基礎体温計の正しい測り方は!使い方と時間がポイントVol.2

イメージ:睡眠

  • 2017.09.29
目次

     前回【Vol.1】では、基礎体温を測る理由、基礎体温計の使い方します。の基礎を紹介しました。今回は、正しく測るために必要なこと、睡眠時間との関係などについてご紹介します。

    基礎体温計を正しく測るために必要なこと

     基礎体温計の使い方が合っているのに、きちんと測定できずに基礎体温がバラバラになってしまうこともあります。もちろん体調の変化やホルモンバランスの乱れが関係していることもありますが、正しく測れていない可能性もあります。
     正しく測定するためには、正しい使い方をするのはもちろんですが、『毎日決まった時間に測定すること』『4時間以上の睡眠をとっていること』という2つの要素も重要です。
     睡眠時間が短すぎる場合は、寝ている間に十分に体温が下がらずに測定時の体温が高くなる傾向があります。また、同じ睡眠時間でも朝に測定するのと、昼過ぎに測定するのとでは体温の上昇に差があるとも言われています。
     そのため、できるだけ決まった時間に起きて測定するようにしましょう。

    睡眠時間が不規則な場合の対処法は?

    イメージ:目覚まし時計

     交代勤務など、仕事の都合で毎日決まった時間に測定することが難しい方もいますよね。そういった場合は、必ず測定した時間のメモを残すようにしておきましょう。
     体温にバラつきがあった場合、それが睡眠不足によるものなのか、時間が不規則だったせいかなのかなどを後から見て把握することができます。基礎体温のバラつきの原因を把握することにも繋がりますので、時間が不規則だから基礎体温は測れないと諦めるのではなく、現状を把握する上でも測定することをおすすめします。
     また、睡眠不足や風邪などの体調変化があった時や、アルコールを摂取した時などもメモに残すことが大切です。見直した時に、どんな状態にあったのかを把握できるようにしておきましょう。

    ドクターより

    自分に合った基礎体温計を見つけましょう

     基礎体温計はシンプルなものから多機能のものまでさまざまなものがあります。体温を自動記録してくれるものやグラフ表示ができるもの、メモ機能があるもの、さらにパソコンやスマホにデータを転送して管理できるものもあります。また、測定する時間も5~10分かけてじっくり測定するものもあれば、20秒ほどで測定できるものまであります。
     無理なく測定の習慣を身につけるためにも、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

    (飯塚病院 産婦人科 監修)

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    妊娠・出産 , ライフスタイル
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    編集者より
    基礎体温計は正しく測ることが大切。また、毎日の測定を習慣付けるには自分のスタイルに合った基礎体温計を選ぶこともポイントです。
    時間が不規則な場合はメモをとり、後から確認できるようにしておきましょう。

    監修: 飯塚病院 産婦人科

    当科では、妊娠や分娩はもちろん、良性・悪性の婦人科腫瘍、不妊症や内分泌異常を対象とした不妊内分泌領域、すべてに対応しています。また、筑豊地域唯一の総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク母体搬送の受入れ、緊急手術や超早産児の診療にも24時間体制で対応しています。年間の分娩数は約600例、手術症例数は約800例と、福岡県内の大学病院に匹敵する症例数を誇っています。

    女性の良性疾患 手術数:九州・沖縄 第10位(249件/年)
    乳がん 手術数:九州・沖縄 第15位(129件/年)
    (手術数でわかる いい病院2017|朝日新聞出版)

     

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