気をつけて!子どもの誤飲。万が一の時の対処法

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  • 2016.02.12
目次

    子どもの誤飲、どうして起こるの?

     子どもは赤ちゃんの頃からいろいろな物を手に取り、触ったり口に入れてみたりしますよね。好奇心おう盛な子どもは、そうすることによって食べ物とそうでないものの区別、どんなものがあるのかを学んでいきます。
     食べていいもの、いけないものの区別がつかないうちは誤って飲み込んでしまいます。通常、口に入れたものを飲み込む時には気管に入らないような機能が備わっていますが、乳幼児のうちはまだその機能が未発達のため、気管に入ってしまうこともあります。

    ドクターより

    誤飲事故、いつ頃から注意したらいい?

     赤ちゃんが周りのものに興味を持ち始め、寝返りをうちながらあちこち移動できるようになる5~6ヵ月頃から要注意です。この頃になると、手に取ったものはとりあえず口に運び、舐めたりしながらどんなものかを学習していきます。赤ちゃんの手が届くところに口に入れてはいけないものがないか気をつけるようにしましょう。

    子どもが誤飲しやすいものはいろいろあります

     子どもが飲み込んでしまうものはさまざま。「こんなものまで?」と大人からすると考えられないものまでたくさんあります。具体的にいくつかご紹介しますね。

    • 小さなおもちゃ
    • たばこ、たばこの吸い殻
    • 医薬品や化粧品類
    • ボタン電池
    • 漂白剤や洗剤

    もし誤飲してしまったら・・・対処法の紹介

    イメージ,救急車

     万が一誤飲してしまった時の対処法をご紹介します。

    • 救急車を呼ぶもの
      おもちゃやピーナッツなどが気管に詰まり息苦しい状態になった場合には、子どもをうつ伏せにし、頭を下にして背中を何度も叩きます。出ない場合は医療機関での処置が必要ですので急いで連絡します。

    • 自家用車などで受診してもいいもの
      医薬品は水や牛乳を飲ませ吐き出させます。漂白剤や洗剤、マニキュアや除光液は毒性が高いものもあり、吐かせてはいけません。ボタン電池は飲み込んだ種類を確認します。これらのものはできるだけ急いで医療機関を受診します。

    • 家で様子を見ていいもの
      小さなおもちゃなどはしばらくすると便に混じって出てきます。歯磨き粉や入浴剤、口紅なども少量であれば様子を見ます。体調が悪くなった場合は医療機関を受診しましょう。

    注意しすぎるくらいがちょうどいい、物の置き場所を考えよう!

     子どもの誤飲は大人が注意していればほとんど防げます。普段から子どもの手に届くところに危険なものは置かないようにし、床に落ちているものも気にしましょう。

    (監修:飯塚病院 小児科)

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    編集者より

    大人の不注意で子どもに辛い思いをさせてしまわないよう、普段からどんなものが誤飲しやすいか把握しておくといいですね。家の中の整理整頓も兼ねてすっきりさせてしまうのもいいですね。

    監修: 飯塚病院 小児科

    小児科写真

    We deliver the best for children. ~子どもは未来、すべては子ども達のために~をミッションに福岡県筑豊地域の中核病院小児科として診察にあたっています。筑豊地域唯一の救急対応の総合小児施設として、小児神経や内分泌などの専門外来も充実しています。また、お子さんの入院中や退院後は、臨床心理士やソーシャルワーカー、保育士がお子さんとお母さんのバックアップを行います。

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