飯塚病院 医学研究推進本部

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職員の紹介

医学研究推進本部部長 (消化器内科部長)

赤星 和也 医師

自己紹介

Dr赤星

 医学研究推進本部の赤星和也です。
 専門は消化器病学で、特に内視鏡を使った診療とその研究に力をいれています。

 私は今まで新しいコンセプトの超音波内視鏡や内視鏡手術の新デバイスなどを内視鏡メーカーと共同開発し、それらを用いた当院独自の質の高い内視鏡診断や治療を患者さんに提供し、その臨床成績を論文にまとめ、国際的な医学雑誌に発表してきました。我々が日々行っている医療業務から生み出された新事実や有用な工夫も医学論文として報告しなければ、個人の知識として終わってしまいます。ぜひ論文化して、世界中の人々とその貴重な新知見をシェアし、社会に貢献すべきと考えています。

 私は医学研究推進本部の一員として、当院の皆さんが臨床研究や論文執筆活動がしやすくなる様、環境整備に微力ながら頑張りたいと思います。

略歴

1986年 鹿児島大学医学部卒業
1994~1997年 九州大学医学部第3内科助手
1997年~ 麻生飯塚病院消化器内科部長、現在に至る。

研究歴

1)医学博士(九州大学、1993年)

博士論文題名:Regional lymph node metastasis in gastric cancer: evaluation with endoscopic US.
Radiology 1992:182:559-564.

2)研究領域

内視鏡機器やデバイスの開発(ESD新デバイスClutch Cutterの考案者)
Clutch Cutterを用いた内視鏡治療に関する研究
GISTの早期診断に関する臨床研究
超音波内視鏡検査に関する臨床研究
新しい内視鏡治療法の考案とその臨床研究
EUS-FNAに関する臨床研究

3)学会活動

Strategy Associate Editor in Chief of "World Journal of Gastrointestinal Endoscopy (WJGE)"
日本消化器内視鏡学会学術評議員
日本消化器病学会評議員

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医学研究推進本部部員 (心臓血管外科部長)

内田 孝之 医師

自己紹介

Dr内田

 医学研究推進本部の内田孝之です。

 医師として20年以上、基本的なスタンスは常に一外科医としての技術追求が主体であった自分にとって、論文作成があまり得意ではなく、博士号、専門医、指導医と資格取得に何とか必要なハードルをやっとクリアしてきた程度ですので、研究部部員として勤まるのか半信半疑のままお手伝いをさせていただいている状態ではあります。

 しかしながら、いかにうまく手術をしようかと外科治療、手術手技を考え続ける内に、やはり外科分野での臨床研究の重要性を徐々により強く意識し始めた時期でもありましたので、飯塚病院全体の研究体制への貢献とともに自分自身を一つアップグレードすることができればと思っております。

略歴

1988年 九州大学医学部卒業
その後、国家公務員共済組合浜の町病院、
九州大学病院、福岡市立こども病院にて臨床研修を終了
九州大学心臓血管外科、松山赤十字病院、飯塚病院で勤務の後、
九州大学にて4年ほど研究生活を送り、その後、再度、松山赤十字病院を経て
2002年1月より飯塚病院へ勤務しております。

研究歴

 大学では心臓移植と関連してマウスモデルでの移植免疫、特に異種移植における急性拒絶反応を中心に研究を行いました。
 現在は臨床一本で、心臓血管外科全般の手術手技に関してまだまだ発展途上ですが、主には当院に多いハイリスク高齢者に対応すべく心臓大血管手術における低侵襲手術を臨床研究課題にしています。

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医学研究推進本部部員 (漢方診療科

吉永 亮 医師

自己紹介

Dr吉永

 漢方診療科の吉永亮と申します。

 この度、医学研究推進本部員も兼任することになりました。私は漢方診療科で漢方治療を専門とした臨床を行いながら、母校である自治医科大学の研究生として、当院における救急搬送患者の院内予後に関する疫学研究を行いました。 研究活動を通じ、当院での日常診療が飯塚発のエビデンスとして世界へ発信できることを実感できました。
 今後は医学研究推進本部の一員として、当院の皆様が研究・論文執筆がおこないやすくなるように微力ながら貢献したいと考えています。

略歴

2004年3月 自治医科大学卒業。
飯塚病院で初期臨床研修を修了。
福岡県内の離島、山間地の診療所で地域医療に従事した後、
2013年4月より飯塚病院漢方診療科で勤務

研究歴

医学博士(自治医科大学、2019年)
救急搬送患者における血液検査データと院内予後の関連。

学会活動
  • 日本内科学会認定内科医、総合内科専門医
  • 日本東洋医学会漢方専門医、指導医、学術教育委員
  • 日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医・家庭医療指導医

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医学研究推進本部部員 (感染症科部長)

的野 多加志 医師

自己紹介

Dr的野

 医学研究推進本部の的野多加志です。

 臨床研究は、臨床疑問(仮説)を検証するために、臨床疑問→研究計画→倫理委員会→データ管理→統計解析→発表というプロセスで進めていきます。なかでも、特に重要なのは研究計画(臨床疑問の構造化やモデル化など)です。さらに、「Publish or Perish」という言葉のとおり、論文を世に出さなければ何もやっていないのと同じです。
 臨床研究に必要なのは、研究者の「志」と、ちょっとしたコツです。臨床で得られる疑問は研究の第一歩であり、エビデンスの種となります。その種から花を咲かせる研究推進のお手伝いをさせて頂きます。

略歴

2007年長崎大学医学部医学科を卒業し、福岡県済生会福岡総合病院で初期臨床研修を行い、 亀田総合病院 総合診療・感染症科、国立国際医療研究センター 総合感染症コースを経て、2017年4月から飯塚病院 総合診療科に赴任、2019年4月から同院 感染症科 部長として現在に至る。

研究歴

 国立感染症研究所 細菌第一部でチフス菌ならびにパラチフスA菌のゲノム解析を行い、東北大学大学院医学系研究科・医学部で医学博士を取得。専門分野は感染症学、臨床微生物学、熱帯医学、旅行医学。

代表論文
  1. Emergence of resistance mutations in Salmonella enterica serovar Typhi against fluoroquinolones. Open Forum Infect Dis. 2017;4:ofx230.
  2. Molecular epidemiology of β-lactamase production in penicillin-susceptible Staphylococcus aureus under high-susceptibility conditions. J Infect Chemother. 2018;24:153-155.
  3. Substantially higher and earlier occurrence of anti-tuberculosis drug-related adverse reactions in HIV coinfected tuberculosis patients: A matched-cohort study. AIDS Patient Care STDS. 2017;31:455-462.
  4. Role of classic signs as diagnostic predictors for enteric fever among returned travellers: Relative bradycardia and eosinopenia. PLoS ONE. 2017;12:e0179814.
  5. Case series of imported enteric fever at a referral center in Tokyo, Japan: Antibiotic susceptibility and risk factor for relapse. Am J Trop Med Hyg. 2016;95:19-25.
受賞歴
  • 2017年 IDWeek, International Investigator Award
  • 2017年 ECCMID, Travel Grant Award
  • 2019年 IDWeek, International Investigator Award
競争的資金
  • 2016年 東北大学大学院ブースター研究助成金
  • 2018年 飯塚病院臨床研究助成金

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医学研究推進本部部員 (薬剤部

梅田 勇一 薬剤師

自己紹介

梅田 勇一薬剤師

 薬剤部の梅田勇一です。
 私は現在、薬剤管理指導業務と医薬品情報室(DI室)を兼任しています。

 ベッドサイドで薬の効果・副作用の確認や医薬品に対する疑問や不安への対処、処方システムの医薬品マスタの管理や医薬品に関する種々の問い合わせへの対応等を行っています。また、平成22年より感染対策チーム(ICT)の一員として、薬剤部内での手指衛生に関する勉強会や看護師への消毒薬の勉強会等を行ってきました。
 医薬品は、患者さんの腎機能等に応じて投与量や投与間隔を細かく調節する必要があるものが多数あります。特に、抗MRSA薬については、血中濃度から適切な投与方法を推奨し、抗菌薬の適正使用の推進等、薬物治療に貢献できるよう努めています。

 今後も、臨床薬学全般、薬物治療関連の研究活動を行い医療技術の発展に貢献できるよう頑張りたいと思います。

略歴

2002年3月 徳島文理大学薬学部卒業
2004年3月 徳島文理大学大学院修士課程修了
2004年4月 飯塚病院薬剤部に勤務しています。

研究歴

 大学院では、愛媛大学医学部附属病院薬剤部にて研修を行いながら、主に糖尿病とうつ病の関連性に関して動物実験や処方動向を調査する研究を行っていました。
現在は主に感染対策と感染症治療分野の研究を行っています。

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医学研究推進本部部員 (臨床研究支援室 副室長)

古賀 秀信 臨床検査技師

自己紹介

古賀臨床検査技師

 臨床研究支援室の古賀と申します。

 入社以来現場で臨床検査をする傍ら、疑問を研究・発表することをモチベーションに、現場の臨床検査技師として務めてきました。循環器疾患、生活習慣病やその関連検査(心電図・エコー・血管)が専門です。それ以外にも統計学・疫学や品質管理にも興味があり、大学院修了後は臨床と直結した臨床統計学、臨床疫学、医療の「質」の管理にも力を入れていきたいと思っています。

 今回、医学研究推進本部に在籍することになり身の引き締まる思いですが、飯塚病院から素晴らしいエビデンスが発信されるような研究が生まれることを願い、微力ながら貢献していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

略歴

1995年3月 九州大学 医療技術短期大学部 衛生技術学科 卒業
1995年4月 (株)麻生 飯塚病院 入社 中央検査部へ配属
2008年4月 久留米大学大学院 医学研究科 修士課程 入学
2010年3月 久留米大学大学院 医学研究科 修士課程 修了

研究歴

 ■ 医科学修士  論文名:採血検査所見と在院日数・医療費との関連

 ■ 過去の主な研究・発表テーマ
    ・ 心電図診断・鑑別診断(特に急性心筋梗塞、心筋症)
    ・ 超音波検査(心・血管分野)
    ・ 心電図と心エコー所見との関連
    ・ 臨床検査値とその予後や診断精度(臨床疫学)

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