- 2015.12.04
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妊娠しやすさって年齢と関係あるの?
避妊しないでSEXすれば妊娠するのは当たり前。そう思っていませんか?実は女性が1回の月経周期で自然に妊娠する確率は、30歳で25~30%と言われています。女性の妊娠しやすさは20代が高く、その後は年齢が上がるにつれて右肩下がり。40歳で5%、45歳ではなんと1%というデータもあります。卵子のもとになる卵母細胞は、生まれたときには体内にあり、その後、新たにつくられることはありません。卵母細胞は女性が成長するにつれて老化していくため、20代以降、妊娠しやすさも下がっていきます。女性も社会で活躍し、結婚年齢も上がっている現代、結婚したときには既に妊娠しにくい年齢になっている場合もあるのです。
不妊ってどういう状態?
最近、耳にすることの多い「妊活」。赤ちゃんがほしいと思うことから始まって、妊娠するためにさまざまな活動をすることですよね。もちろん不妊治療も妊活のひとつ。健康な男女が、避妊しないでSEXしているのに1年経って妊娠しない場合、不妊と考えるのが一般的なんだとか。もちろん年数だけが基準になるのではありません。カップルの年齢などを考えると、1年経っていなくても不妊治療を始めた方がいい場合だってあります。不妊の可能性は男女どちらにもありますし、その原因はさまざま。ですが、卵子の老化が不妊に大きな影響があることを考えると、少しでも早く検査を受けて、不妊治療を始めたいところです。
- ドクターより
不妊の原因ってどんなこと?
不妊の原因は男性、女性、それぞれに考えられます。
- 排卵が起こらない
- 卵管が詰まっている
- 子宮頸管の状態に問題がある
- 精子を攻撃する抗体がある
- 子宮の異常 など
- 精子の数が少ない・作られない
- 精管が詰まっている
- 勃起障害など射精できない など
その他に、男女とも加齢が不妊に影響することも分かっており、不妊の原因の割合は、男性・女性でほぼ半々とも言われています。
では、具体的に不妊の検査、不妊治療はどんなことをするのか。
- 妊活に欠かせない不妊の検査って?
- 不妊治療ってどんなことをするの?
- 体外受精にも影響する「年齢」
次回【vol.2】でご紹介していきます!
【vol.2】へ続く