夜間に脚の違和感…それはむずむず脚症候群かも?Vol.1

イメージ:こども足むずむす

  • 2018.11.16
目次

    むずむず脚症候群とは、どんな病気?

     むずむず脚症候群とは、夜間の安静時に、様々な異常感覚が脚に出現する症候群のことをいいます。
     むずむず脚症候群は「レストレスレッグズ症候群(Restless Legs Syndrome)」とも呼ばれており、脚がむずむずする感覚によって、じっとしていられない様子がそのまま病名となっています。
     もし、お子さんが寝る前などに脚の違和感を訴え、なかなか寝つけなかったり、眠りが浅いという場合は、むずむず脚症候群の可能性もあります。
     小さなお子さんは不快感を感じていても、その症状を的確に訴えることが難しいことがほとんどです。
     下記にあてはまる症状はないか、念のためチェックしてみてくださいね。

    こんな症状があったら、むずむず脚症候群かも!

    泣く双子

     むずむず脚症候群は、その病名の通り、脚にむずむずした感覚が出現するのが特徴ですが、「むずむず」以外にも感覚の表現には様々なものがあります。
     例えば、以下のような訴えがある場合、むずむず脚による異常感覚が出現しているかもしれません。
    ◆脚が痛い
    ◆くすぐったい
    ◆脚が火照る
    ◆虫が這っているみたい
     幼児期に足の痛みを訴える子がいます。“成長痛”と言われて経過を見られることが多いのですが、夕方から夜にかけて痛みが強くなる場合は、むずむず脚症候群の可能性があります。

     また、言葉による訴えはなくても、以下のような行動で不快感を表現している場合もあります。
    ◆布団から立ち上がって歩き回る
    ◆脚を絶えず動かしている
    ◆脚をマッサージしてほしがる

     むずむず脚症候群の不快症状は、夕方~夜間に出現しやすいのが特徴です。
     特に、静かに横になったり、座ったりしていると症状は強く出現します。
     これらの不快症状は、動かしていると治まることが多いため、就寝時に脚をモゾモゾ動かしたり、自分でさすったりして対処するお子さんも多いようです。

    次回【vol.2】では、放っておいたときの悪影響のほか、原因や治療法をご紹介していきます。

    【vol.2】へ続く

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    監修: 飯塚病院 小児科

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    We deliver the best for children. ~子どもは未来、すべては子ども達のために~をミッションに福岡県筑豊地域の中核病院小児科として診察にあたっています。筑豊地域唯一の救急対応の総合小児施設として、小児神経や内分泌などの専門外来も充実しています。また、お子さんの入院中や退院後は、臨床心理士やソーシャルワーカー、保育士がお子さんとお母さんのバックアップを行います。

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