんありますが、総合病院における形成外科として、他科と連携しチーム医療を行うことでより良い医療を提供することに存在意義があるのではと考えております。

■ 集中治療部
DPCコード DPC名称 患者数 平均年齢 平均在院
日数(当院)
平均在院
日数(全国)
転院率
180010x0xxx3xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等23あり 10 67.0 7.2 40.7 10.0%
060270xx97x4xx 劇症肝炎、急性肝不全、急性肝炎 手術あり 手術・処置等24あり
-
-
-
37.1
-
160870xx99x00x 頸椎頸髄損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
-
-
-
13.0
-

集中治療部は、当院で最重症患者の診療を行う部門で、「病棟で重篤な症状を呈した患者」「救急患者のうち継続的な集中管理が必要な患者」「外科手術後に高度な集中管理が必要な患者」などを受け入れています。

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3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類
基準
版数
StageⅠ StageⅡ Stage Ⅲ Stage Ⅳ 不明
胃癌 170 37 45 59
-
52 1 7
大腸癌 64 77 112 63
-
98 2 7
乳癌 63 93 28 15
-
38 1 7
肺癌 150 60 174 195 10 197 1 7
肝癌 27 43 47 25
-
221 2 5

※ 病期分類基準 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約


UICCとは、(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類です。
T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それを指標に癌の進行度と拡がりの程度を表わすことができます。
当院は地域がん診療連携拠点病院であり、患者さん個々に合わせて集学的治療を行うとともに、リハビリ・栄養管理・口腔ケアメンタルケアなど多面的なケアにチーム医療で取り組んでいます。

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4. 成人市中肺炎の重症度別患者数

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  患者数 平均年齢 平均在院日数
重症度0 49 52.3 11.9
重症度1 121 73.1 16.9
重症度2 105 81.2 20.2
重症度3 33 81.6 17.5
重症度4 13 79.0 24.1
重症度5
-
-
-
不明
-
-
-

※ 入院契機と最も医療資源を投入した傷病名がJ13~J18に限る


市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎です。この指標では、細菌による市中肺炎を集計しており、ウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による誤嚥性肺炎、気管支炎などは集計対象外となっています。重症度は、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。年齢(Age)、脱水(Dehydration)、呼吸(Respiration)、意識(Orientation)、血圧(Pressure)の5つを点数化して病気の重症度を評価します。

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5. 脳梗塞のICD10別患者数

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ICD 傷病名 発症日から 患者数 平均年齢 平均在院日数 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作および関連症候群
3日以内
29 72.4 7.9 7%
その他
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群
I63$ 脳梗塞
3日以内
451 75.0 28.2 44%
その他
50 75.5 24.3 52%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞および狭窄,脳梗塞に至らなかったもの
I66$ 脳動脈の閉塞および狭窄,脳梗塞に至らなかったもの
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>
I679 脳血管疾患,詳細不明

10未満になることが多い場合、発症時期は分けずに合計した数値を記載する。


一過性脳虚血発作とは24時間以内に消失する一過性の麻痺や感覚異常などの循環障害のことで、繰り返し起こることで脳梗塞を併発する恐れがある重要な疾患です。
脳梗塞は脳を栄養とする血管の閉塞などにより、脳血流が不足し、壊死またはそれに近い状態になることで、閉塞部位により様々な症状を呈します。経過の中で側副行路が成長するケースは脳梗塞に至らない場合もあります。
もやもや病は50歳以下と若年層に好発し、脳梗塞や脳出血の原因となる疾患で、内頚動脈の終末部が原因不明で細くなり、それを代償するために発達した血管(もやもや血管)が形成される疾患です。
平成27年度において「脳梗塞」と診断された患者さんの9割が発症3日以内でした。ほとんどの患者さんは発症当日に救急搬送、または来院されます。脳梗塞の急性期治療を終了した患者さんのうち、5割は提携医療機関などに転院し、リハビリテーションや長期療養に専念していただいています。

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6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

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■ 外 科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 168 63.0 3.4 7.0 2.4%
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 67 66.8 1.6 5.3 3.0%
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 67 69.6 3.4 14.9 4.5%

外科で最も多い手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術です。胆嚢摘出術は当科でも90%以上が腹腔鏡下に行われていますが、全国的には手術中に血管や胆管を損傷する合併症がこの20年間変わることなく一定の頻度で発生しています。当科では胆嚢摘出術にICG蛍光カメラを使用しており、この合併症をゼロにする試みを行っております。また、近年は、いわゆる“体に優しい[低侵襲](体への負担が少ない)”とされる内視鏡下手術も積極的に導入しています。2015年は、胃がん手術の約43%、結腸がん手術の約50%を腹腔鏡下手術で行っており、増加傾向です。

■ 整形外科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 196 75.8 1.2 21.7 61.7%
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 142 72.8 1.4 22.9 19.7%
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 113 56.2 1.4 13.1 22.1%

整形外科で最も多い手術は、高齢者の転倒に伴う大腿骨骨折に対する手術です。大腿骨頚部骨折に対しては平成12年よりなるべく搬送されてから24時間以内に手術をする様に努めており、術後早期に理学療法士の指導の下に早期歩行訓練を開始しています。変性疾患では特に股関節・膝関節に対する手術を積極的に行っており、人工関節置換術、骨切り術、鏡視下手術などを行っています。人工関節手術においては、設置精度を向上させ、侵襲を少なくするよう心掛けています。

■ 消化器内科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 405 67.1 0.8 2.0 0.2%
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 112 72.6 1.7 8.4 5.4%
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 105 71.4 1.2 9.0 7.6%

消化器内科で最も多い手術は内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術で、大腸(結腸)にできたポリープ(良性腫瘍)を細いワイヤーをかけてきりとる治療です。次いで胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)です。当科で開発した把持型鋏鉗子(Clutch Cutter®)を用いた内視鏡的粘膜下層剥離術の経験が1000例を超え、世界最多の実績があります。治療成績も一括切除率98%、術中合併症発生率0.7%という高い根治性と安全性が得られています。内視鏡的胆道ステント留置術は胆管や膵臓にできた癌により胆管が狭窄や閉塞した場合に、ステントというチューブを入れて広げる治療です。

■ 循環器内科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 170 72.0 5.6 5.9 5.3%
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 97 69.2 0.0 13.8 10.3%
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 59 81.1 4.5 10.7 11.9%

循環器内科で最も多い手術は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対する経皮的冠動脈ステント留置術です。緊急治療を要する急性心筋梗塞に対しては、当病院に併設されている救命救急センターと協力し、また地域の救急隊の方々と協力することにより、24時間体制で対応し、迅速かつ正確な診断に基づき、的確な治療を行うよう努力しています。

■ 婦人科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 58 40.5 1.0 4.1 0.0%
K877 子宮全摘術 53 52.2 1.9 7.6 0.0%
K879 子宮悪性腫瘍手術 38 62.8 1.4 14.6 2.6%

婦人科で最も多い手術は、良性卵巣嚢腫や子宮筋腫などの良性腫瘍で、子宮鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲手術を積極的に取り入れています。次に多いのは子宮頚癌、子宮体癌などの子宮の悪性腫瘍で、手術療法、抗癌化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行い良好な治療成績が得られています。

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■ 心臓血管外科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K5612 ステントグラフト内挿術 腹部大動脈 40 74.1 4.0 16.0 7.5%
K5611 ステントグラフト内挿術 胸部大動脈 22 76.6 7.6 24.8 31.8%
K5551 弁置換術 1弁のもの 12 71.3 4.1 38.8 16.7%

心臓血管外科で最も多い手術は、胸部および腹部のステントグラフト内挿術です。低侵襲である大動脈ステント治療法を導入し、著しい肺機能、心機能低下症例、などでも手術適応が拡大しています。次に多い手術は弁置換術です。弁膜症治療、特に僧帽弁疾患では、極力自分の弁を温存する弁形成術を目指し、また心房細動合併症例では積極的に不整脈手術も併施することで術後のQOLの向上を目指しています。

■ 耳鼻咽喉科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 60 18.8 1.0 8.2 0.0%
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 24 51.7 1.3 5.6 0.0%
K319 鼓室形成手術 19 45.8 1.3 5.1 0.0%

主な手術は、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、蓄膿症に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術、慢性中耳炎・中耳真珠腫に対する鼓室形成術、声帯ポリープなどの声帯病変に対する喉頭微細手術、甲状腺や耳下腺などの腫瘍に対する頚部手術などです。また当科では、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、頚部膿瘍、突発性難聴、顔面神経麻痺などの緊急入院にも対応しております。

■ 脳神経外科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 70 77.0 1.2 13.3 25.7%
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 33 62.7 0.6 48.4 57.6%
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの 25 69.4 0.2 40.7 92.0%

脳神経外科での最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対する手術です。次いで動脈瘤破裂によるクモ膜下出血には動脈瘤クリッピングや血管内治療を行い、出血の部位にもよりますが31ml以上の血腫や小脳の出血については血腫除去手術を行います。

■ 呼吸器外科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 87 70.5 3.2 11.4 5.7%
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 45 69.5 1.6 7.7 2.2%
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 26 36.9 4.7 4.9 0.0%

最も多い手術は、肺がんに対する手術です。肺がん診療ガイドラインに準じ、基本的には病期1A期から3A期までの患者さんに手術を行います。手術のアプローチ方法には完全胸腔鏡手術、胸腔鏡補助下手術、および標準開胸手術がありますが、個々の患者さんの状態(がんの進行度と全身状態)を慎重に検討して選択します。8割以上が胸腔鏡手術でそのほとんどが完全胸腔鏡下に行っています。早期肺がんには根治的縮小手術(区域切除や部分切除)、また進行肺がんには拡大手術と抗がん剤治療をエビデンスに基づき積極的に行っています。

■ 泌尿器科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 122 74.7 1.8 5.4 1.6%
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 33 63.3 1.5 4.4 0.0%
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 29 68.2 1.0 6.7 6.9%

手術例数は年間約300例で、副腎・腎・尿管の腫瘍性疾患に対しては、可能な限り鏡視下手術(腹腔鏡下手術、後腹膜鏡下手術、ハンドアシスト法)、腎温存手術などを導入し、minimum invasiveへ進めるよう努力しています。最も多い手術は膀胱腫瘍に対しての経尿道的切除術を施行で、治癒切除不能例についてはStaging後、根治を目指した膀胱全摘+尿路変向術を行っています。次に多い尿路結石の治療については、ガイドラインに沿って治療回数の減少と低侵襲を考え、積極的な内視鏡手術(TUL、PNL)を導入し、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を組み合わせる形で、トータルな治療を目指しています。

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■ 腎臓内科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 86 72.2 2.3 7.0 5.8%
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 62 66.6 13.6 19.0 8.1%
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 12 67.1 16.2 44.6 8.3%

腎臓内科では、慢性腎不全患者さんへの血液透析導入に際してのシャント作成術を行っております。作成されたシャントの狭窄や閉塞に対して経皮的血管拡張やステント留置が必要になることがあります。持続携行式腹膜透析とは、体内にある自分自身の腹膜を透析膜として使用しからだの老廃物を除去する透析療法であり、在宅で行うことができる療法です。

■ 産 科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 124 31.3 5.5 6.2 0.0%
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 91 33.7 7.1 6.0 0.0%
K8963 会陰(腟壁)裂創縫合術(分娩時)(腟円蓋に及ぶもの) 35 30.0 0.9 5.7 0.0%

当院は福岡県総合周産期母子医療センターに指定されております。ハイリスク妊娠の管理、胎児異常の診断、流早産治療などに積極的に取り組み、専門外来としてのハイリスク妊婦超音波外来にて、先天異常スクリーニングや胎児評価、循環動態の評価を行っています。また、帝王切開時や異常分娩時には新生児専門医の立ち会いのもと新生児管理を行っています。

■ 小児外科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 72 4.0 0.1 0.4 0.0%
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 23 10.1 0.4 2.3 0.0%
K6333 ヘルニア手術 臍ヘルニア 20 3.5 0.1 1.0 0.0%

小児外科で最も多い症例は、鼠径ヘルニアです。当科では、以前より一般的な小児外科疾患に対して日帰りまたは1泊2日といった短期入院で手術を行っています。さらに、2014年より日帰りでの鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術も導入し、2015年からは対象を1歳以上の患児まで広げています。これは、当科が一般的手術においても積極的な術後早期の鎮痛目的に行っている末梢神経ブロックの効果によると思われます。この末梢神経ブロックと日帰り手術で患児と御家族には大変好評であります。なお、この日帰りでの小児腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術は現在のところ福岡県内では当科のみです。

■ 肝臓内科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 148 67.6 2.1 4.8 2.0%
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管)(その他のもの) 113 72.2 1.0 8.8 0.9%
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 88 73.0 0.8 14.6 4.5%

肝臓内科で最も多い手術(処置)は、難治性腹水に対する腹水濃縮再静注です。ガンや肝硬変などによってたまった腹水を濾過して細菌やガン細胞などの不要な物質を除去した後に、腹水を濃縮して有用なタンパク成分を回収して再び体内に戻す治療法です。次いで、肝癌に対する肝動脈化学塞栓術です。これは、足の付け根の動脈からカテーテルを挿入し、肝臓内の腫瘍を栄養する細い動脈までカテーテルを進めます。そこで抗癌剤などを入れ、動脈の血流を遮断し、腫瘍細胞を壊死させる方法です。

■ 総合診療科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 29 76.1 0.9 18.7 10.3%
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 22 70.9 2.5 20.2 13.6%
K654 内視鏡的消化管止血術 16 73.1 6.6 29.8 31.3%
総合診療科の症例で最も多いのは、急性腎盂腎炎を含む尿路感染症で、この治療として尿管ステント留置術を多く行っています。内視鏡的胆道ステント留置術は、胆管腫瘍や結石で胆汁の流れが障害され、黄疸や胆管炎になってる症例に対して、胆管の出口から内視鏡を用いてステントを挿入して胆汁の流れをよくする処置です。また、消化管出血患者も多く、内視鏡的止血術も数多く行われています。

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■ 眼 科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 269 74.4 0.1 1.1 0.4%
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 95 65.3 0.9 4.4 0.0%
K2821イ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 縫着レンズを挿入するもの 13 72.2 0.8 2.0 0.0%

眼科で最も多い手術は、白内障手術です。次に多いのは硝子体手術や緑内障手術、網膜剥離手術などの手術です。結膜疾患、白内障・硝子体手術はご希望にあわせて日帰り手術、入院手術の両方を行っています。近年の白内障手術に対する多様なニーズに対応するため、ご希望の患者さんには多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行っています。

■ 形成外科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K333 鼻骨骨折整復固定術 16 22.8 0.9 1.1 0.0%
K287 先天性耳瘻管摘出術 13 12.1 0.8 0.9 0.0%
K227 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。) 12 31.8 1.5 3.9 8.3%

形成外科で最も多い手術は、鼻骨骨折に対する整復固定術です。2番目に多いのは先天性耳瘻孔に対する手術です。耳瘻孔とは、生まれつき耳の前にある小さな穴があいている状態で、2~3%の人に認めます。通常何も問題はありませんが、炎症を起こすと腫れたり膿が出てくることがあり、そのような場合は手術による治療が必要です。

■ 小児科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの) 33 0.0 0.0 25.3 3.0%
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度のもの) 13 0.0 0.0 58.7 0.0%
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 13 1.7 0.0 1.4 0.0%

手術ではありませんが、出生時に呼吸不全に陥っている状態を新生児仮死といい、全出産の約10%に起こります。口腔内の羊水を吸引し、刺激を行い呼吸しやすくします。呼吸状態が安定しない場合は、マスクとバッグまたは気管内挿管をして人工呼吸を行います。また、重症新生児仮死では全身の臓器障害を合併するため、それに対して必要な治療を行います。

■ 皮膚科
手術Kコード 手術名称 患者数 平均年齢 術前日数 術後日数 転院率
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 28 77.2 0.5 3.9 0.0%
K0134 分層植皮術 (200㎠以上)
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K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上)
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皮膚科入院患者さんで最も多い手術は、皮膚悪性腫瘍の切除術です。熱傷治療に関しては、同種皮膚移植や自家培養皮膚移植など新規治療を開始しており、重症熱傷患者さんが、より早期に退院できるようになりました。

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7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 最も医療資源を投入した傷病名 入院契機 患者数 請求率
130100 播種性血管内凝固症候群
同一
-
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異なる
-
-
180010 敗血症
同一
132 0.68%
異なる
74 0.38%
180035 その他の真菌症
同一
-
-
異なる
-
-
180040 手術・術後の合併症
同一
164 0.85%
異なる
36 0.19%

感染症および合併症の発生率を示したものです。当院では、「手術・処置等の合併症」の件数が多く、次いで敗血症の順となっております。「手術・処置等の合併症」の症例としましては、透析患者さんのシャントトラブル(閉塞)に対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術が79件と最も多くなっております。

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更新履歴

2016/09/30
指標 『年齢階級別退院患者数』を掲載
2016/09/30
指標 『診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)』を掲載
2016/09/30
指標 『初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数』を掲載
2016/09/30
指標 『成人市中肺炎の重症度別患者数』を掲載
2016/09/30
指標 『脳梗塞のICD10別患者数』を掲載
2016/09/30
指標 『診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)』を掲載
2016/09/30
指標 『その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)』を掲載

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