早産児・低出生体重児

早産児・低出生体重児って?

出生時の体重が2,500g未満の赤ちゃんを「低出生体重児」と言います。その中でも、1,500g未満の赤ちゃんを「極低出生体重児」、1,000g未満の赤ちゃんを「超低出生体重児」と呼び、妊娠37週未満で生まれた赤ちゃんを「早産児」と呼びます。

出産予定日より早く、小さく生まれた赤ちゃんは、体のさまざまな機能が未熟なため、いろいろな合併症を起こしやすくなっています。ミルクを飲む力が弱かったり、免疫力が弱いため黄疸が出やすく、重度の感染症や合併症などを起こしやすいため、新生児集中治療室(NICU)や回復治療室(GCU)での慎重な管理とサポートが必要になります。

飯塚病院での対応

飯塚病院は妊娠25週以上の分娩に対応しており、1,000g未満で産まれる赤ちゃんもいます。リスクの高い症例は事前に小児科に情報を提供しており、出産前から、赤ちゃんが産後小児科に入院することがわかっている場合には、事前にお母さんにNICUを見学していただき、できるだけ不安を軽減できるよう心がけています。

ドクターからのアドバイス

早産児や低出生体重児のお母さんの多くは、次の妊娠に不安を持たれています。いろいろな理由で早産となったり、赤ちゃんが小さかったりしますが、次回妊娠した場合は必ず今までの妊娠経過について担当医に申告して下さい。状況によっては最初から大きな病院にかかっていただくようお勧めしています。