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患者さんへのお知らせ

当院で平成12年1月から平成26年12月までに手術を受けた慢性硬膜下血腫患者さん方へ

 当研究の対象者として該当される方にお知らせ致します。対象とされることを希望されない場合や疑問点などがありましたら、お手数ですが下記連絡先までご連絡ください。

【研究タイトル】

 慢性硬膜下血腫まんせいこうまくかけっしゅ急性硬膜下血腫きゅうせいこうまくかけっしゅ*1から移行した症例と慢性発症例の比較

*1:慢性硬膜下血腫とは、頭に事故やケガなどで外傷を受けた後、1~2ヶ月後(通常)に頭の脳を覆っている硬膜と脳との
   隙間に血(血腫)が貯まる病気で、血腫が脳を圧迫して、認知症の症状が出たり、元気がなくなる、という症状が出ま
   す。急性硬膜下血腫は、外傷を受けた直後に血腫ができて、意識障害や激しい頭痛、半身の麻痺、言語障害など
   いろいろな症状が起こります。

【研究背景・目的】

 慢性硬膜下血腫は脳神経外科の病気では、多くみられる病気のひとつです。局所麻酔きょくしょますい*2による穿頭術せんとうじゅつ*3によって治療することができます。しかし、どのように血腫ができるかについては、現在、分からない点が多くあります。そこで、この研究では、当院で経験した慢性硬膜下血腫の患者さんで急性硬膜下血腫から移行した症例と慢性発症した症例について検討を行いました。

*2:局所麻酔とは、手術をするその部分だけ、部分的に痛みを止めることです。
*3:穿頭術とは、頭蓋骨に小さな穴を空け血腫を除く手術のことです。

【研究期間】

 平成28年9月26日から平成28年10月1日までです。

【研究対象】

  • 対象者数:当院で慢性硬膜下血腫の手術を行った患者さん、348名。
  • 対象期間:平成12年1月から平成26年12月までの上記患者さん。
  • 取得情報:年齢、性別、生活歴(飲酒、喫煙)、抗凝固薬・抗血小板薬内服の有無、
           既往歴(高血圧症、糖尿病、肝機能障害、腎機能、悪性腫瘍、心疾患、脳卒中)、
           頭部CT画像や手術記録による血腫側、術前の血腫量・血腫の吸収値、来院時の意識レベル、
           受傷から手術までの期間、再発の有無。

【研究方法】

 取得情報に対して、「急性から移行」した症例、「慢性発症」症例を統計学的に比較し検討を行ないました。

【研究対象となる患者さんへの利益・不利益】

 利益:この研究を解明することで、将来、慢性硬膜下血腫の新たな知見が得られた場合、患者さんが再発した際の治療法
     や同じ病気(慢性硬膜下血腫や急性硬膜下血腫)の患者さんの治療法、または今後の医療や社会に対して貢献する
     可能性があります。
 不利益:匿名化を行ったデータを使用しますので、患者さん本人への直接的な不利益はありません。

【利益相反について】

 この臨床研究は飯塚病院救急部の自主研究として実施するものであり、企業やその他、外部からの資金提供はありません。しかしながら、研究に参加する医師のなかには、この研究以外において外部から研究資金、講演会講師料、旅費等を受けている者もいます。この研究は「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」に基づき飯塚病院倫理委員会の承認を受けて適正に行われます。資金の提供があったとしてもそれが研究の結果に影響を及ぼすことはありません。

【個人情報の取扱い】

 研究の際の個人情報の取り扱いは、研究責任者により厳重に管理され、外部への研究発表の際には患者さん個人を特定する情報は含まないようにして行います。
 研究の対象となることを望まない旨の申し出があった場合には、ただちに研究対象から除外します。なお、匿名化(データの識別のために個人を特定できる情報を番号・記号等に置き換えること)を行った後の患者さんの情報については、研究から除外できない場合もありますのでご了承下さい。

【研究組織】

  • 研究責任者:飯塚病院 救急部 診療部長 山田 哲久
  • 研究分担者:飯塚病院 脳神経外科 名取 良弘、今本 尚之、舟越 勇介、井上 大輔、森 恩

【問い合わせ先】

〒820-8505
福岡県飯塚市芳雄町3-83
飯塚病院 救急部 山田 哲久
TEL:0948-22-3800(代表)