デスクワークの方も! 肩こりは生活習慣の見直しで改善する!?

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  • 2016.04.14
目次

    働く女性の悩み、肩こり

     デスクワークや同じ姿勢を長時間とる仕事をしている多くの方が、この肩こりに悩まされています。肩こりとは、肩周りにある筋肉に感じる痛み、圧迫感、違和感などのこと。今回は、肩こりの主な原因とその解消法についてみていきたいと思います。

    ドクターより

    肩こりの原因

     肩こりは、主に筋肉への疲労蓄積や筋肉の血行不良が原因です。肩こりの原因となる生活習慣には、次のようなものがあります。

    • デスクワークや車の運転など、同じ姿勢をとり続けることが多い
    • 普段の姿勢が悪い
    • 長時間のパソコンやスマートフォンの操作による目の酷使
    • 寒いところで長時間過ごすことが多い
    • 運動不足
    • ストレスを抱えた生活

     症状が軽いうちは筋肉をほぐしてあげればある程度改善します。しかし、原因が取り除かれない状態が続いていると、慢性的な肩こりに悩まされることになります。

    肩こり予防は、生活習慣の見直し・・・

    イメージ,キーボード

     肩こり予防のポイントは生活習慣の中にあります。

     例えば、普段の姿勢が猫背になりがちな方は、左右の肩甲骨を背中の中心に寄せるように動かしてみましょう。そうすると自然と肩が開いた正しい姿勢になります。首や肩周りを冷やさないように衣服を調整することも大切です。また、仕事中は1時間に1回は背伸びや肩回しをしたり、パソコンユーザーは画面から目を離して休息をとるようにしましょう。デスクワークの場合、机の高さが自分に合っていないと肩が常に上がった状態になり、肩がこってしまいます。理想の机の高さは、腕を置いたときにひじの角度が90~100度くらいに曲がるもの。椅子の高さを調整するなどして、首や肩に負担のかからない作業環境を作りましょう。こうした工夫の中で、筋肉を定期的にほぐしたり、筋肉の緊張が持続しないようにすれば、肩こりはある程度予防できます。

    肩こりの解消法をご紹介

    肩こり解消体操をする

    1. フェイスタオルを用意し、両端をもって体の前でスタンバイ
    2. 両手を頭の上にあげ、そのまま背中側に回す
    3. 背中までいったらまた頭の上を通って体の前に戻す
      前項でご紹介した猫背を改善する動作も、もちろん肩こりの解消に効果的です。

     

    湯船につかる習慣をつける

     入浴は短時間でも湯船につかるようにしましょう。からだが温まって筋肉の血流が改善するほか、筋肉の緊張をほぐすリラックス効果も期待できます。
     このほかに、市販の痛み止めや湿布を使う方法もあります。ただ、痛みが強かったりなかなか改善しない肩こりには、別の病気が隠れている場合もあります。そんな時は医師に相談するようにしましょう。

     

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    編集者より

    デスクワークなどの仕事をする中で、肩こりに悩む方は多くいらっしゃいます。日頃の生活習慣で肩こりの原因となっているものを知り、自分のからだと向き合う時間を大切にもっていただければと思います。

    監修: 飯塚病院 リハビリテーション科

    飯塚病院 リハビリテーション科

    当科では、急性期入院中の患者さんに対して、治療の一助としてリハビリテーションを行っています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を含む総勢120名のスタッフが治療に携わっています。そのマンパワーを生かし、超急性期から全疾患・あらゆる病状に対応したリハビリ療法を提供しています。また、小児発達外来を中心として筑豊地域の小児リハビリテーションの紹介を受けており、近隣の関連機関と連携をとりながら、機能訓練等を積極的に行っています。

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