2017年4月1日から2018年3月31日までの退院患者さんのDPCデータより集計しています。
10未満の数値につきましては、-(ハイフン)で表示しています。
2017年度 飯塚病院 病院指標
1. 年齢階級別退院患者数
年齢区分 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 1,466 | 369 | 424 | 606 | 1,033 | 1,626 | 4,135 | 4,714 | 3,454 | 890 |
当院では60歳以上がおよそ7割を占めています。高齢化社会に伴い、今後も高齢層の割合が増加していく傾向にあると思われます。 当院は総合周産期母子医療センターを併設しており、小児医療にも力を注いでいることから新生児などの割合も増加傾向にあると思われます。 |
2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
■ 総合診療科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術 なし 副傷病 なし | 136 | 17.2 | 12.3 | 16.2% | 76.6 |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 105 | 22.7 | 20.8 | 33.3% | 80.6 |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 73 | 9.3 | 9.0 | 6.8% | 70.5 |
100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし | 55 | 14.0 | 10.0 | 20.0% | 73.0 |
180010x0xxx2xx | 敗血症 1歳以上 処置2:人工腎臓等(2) | 48 | 33.6 | 34.8 | 43.8% | 78.1 |
総合診療科の症例で最も多いのは、急性腎盂腎炎を含む尿路感染症です。次いで誤嚥性肺炎、そして腸閉塞です。すべて高齢者に多く、高齢化が進むこの地域では、今後増加していくものと思われます。 |
■ 外 科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060035xx01000x | 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 91 | 13.5 | 15.6 | 4.4% | 72.8 |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア 15歳以上 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 72 | 7.6 | 5.1 | 5.6% | 68.0 |
060010xx99x40x | 食道の悪性腫瘍 手術なし 処置2:化学療法 ありかつ 放射線療法 なし(4) 副傷病 なし |
66 | 6.6 | 9.7 | 0.0% | 65.1 |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 64 | 7.7 | 6.6 | 1.6% | 63.6 |
060020xx02x0xx | 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 処置2 なし | 60 | 16.3 | 17.3 | 6.7% | 71.8 |
当科は「地域がん診療連携拠点病院」として、消化管(食道、胃、腸)、肝胆膵、乳腺等のがん診療の中心的役割を果たしています。 各種診療ガイドライン等に沿って、エビデンス(科学的根拠)に基づいた診療を行っています。 九州でも有数の診療実績を誇り、がんの患者さんを中心に年間1,200例以上の手術を行い、また、がん化学療法を年間のべ2,400件以上施行しています。 |
■ 呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1 なし 処置2:化学療法 ありかつ 放射線療法 なし(4) 副傷病 なし | 190 | 12.8 | 12.0 | 2.1% | 69.8 |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1:気管支鏡検査、気管支カメラ等 処置2 なし | 189 | 3.2 | 3.6 | 1.1% | 73.1 |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 処置2 なし | 139 | 20.1 | 19.6 | 3.6% | 73.2 |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 82 | 24.8 | 20.8 | 34.1% | 82.1 |
040040xx99000x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 81 | 18.2 | 14.6 | 7.4% | 75.9 |
筑豊地区の超高齢化に伴って、肺炎などの呼吸器感染症と肺癌を主とする悪性腫瘍が増加の一途をたどっており、これらの疾患が入院診療の中心となっています。 また、近年、間質性肺炎への診断・治療が進歩し、積極的な加療に取り組んでいます。 |
■ 循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 処置2 なし | 221 | 6.4 | 5.3 | 1.4% | 66.7 |
050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし |
190 | 7.8 | 4.6 | 3.7% | 70.0 |
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置1:心臓カテーテル法による諸検査 処置2 なし 副傷病 なし | 138 | 3.9 | 3.0 | 0.7% | 66.3 |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞、再発性心筋梗塞 その他の手術 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 90 | 13.9 | 12.7 | 7.8% | 66.6 |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 79 | 18.4 | 17.7 | 16.5% | 82.8 |
2017年度は不整脈アブレーションの症例数が倍増し、難治性心不全に合併した心房細動や心室頻拍など、より進行した病期で合併する不整脈に対しても治療件数、成績が向上しました。 また、高度石灰化や慢性閉塞病変、多枝疾患など難治性病変に対する冠動脈形成術、重症下肢虚血患者に対する末梢血管形成術など技術的に高度な血管インターベンションを高い成功率で施行しています。 |
■ 消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病 なし | 567 | 3.0 | 2.7 | 0.7% | 67.6 |
060340xx03x00x | 胆管結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2 なし 副傷病 なし | 181 | 10.8 | 10.6 | 9.4% | 73.9 |
060020xx04x0xx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 処置2 なし | 85 | 9.8 | 8.7 | 0.0% | 71.8 |
060300xx97100x | 肝硬変 その他の手術 処置1:限局性腹腔膿瘍手術等 処置2 なし 副傷病 なし | 80 | 13.3 | 13.6 | 6.3% | 63.4 |
060140xx97x00x | 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの)その他の手術 処置2 なし 副傷病 なし | 58 | 11.7 | 10.7 | 10.3% | 71.4 |
消化器内科は内視鏡診療を中心とした消化器病の専門内科です。入院で最も多い症例は、大腸のポリープ切除です。 胆管結石、胆管炎等では、ドレナージや砕石を内視鏡的に行っています。また、早期癌に対しては独自の技術による切除術を数多く実施しています。 |
■ 小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症 副傷病 なし | 151 | 5.8 | 5.9 | 0.7% | 1.0 |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 116 | 4.7 | 6.3 | 0.0% | 5.5 |
150010xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 処置2 なし | 87 | 4.5 | 5.5 | 0.0% | 3.3 |
150040xxxxx0xx | 熱性けいれん 処置2 なし | 86 | 4.2 | 3.9 | 0.0% | 1.8 |
0400801199x00x | 肺炎等 CCPM10 15歳未満または市中肺炎 1歳以上15歳未満 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 65 | 6.1 | 5.7 | 0.0% | 3.0 |
小児科で最も多い症例は、急性気管支炎・急性細気管支炎などの呼吸器感染症です。次いでてんかんです。 福岡県の筑豊地域の中核病院小児科(地域小児科センター)として、地域小児総合医療(4部門3事業)の更なる充実を目指します。 |
■ 産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
12002xxx99x40x | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 処置2:化学療法 ありかつ 放射線療法 なし(4) 副傷病 なし | 84 | 3.3 | 5.0 | 1.2% | 60.3 |
120010xx99x70x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 処置2:アバスチン(7) 副傷病 なし | 77 | 3.4 | 4.6 | 3.9% | 64.5 |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮筋腫摘出(核出)術 腟式等 処置2 なし | 65 | 2.2 | 3.3 | 0.0% | 42.9 |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む)腹腔鏡によるもの等 | 63 | 6.2 | 6.4 | 0.0% | 48.1 |
120170xx99x0xx | 早産、切迫早産 手術なし 処置2 なし | 58 | 11.8 | 20.4 | 0.0% | 30.9 |
産婦人科は、妊娠分娩を対象とする周産期領域、婦人科腫瘍(良性、悪性)を対象とする婦人科腫瘍領域、不妊症や内分泌異常を対象とする不妊内分泌領域の3つの領域に分かれています。 周産期領域においては、福岡県総合周産期母子医療センターに指定されており、ハイリスク分娩に数多く対応しています。 |
■ 整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 175 | 29.5 | 27.1 | 78.9% | 81.2 |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症 人工関節再置換術等 | 82 | 23.7 | 23.1 | 20.7% | 66.3 |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 その他の手術 副傷病 なし | 61 | 7.3 | 5.2 | 8.2% | 50.3 |
070230xx01xxxx | 膝関節症 人工関節再置換術等 | 34 | 23.7 | 25.1 | 11.8% | 75.1 |
160740xx97xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 その他の手術 副傷病 なし | 31 | 4.3 | 5.2 | 6.5% | 17.9 |
当科は筑豊地域の基幹病院として日夜診療にあたっており、救急外傷や変性疾患にも対処しています。 当院には救急救命センターが設けられているため、救急外傷の重症例が多く搬送されますが、関係各科と協力して対処しています。 また、従来から行ってきた膝関節の関節温存術に加え、股関節領域でも関節温存術を積極的に行っております。 |
■ 神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞 CCPM04 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1 なし 処置2:ラジカット(4) 副傷病 なし RankinScale0~2 | 98 | 23.1 | 16.4 | 54.1% | 69.4 |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 82 | 13.7 | 6.3 | 8.5% | 62.7 |
010060x2990201 | 脳梗塞 CCPM02 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1 なし 処置2:脳血管疾患等リハ(2) 副傷病 なし RankinScale0~2 | 74 | 20.2 | 16.5 | 47.3% | 71.3 |
010060x2990411 | 脳梗塞 CCPM04 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1 なし 処置2:ラジカット(4) 副傷病:水頭症等(1) RankinScale0~2 | 37 | 21.9 | 18.3 | 32.4% | 73.2 |
010060x2990200 | 脳梗塞 CCPM02 3日以内かつJCS10未満 手術 なし 処置1 なし 処置2:脳血管疾患等リハ(2) 副傷病 なし RankinScale3~5 | 21 | 29.2 | 20.1 | 61.9% | 81.3 |
神経内科は、入院患者数は約800人です。入院患者の8割以上が急患入院であり、神経救急の診療が主体です。特に脳卒中の急性期治療に力を入れています。 脳卒中のうち脳出血とクモ膜下出血は脳神経外科が担当し、神経内科が脳梗塞を担当します。病歴、診察所見、画像検査などにより正確な病型診断を行ったうえで適切な治療法を選択しています。 発症後4.5時間以内に搬送された患者さんには超急性期血栓溶解療法も行っています。 また、各種神経難病の診療にも取り組み、福岡県重症神経難病ネットワークの筑豊地区の基幹病院にもなっています。 |
■ 肝臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060300xx0100xx | 肝硬変 食道・胃静脈瘤手術等 処置1 なし 処置2 なし | 155 | 3.1 | 12.0 | 2.6% | 65.7 |
060050xx97x0xx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍 その他の手術 処置2 なし | 94 | 12.4 | 11.4 | 2.1% | 72.2 |
060050xx0310xx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法等 処置1:食道・胃静脈瘤硬化療法等 処置2 なし | 59 | 11.2 | 15.4 | 1.7% | 72.9 |
060300xx99x00x | 肝硬変 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 47 | 15.3 | 13.0 | 6.4% | 67.5 |
060050xx99x00x | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍 手術 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 35 | 7.0 | 9.9 | 2.9% | 71.0 |
診療対象の中心は、肝癌と肝炎-肝硬変です。 当科での肝炎・肝癌の治療症例数は全国的にも多く、当院単独ないしは他施設と共同で複数の臨床研究を常に行っております。 肝癌治療においては、手術症例数と同様に経皮的ラジオ波焼灼療法(腫瘍を電極針で穿刺-焼灼する根治的治療)の症例数が全国的にも注目されています。 |
■ 腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
110280xx99000x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 104 | 14.6 | 12.2 | 4.8% | 70.8 |
180040xx02x0xx | 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 処置2 なし | 99 | 2.4 | 3.3 | 1.0% | 74.5 |
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 処置2 なし 副傷病 なし | 36 | 14.7 | 8.5 | 0.0% | 70.4 |
110280xx99020x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1 なし 処置2:腹膜灌流 連続携行式腹膜灌流(2) 副傷病 なし | 31 | 5.1 | 9.0 | 0.0% | 67.3 |
110280xx02x1xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 処置2:人工腎臓(1) | 27 | 42.1 | 36.4 | 11.1% | 70.3 |
筑豊地域の高度急性期および救急医療を担う腎臓内科として、急性腎障害、慢性腎臓病、そして末期腎不全に対する医療のすべてを包括的に提供しています。 慢性腎臓病に対しては、腎炎から糖尿病、高血圧など、さまざまな原因による慢性腎臓病の診断を行い、腎臓専門医、看護師、栄養士、臨床工学技士などによるチーム医療により、それぞれの疾患に対して適切な医療を提供しています。 |
■ 脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術 処置2 なし 副傷病 なし | 76 | 12.6 | 9.7 | 34.2% | 74.0 |
010040x099x00x | 非外傷性頭蓋内血腫 JCS10未満 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 75 | 20.7 | 19.1 | 61.3% | 69.2 |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 53 | 6.9 | 7.3 | 28.3% | 48.2 |
010040x199x00x | 非外傷性頭蓋内血腫 JCS10以上 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 28 | 25.5 | 21.4 | 71.4% | 76.2 |
010020x101x1xx | くも膜下出血、破裂脳動脈瘤 JCS10以上 脳動脈瘤流入血管クリッピング(開頭)等 処置2:人工腎臓等 | 15 | 59.3 | 46.8 | 60.0% | 66.5 |
脳神経外科は、365日、24時間対応の診療体制をとり救急医療に対応しています。また、院内各科の協力の下、脳神経外科病棟、高度治療室(HCU)・集中治療室で入院対応しており、緊急検査・手術が迅速に行える体制をとっています。 |
■ 血液内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2:リツキサン(4) 副傷病 なし | 84 | 19.4 | 16.5 | 0.0% | 70.6 |
130010xx97x2xx | 急性白血病 その他の手術 処置2:化学療法(2) | 50 | 41.1 | 41.0 | 0.0% | 63.9 |
130030xx97x40x | 非ホジキンリンパ腫 その他の手術 処置2:リツキサン(4) 副傷病 なし | 35 | 24.3 | 33.4 | 0.0% | 65.3 |
130040xx99x5xx | 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術 なし 処置2:ファリーダック等(5) | 23 | 24.3 | 24.7 | 0.0% | 70.1 |
130030xx99x30x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2:化学療法 ありかつ 放射線療法なし(3) 副傷病 なし |
22 | 23.1 | 17.0 | 0.0% | 72.5 |
日本血液学会認定研修施設であり、筑豊地域で唯一の血液疾患専門内科です。 血液内科の対象疾患は血液疾患全般ですが、特に白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の治療に力を入れています。 多発性骨髄腫は、最近、治療法が飛躍的に進歩している疾患ですが、九州大学病院や九州がんセンター等との連携を通して、患者さんへのより良い治療へと繋げています。 |
■ 泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 処置1 なし 処置2 なし | 114 | 7.0 | 7.3 | 2.6% | 74.4 |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 処置1:前立腺針生検法 | 111 | 2.5 | 2.7 | 0.0% | 71.0 |
11012xxx020x0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 処置1 なし 副傷病 なし | 59 | 7.0 | 5.7 | 3.4% | 63.2 |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 処置2:化学療法(2) 副傷病 なし | 37 | 5.4 | 11.3 | 0.0% | 74.6 |
11001xxx01x0xx | 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 処置2 なし | 21 | 14.8 | 12.3 | 28.6% | 71.3 |
手術例数は年間約300例を超え、副腎・腎・尿管の腫瘍性疾患に対しては、可能な限り鏡視下手術(腹腔鏡下手術、後腹膜鏡下手術、ハンドアシスト法)、腎温存手術などを導入し、minimum invasiveへ進めるよう努力しています。 前立腺疾患については、PSA上昇者に対しての前立腺癌精密検査としての積極的なエコー下生検を施行し、陽性者については手術的または放射線治療科と協力した放射線療法(外照射、小線源治療)、ホルモン療法に加え抗癌剤治療(外来化学療法)も施行し、入院期間短縮も図っています。 また、最近では腎癌、前立腺癌、膀胱癌の新規治療薬剤使用による治療症例数は全国でも有数で、高い評価を受けています。 |
■ 呼吸器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x0xx | 肺の悪性腫瘍 その他の手術 処置2 なし | 178 | 12.5 | 12.3 | 2.2% | 72.4 |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1 なし 処置2:化学療法 ありかつ 放射線療法 なし(4) 副傷病 なし | 51 | 10.5 | 12.0 | 0.0% | 70.0 |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 処置2 なし 副傷病 なし | 27 | 9.9 | 10.0 | 3.7% | 38.4 |
040040xx99000x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 17 | 7.9 | 14.6 | 0.0% | 73.3 |
160450xx99x1xx | 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 処置2:持続的胸腔ドレナージ等 | 12 | 15.3 | 11.2 | 33.3% | 69.9 |
肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、膿胸、肺化膿症、肺結核などの炎症性疾患、自然気胸、胸部外傷、重症筋無力症など多岐にわたる呼吸器・胸部全般の外科治療を行っています。 最も多い手術は、肺がんに対する手術で九州でも有数の治療実績があります。 |
■ 緩和ケア科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
040040xx99000x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 21 | 25.7 | 14.6 | 4.8% | 75.6 |
06007xxx99000x | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 17 | 19.1 | 9.8 | 5.9% | 73.7 |
060020xx99x00x | 胃の悪性腫瘍 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 14 | 16.9 | 11.1 | 7.1% | 66.2 |
060035xx99x00x | 結腸の悪性腫瘍 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 12 | 24.6 | 7.2 | 25.0% | 77.7 |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 11 | 26.6 | 9.0 | 9.1% | 72.2 |
緩和ケアチームは、主にがんなどの悪性腫瘍で療養をされている患者さんを対象に、入院療養中に生じるさまざまな問題をサポートするためのチームです。 緩和ケアチームでは、からだの症状の緩和を担当する医師と精神的な問題を担当する医師、がんの療養全般の問題を専門的に看る看護師、そしていろいろなお薬の相談をお受けするための薬剤師などのメンバーがチームとなって患者さんの問題に当たります。 |
■ 耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 56 | 8.2 | 8.0 | 0.0% | 17.9 |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 53 | 6.5 | 5.5 | 0.0% | 38.7 |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 42 | 11.1 | 9.2 | 0.0% | 57.8 |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 32 | 7.4 | 7.2 | 0.0% | 54.9 |
030440xx01xxxx | 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 | 21 | 7.0 | 8.9 | 0.0% | 46.3 |
主な手術は、扁桃肥大・慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術、慢性中耳炎・中耳真珠腫に対する鼓室形成術、声帯ポリープなどの声帯病変に対する喉頭微細手術、甲状腺や唾液腺などの腫瘍、および頭頸部癌に対する頸部手術などです。 また当科では、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、頸部膿瘍、突発性難聴、末梢性めまい症などの緊急入院にも対応しています。 |
■ 心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 処置2 なし | 36 | 19.4 | 12.5 | 8.3% | 75.4 |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 その他の手術 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 29 | 3.7 | 11.2 | 0.0% | 80.0 |
050080xx01010x | 弁膜症 弁置換術等 処置1 なし 処置2:中心静脈注射等(1) 副傷病 なし | 15 | 25.1 | 23.9 | 20.0% | 71.3 |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの等 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし |
15 | 11.8 | 5.7 | 13.3% | 73.4 |
050161xx97x10x | 解離性大動脈瘤 その他の手術 処置2:中心静脈注射等(1) 副傷病 なし | 12 | 28.7 | 28.0 | 50.0% | 67.3 |
当科での治療症例は、[1]弁膜症、虚血性心臓病を中心とした心臓外科領域、[2]胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、急性大動脈解離を中心とした大血管領域、[3]四肢末梢の閉塞性動脈硬化症、動脈瘤、静脈瘤といった末梢血管外科、[4]さらにペースメーカ、植え込み型除細動器植え込み、心房細動に対するメイズ手術といった不整脈外科まで心臓血管外科全般にわたっています。 |
■ 膠原病・リウマチ内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
070470xx99x5xx | 関節リウマチ 手術なし 処置2:アクテムラ等(5) | 92 | 4.2 | 6.7 | 0.0% | 74.2 |
070560xx99x0xx | 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 処置2 なし | 71 | 15.4 | 17.2 | 1.4% | 62.0 |
070470xx99x6xx | 関節リウマチ 手術なし 処置2:レミケード(6) | 39 | 4.1 | 2.9 | 0.0% | 62.6 |
070470xx99x2xx | 関節リウマチ 手術なし 処置2:リハビリテーション(2) | 14 | 21.4 | 23.4 | 14.3% | 74.1 |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 処置2 なし | 10 | 7.5 | 19.6 | 0.0% | 66.3 |
膠原病の中で、圧倒的に患者数が多いのが、関節リウマチです。飯塚市を中心とした医療圏内には、約3,000人の患者数が見込まれており、毎年70~100人程度の新規患者さんの発生が推測されます。 リウマチ患者さんの予後は関節破壊をいかに防ぐかにかかっており、関節破壊が発症早期から急速に進むことを踏まえ、可能な限り早期に専門的治療を開始することが重要です。 |
■ 内分泌・糖尿病内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
100070xx99x100 | 2型糖尿病末梢循環不全なし CCPM02 手術なし 処置2:インスリン注射(1) 副傷病 なし 85歳未満 | 50 | 11.5 | 14.3 | 2.0% | 56.2 |
100071xx99x100 | 2型糖尿病末梢循環不全あり CCPM02 手術 なし 処置2:インスリン注射(1) 副傷病 なし 85歳未満 | 25 | 13.5 | 14.6 | 0.0% | 64.8 |
100070xx99x000 | 2型糖尿病末梢循環不全なし CCPM01 手術 なし 処置2 なし 副傷病 なし 85歳未満 | 20 | 10.3 | 11.2 | 0.0% | 66.0 |
100180xx99000x | 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術 なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 15 | 7.6 | 5.8 | 13.3% | 56.3 |
100071xx99x000 | 2型糖尿病末梢循環不全あり CCPM01 手術 なし 処置2 なし 副傷病 なし 85歳未満 | 13 | 9.3 | 12.1 | 0.0% | 60.7 |
内分泌・糖尿病内科の主な入院治療は糖尿病です。7日間のクリニカルパスによる糖尿病教育入院システムにより、標準化された医療が提供できるようにしています。 三大合併症に関しては、眼科や腎臓内科との強力な連携により、糖尿病性動脈硬化症を基盤とした脳血管障害や冠動脈疾患に対しては、神経内科、脳神経外科、循環器内科、心臓血管外科との強力な連携により、予防~介入~急性期治療~再発予防に努めています。 |
■ 眼 科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 その他の手術 片眼 | 370 | 2.2 | 2.9 | 3.5% | 75.8 |
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 その他の手術 片眼 | 38 | 10.3 | 10.2 | 2.6% | 59.8 |
020220xx97xxx0 | 緑内障 その他の手術 片眼 | 36 | 10.4 | 8.5 | 0.0% | 72.1 |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 その他の手術 処置1:水晶体再建術 処置2 なし | 24 | 7.5 | 7.3 | 0.0% | 66.3 |
020180xx97x0x0 | 糖尿病性増殖性網膜症 その他の手術 処置2 なし 片眼 | 17 | 7.8 | 8.0 | 0.0% | 52.8 |
白内障手術や緑内障手術、網膜剥離手術などの手術を行っています。 近年の白内障手術に対する多様なニーズに対応するため、ご希望の患者さんには多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行っています。 多焦点眼内レンズもさまざまに進歩しており、患者さんのライフスタイルに合わせたレンズ提案・選択を心掛けています。 |
■ 皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術等 処置2 なし | 26 | 10.5 | 8.5 | 7.7% | 78.3 |
080011xx99xxxx | 急性膿皮症 手術 なし | 18 | 9.9 | 11.7 | 0.0% | 68.7 |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 処置1 なし | 11 | 3.5 | 4.1 | 0.0% | 53.5 |
161070xxxxx00x | 薬物中毒 処置2 なし 副傷病 なし | 11 | 4.8 | 3.6 | 0.0% | 68.6 |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 9.0 |
皮膚の悪性、良性腫瘍はもとより、救命救急センターからの救急疾患(主に熱傷、壊死性筋膜炎、急性熱性発疹症、蜂窩織炎、帯状疱疹、マムシ咬傷など)に幅広く対応しています。 |
■ 小児外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
060160x102xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳未満) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 60 | 1.3 | 2.8 | 0.0% | 3.3 |
140590xx97xxxx | 停留精巣 手術あり | 19 | 2.2 | 3.3 | 0.0% | 3.1 |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 18 | 3.9 | 5.6 | 0.0% | 11.4 |
060150xx02xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 | 9.9 | ||||
060170xx02xxxx | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 | 8.3 |
小児全般の外科疾患に対して小児に特化したきめ細かい診療を行っています。 神経芽腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)、肝芽腫などの集学的治療が必要な小児悪性固形腫瘍は、九州地域の小児悪性腫瘍センターである九州大学病院と連携を図り、最新の治療をスムーズかつ迅速に受けていただけるような体制を整えています。 なお、虫垂炎に対する虫垂切除術は全て腹腔鏡下で手術を行っています。 |
■ 形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
160200xx0200xx | 顔面損傷 鼻骨骨折整復固定術等 処置1 なし 処置2 なし | 35 | 5.8 | 5.6 | 0.0% | 31.8 |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍 その他の手術 処置1 なし | 21 | 5.7 | 4.9 | 0.0% | 48.4 |
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 その他の手術 処置2 なし | 17 | 2.9 | 3.3 | 0.0% | 75.1 |
140210xx01xxxx | 先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術 | 3.8 | ||||
180060xx97xxxx | その他の新生物 その他の手術 | 6.5 |
形成外科は特定の臓器を持たない外科です。形成外科単独で行う手術もたくさんありますが、総合病院における形成外科として、他科と連携しチーム医療を行うことでより良い医療を提供することができると考えています。 |
■ 漢方診療科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
070560xx99x0xx | 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術 なし 処置2 なし | 17.2 | ||||
0400801499x012 | 肺炎等 CCPM04 15歳未満または市中肺炎 75歳以上 手術 なし 処置2 なし 副傷病:胸水、胸膜の疾患(その他)等 A-DROP(2) | 18.2 | ||||
110280xx99000x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術 なし 処置1 なし 処置2 なし 副傷病 なし | 12.2 | ||||
100120xx99xxxx | 肥満症 手術なし | 17.6 | ||||
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2 なし 副傷病 なし | 20.8 |
漢方薬を用いた診療が中心ですが、院内外の他科とも連携して東西医学を融和した医療を目指しています。 具体的には膠原病などの全身性炎症性疾患、生活習慣病、脳神経外科・耳鼻咽喉科疾患、慢性呼吸器疾患、アレルギー性疾患、婦人科疾患、難治性皮膚疾患・泌尿器科疾患、整形外科疾患、易感染性・冷え性・食欲不振・虚弱体質など体質に基づく不健康状態が対象になります。 |
■ 救急部
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
180010x0xxx3xx | 敗血症 1歳以上 処置2:吸着式血液浄化法等(3) | 14 | 23.0 | 39.4 | 7.1% | 79.2 |
060270xx97x41x | 劇症肝炎、急性肝不全、急性肝炎 その他の手術 処置2:吸着式血液浄化法等(4) 副傷病:敗血症 | 41.0 | ||||
161070xxxxx11x | 薬物中毒 処置2:中心静脈注射等(1) 副傷病:肺炎等 | 11.6 | ||||
050210xx97020x | 徐脈性不整脈 その他の手術 処置1なし 処置2:持続緩徐式血液濾過等(2) 副傷病なし | 24.9 | ||||
130100xxxxx4xx | 播種性血管内凝固症候群 処置2:リコモジュリン(4) | 29.3 |
当科の特色の一つに、病院車方式のドクターカーの運用があります。医師、看護師、ER-Aide(救急救命士、臨床工学士、臨床検査技師など)が乗車し、現場から傷病者に対する診断、処置を開始します。 本事業は筑豊地域の救命体制の中心的役割を果していると考えられます。 |
■ リエゾン精神科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数(当院) |
平均在院 日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
161070xxxxx00x | 薬物中毒 処置2 なし 副傷病 なし | 3.6 | ||||
160350xx97x0xx | 頸部損傷 その他の手術 処置2 なし | 7.5 | ||||
170020xxxxxx0x | 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病 なし | 2.7 | ||||
040130xx99x0xx | 呼吸不全 手術なし 処置2 なし | 10.8 | ||||
161060xx97x0xx | 詳細不明の損傷等 その他の手術 処置2 なし | 11.1 |
一般病棟での精神症状の相談に応じるコンサルテーション・リエゾン活動、心身合併症センター(西3階病棟、一般病床)の入院患者さんの精神疾患の診療、および精神科閉鎖病棟(西1階)での精神疾患の診療を行っています。 入院中に身体疾患の治療・管理に支障を及ぼすせん妄やうつ病、統合失調症などの精神疾患を抱えた患者さんに対しては、精神科リエゾンチームを中心として対応しています。 |
3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準※ |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
StageⅠ | StageⅡ | Stage Ⅲ | Stage Ⅳ | 不明 | ||||
胃癌 | 101 | 26 | 30 | 49 | 11 | 51 | 1 | 7 |
大腸癌 | 83 | 54 | 109 | 140 | 104 | 1 | 7 | |
乳癌 | 52 | 61 | 29 | 17 | 33 | 1 | 7 | |
肺癌 | 186 | 57 | 159 | 247 | 248 | 1 | 7 | |
肝癌 | 47 | 46 | 57 | 19 | 200 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約
UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類です。 T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それを指標に癌の進行度と拡がりの程度を表すことができます。 当院は地域がん診療連携拠点病院であり、患者さん個々に合わせて集学的治療を行うとともに、リハビリ・栄養管理・口腔ケアメンタルケアなど多面的なケアにチーム医療で取り組んでいます。 |
4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 47 | 12.5 | 58.4 |
中等症 | 198 | 16.4 | 74.7 |
重症 | 72 | 20.9 | 82.7 |
超重症 | 26 | 23.1 | 84.4 |
不明 |
入院契機と最も医療資源を投入した傷病名がJ13~J18に限る。
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎です。この指標では、細菌による市中肺炎を集計しており、ウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による誤嚥性肺炎、気管支炎などは集計対象外となっています。 重症度は、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。年齢(Age)、脱水(Dehydration)、呼吸(Respiration)、意識(Orientation)、血圧(Pressure)の5つを点数化して病気の重症度を評価します。 |
5. 脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 456 | 28.7 | 75.8 | 50.3% |
その他 | 39 | 26.9 | 74.1 | 3.8% |
10未満になることが多い場合、発症時期は分けずに合計した数値を記載する。
脳梗塞は脳を栄養とする血管の閉塞などにより、脳血流が不足し、壊死またはそれに近い状態になることで、閉塞部位により様々な症状を呈します。 経過の中で側副行路が成長するケースは脳梗塞に至らない場合もあります。 平成29年度において「脳梗塞」と診断された患者さんの9割が発症3日以内でした。ほとんどの患者さんは発症当日に救急搬送、または来院されます。 脳梗塞の急性期治療を終了した患者さんのうち、5割は提携医療機関などに転院し、リハビリテーションや長期療養に専念していただいています。 |
6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
■ 消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 | 563 | 0.4 | 1.7 | 0.5% | 67.8 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 162 | 0.9 | 10.3 | 11.7% | 73.8 |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 102 | 1.0 | 7.1 | 1.0% | 67.9 |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 等 | 87 | 0.8 | 7.9 | 0.0% | 71.7 |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 75 | 0.5 | 10.3 | 9.3% | 73.2 |
消化器内科で最も多い手術は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術で、大腸(結腸)にできたポリープ(良性腫瘍)を細いワイヤーをかけてきりとる治療です。 |
■ 外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 123 | 4.7 | 6.2 | 1.6% | 62.6 |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 112 | 3.4 | 13.9 | 8.0% | 71.6 |
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 73 | 1.4 | 5.1 | 5.5% | 68.2 |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 等 | 57 | 1.2 | 7.8 | 8.8% | 65.4 |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 等 | 47 | 0.5 | 3.8 | 2.1% | 45.3 |
九州でも有数の診療実績を誇り、がんの患者さんを中心に年間1,200例以上の手術を行っています。 また、近年は、いわゆる“体に優しい[低侵襲](体への負担が少ない)”とされる内視鏡下(腹腔鏡下)手術も積極的に導入しています。 筑豊地域でも数少ない日本内視鏡外科学会内視鏡外科技術認定医(合格率約30%)が2名在籍しており、早期の胃がん・大腸がんに対し、質の高い腹腔鏡下手術を導入しています。 |
■ 循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 | 173 | 2.4 | 3.5 | 2.3% | 67.4 |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 | 161 | 4.4 | 5.7 | 4.3% | 70.5 |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの | 84 | 0.0 | 14.6 | 9.5% | 67.5 |
K5972 | ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 等 | 56 | 5.8 | 10.1 | 12.5% | 81.3 |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 等 | 53 | 2.1 | 3.6 | 0.0% | 64.9 |
心房細動、その他全ての頻脈性不整脈のカテーテルアブレーションの件数が増加しました。 2018年9月に完成したハイブリッド手術室にて、大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁置換術(TAVI)施行を予定しています。 心臓血管外科・麻酔科およびコメディカルスタッフと多職種からなるTAVIチームを結成し準備中です。 |
■ 整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 等 | 163 | 1.4 | 24.3 | 66.9% | 76.5 |
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 等 | 124 | 1.2 | 21.6 | 16.9% | 69.0 |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 | 81 | 2.3 | 13.8 | 24.7% | 58.0 |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 等 | 43 | 0.4 | 3.8 | 0.0% | 48.0 |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 等 | 41 | 5.4 | 26.9 | 92.7% | 80.2 |
高齢者の大腿骨近位部骨折に対しては早期手術に努めており、早期手術を行うことで、合併症を少なくし早期に術後リハビリテーションを行う事が可能となります。 変性疾患では特に股関節・膝関節に対する手術を積極的に行っており、人工関節置換術、骨切り術、鏡視下手術などを行っています。 |
■ 眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 | 372 | 0.1 | 1.2 | 3.8% | 75.6 |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの | 95 | 1.2 | 6.4 | 0.0% | 61.7 |
K2682 | 緑内障手術 流出路再建術 | 17 | 0.9 | 6.2 | 0.0% | 76.0 |
K2683 | 緑内障手術 濾過手術 | 16 | 1.0 | 12.1 | 0.0% | 72.5 |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 等 | 15 | 1.1 | 8.6 | 0.0% | 69.9 |
眼科で最も多い手術は、白内障手術です。次に多いのは硝子体手術や緑内障手術などです。 白内障・硝子体手術はご希望にあわせて日帰り手術、入院手術の両方を行っています。 特に緑内障診療に注力しており、2016年度より倍増しました。 |
■ 肝臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 等 | 177 | 1.5 | 2.3 | 2.3% | 65.8 |
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) | 80 | 1.2 | 10.2 | 2.5% | 72.3 |
K697-31ロ | 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として) 2センチメートル以内のもの その他のもの 等 | 69 | 2.8 | 6.3 | 1.4% | 72.4 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 29 | 2.4 | 10.0 | 3.4% | 69.9 |
K697-32ロ | 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として) 2センチメートルを超えるもの その他のもの | 23 | 2.9 | 7.0 | 0.0% | 76.0 |
肝臓内科で最も多い手術(処置)は、胸水・腹水濾過濃縮再静注法です。 手術やラジオ波などの根治的治療ができない進行肝癌に対するリザーバー動注療法、分子標的薬治療、放射線治療など、患者さんの病状および背景も考慮した方法で実施しています。 |
■ 産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 等 | 72 | 1.1 | 4.0 | 0.0% | 46.5 |
K877 | 子宮全摘術 | 50 | 1.5 | 7.5 | 0.0% | 50.1 |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 46 | 0.2 | 1.1 | 0.0% | 45.9 |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 41 | 1.2 | 4.7 | 0.0% | 48.2 |
K872-3 | 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 等 | 25 | 1.2 | 0.8 | 0.0% | 50.4 |
子宮筋腫や良性卵巣嚢腫などの良性腫瘍には子宮鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲手術を積極的に取り入れ、2017年は婦人科の腹部手術の6割以上が腹腔鏡手術でした。 子宮全摘の半数、子宮体癌根治術の3割を腹腔鏡下に施行しています。 |
■ 泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K8036ロ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 等 | 117 | 1.9 | 4.4 | 2.6% | 74.5 |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの | 56 | 2.4 | 3.8 | 3.6% | 63.2 |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 27 | 2.1 | 10.7 | 18.5% | 70.0 |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 26 | 1.3 | 13.5 | 7.7% | 70.4 |
K7981 | 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術 | 10 | 1.6 | 3.2 | 10.0% | 69.8 |
最も多い手術は膀胱腫瘍に対しての経尿道的切除術で、治癒切除不能例についてはStaging後、根治を目指した膀胱全摘+尿路変向術を行っています。 また、尿路結石の治療については、ガイドラインに沿って治療回数の減少と低侵襲を考え、積極的な内視鏡手術(TUL、PNL)を導入し、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を組み合わせる形で、トータルな治療を目指しています。 |
■ 呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 | 85 | 1.8 | 10.5 | 3.5% | 72.4 |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 | 56 | 2.1 | 8.2 | 1.8% | 72.6 |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 | 31 | 4.5 | 4.6 | 3.2% | 39.5 |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 | 23 | 2.9 | 9.1 | 0.0% | 71.4 |
K5132 | 胸腔鏡下肺切除術(その他のもの) 等 | 16 | 2.6 | 9.4 | 0.0% | 65.8 |
全体で年間約300例の手術(うち肺がん約160例)を行っています。九州でも有数の手術数です。肺がんはガイドラインに準じ、基本的には病期1A期から3A期までの患者さんに手術を行います。 手術のアプローチ方法には胸腔鏡手術と開胸手術がありますが、個々の患者さんの状態(がんの進行度と全身状態)を慎重に検討して選択します。 8割以上が胸腔鏡手術です。 早期肺がんには根治的縮小手術(区域切除や部分切除)、また進行肺がんには拡大手術と抗がん剤治療をエビデンスに基づき積極的に行っています。 |
■ 総合診療科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 63 | 1.2 | 20.5 | 31.7% | 76.3 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 21 | 5.7 | 27.3 | 42.9% | 79.0 |
K386 | 気管切開術 | 21 | 7.5 | 24.9 | 19.0% | 75.3 |
K681 | 胆嚢外瘻造設術 | 16 | 4.0 | 44.4 | 12.5% | 72.0 |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 13 | 6.5 | 17.2 | 38.5% | 81.4 |
総合診療科の症例で最も多いのは、急性腎盂腎炎を含む尿路感染症で、この治療として尿管ステント留置術を多く行っています。 |
■ 心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5612 | ステントグラフト内挿術 腹部大動脈 | 30 | 5.0 | 15.1 | 10.0% | 74.5 |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 24 | 1.0 | 1.1 | 0.0% | 82.5 |
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの | 20 | 5.2 | 18.1 | 25.0% | 67.4 |
K5611 | ステントグラフト内挿術 胸部大動脈 | 20 | 4.8 | 18.5 | 25.0% | 73.6 |
K5551 | 弁置換術 1弁のもの | 12 | 9.3 | 24.9 | 25.0% | 74.1 |
心臓血管外科で最も多い手術は、腹部のステントグラフト内挿術です。 低侵襲である大動脈ステント治療法を導入し、著しい肺機能、心機能低下症例などでも手術適応が拡大しています。 また、2018年からハイブリッド手術室で更に低侵襲な大動脈、弁膜症治療の導入を計画中です。 |
■ 耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術 摘出 | 54 | 1.1 | 6.2 | 0.0% | 20.0 |
K319 | 鼓室形成手術 | 23 | 1.3 | 4.7 | 0.0% | 46.7 |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 22 | 1.1 | 5.3 | 0.0% | 56.2 |
K347 | 鼻中隔矯正術 | 12 | 1.0 | 4.8 | 0.0% | 39.9 |
K4571 | 耳下腺腫瘍摘出術 耳下腺浅葉摘出術 | 10 | 1.6 | 6.4 | 0.0% | 61.6 |
主な手術は、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術、慢性中耳炎・中耳真珠腫に対する鼓室形成術などです。 2017年度は、1症例あたりの手術時間の短縮及び月間症例数の増加に取り組んだことで、年間手術症例数を増やすことができ、結果的に患者さんの待機期間の短縮につながりました。 |
■ 腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 105 | 0.4 | 1.7 | 1.9% | 74.2 |
K610-3 | 内シャント又は外シャント設置術 | 78 | 11.0 | 16.1 | 6.4% | 69.4 |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | 10 | 19.6 | 39.7 | 0.0% | 71.3 |
K6147 | 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 | 10 | 10.2 | 17.5 | 10.0% | 72.3 |
K630 | 腹壁膿瘍切開術 |
腎臓内科では、慢性腎不全患者さんへの血液透析導入に際してのシャント作成術を行っています。 |
■ 脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 | 75 | 0.3 | 13.5 | 41.3% | 78.9 |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 | 23 | 6.5 | 42.3 | 47.8% | 61.5 |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 | 17 | 5.9 | 29.9 | 23.5% | 56.9 |
K1642 | 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 硬膜下のもの 等 | 16 | 0.2 | 44.0 | 68.8% | 76.3 |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの 等 | 15 | 1.5 | 38.9 | 93.3% | 70.1 |
現在、脳神経外科の手術には頭を開ける手術(開頭術)と頭を開けない手術(血管内手術)の2つがあります。 最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対する手術です。 次いで動脈瘤破裂によるクモ膜下出血には動脈瘤クリッピングや血管内治療を行っています。 |
■ 小児外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 60 | 0.0 | 0.3 | 0.0% | 3.3 |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの | 18 | 0.4 | 2.5 | 0.0% | 11.4 |
K836 | 停留精巣固定術 | 14 | 0.2 | 0.9 | 0.0% | 4.1 |
K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの | 10 | 0.7 | 6.5 | 0.0% | 7.3 |
K6333 | ヘルニア手術 臍ヘルニア |
小児外科で最も多い症例は、鼠径ヘルニアです。当科では、以前より一般的な小児外科疾患に対して日帰りまたは1泊2日といった短期入院で手術を行っています。 |
■ 形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K333 | 鼻骨骨折整復固定術 | 18 | 1.0 | 1.4 | 0.0% | 24.4 |
K2191 | 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 | 14 | 0.0 | 1.5 | 0.0% | 74.9 |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 | 11 | 0.5 | 1.2 | 0.0% | 28.4 |
K227 | 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。) | |||||
K427 | 頬骨骨折観血的整復術 |
形成外科で最も多い手術は、鼻骨骨折に対する整復固定術です。2番目に多いのは眼瞼下垂手術です。 |
■ 皮膚科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 等 | 30 | 0.8 | 8.0 | 6.7% | 78.0 |
K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6センチメートル以上12センチメートル未満 等 | |||||
K013-21 | 全層植皮術 25平方センチメートル未満 等 | |||||
K0064 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径12センチメートル以上 等 | |||||
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル以上4センチメートル未満 |
皮膚科入院患者さんで最も多い手術は、皮膚悪性腫瘍の切除術です。 |
■ 小児科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K7151 | 腸重積症整復術 非観血的なもの 等 | 19 | 0.0 | 2.2 | 0.0% | 1.3 |
K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 等 | 16 | 0.0 | 14.2 | 12.5% | 0.0 |
K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | 10 | 0.0 | 39.3 | 0.0% | 0.0 |
K300 | 鼓膜切開術 | |||||
K666 | 幽門形成術(粘膜外幽門筋切開術を含む。) |
手術ではありませんが、出生時に呼吸不全に陥っている状態を新生児仮死といい、全出産の約10%に起こります。口腔内の羊水を吸引し、刺激を行い呼吸しやすくします。 呼吸状態が安定しない場合は、マスクとバッグまたは気管内挿管をして人工呼吸を行います。また、重症新生児仮死では全身の臓器障害を合併するため、それに対して必要な治療を行います。 |
■ 血液内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K6261 | リンパ節摘出術 長径3センチメートル未満 等 | 10 | 9.5 | 37.3 | 0.0% | 70.1 |
K9212ロ | 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) | |||||
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | |||||
K7432 | 痔核手術(脱肛を含む。)(硬化療法(四段階注射法によるもの) | |||||
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 |
ハイケア棟3階には7床(2015年5月より1床増床)からなる無菌病棟があり、急性白血病や骨髄異形成症候群などへの強力化学療法、さらに悪性リンパ腫・多発性骨髄腫に対する自己末梢血幹細胞移植の安全な施行に威力を発揮しています。 |
■ 神経内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 12 | 0.0 | 30.7 | 75.0% | 78.1 |
K1492 | 減圧開頭術 その他の場合 | |||||
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | |||||
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | |||||
K721-3 | 内視鏡的結腸異物摘出術 |
脳梗塞の場合、発症後4.5時間以内に搬送された患者さんには超急性期血栓溶解療法も行っています。さらにカテーテルを用い直接血管内の血栓を回収する脳血管内治療を行っています。 |
7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | |||
180010 | 敗血症 | 142 | 0.8% | |
47 | 0.3% | |||
180035 | その他の真菌感染症 | |||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 218 | 1.2% | |
17 | 0.1% |
感染症および合併症の発生率を示したものです。当院では、細菌感染が重症化した敗血症の緊急入院件数が多くなっています。 「手術・処置等の合併症」の多い症例としましては、透析患者さんに発生するシャントの狭窄・閉塞等などへの治療となっています。 |
更新履歴
指標 『年齢階級別退院患者数』を掲載 | |
指標 『診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)』を掲載 | |
指標 『初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数』を掲載 | |
指標 『成人市中肺炎の重症度別患者数等』を掲載 | |
指標 『脳梗塞の患者数等』を掲載 | |
指標 『診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)』を掲載 | |
指標 『その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)』を掲載 |
We Deliver The Best -まごころ医療、まごころサービス それが私達の目標です-