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患者さんへのお知らせ

平成17年1月1日から平成27年12月31日までに急性硬膜下血腫と診断され、開頭血腫除去術を受けた患者さん方へ

 当研究の対象者として該当される方にお知らせ致します。対象とされることを希望されない場合や疑問点などがありましたら、お手数ですが下記連絡先までご連絡ください。

【研究タイトル】

 単施設における急性硬膜下血腫*1手術症例88例の予後因子と周術期合併症*2の検討

 *1:急性硬膜下血腫とは、頭に外傷などの衝撃を受けた際に、脳の表面に出血しその血液が脳と硬膜の間に溜り、
    脳を圧迫して意識障害などの原因となること。
 *2:周術期合併症とは、手術中や手術の後に起こる病気、または身体の症状ことです。

【研究背景・目的】

 急性硬膜下血腫は予後不良の頭部外傷(交通事故や転落などの外傷による頭のケガ)であり、 手術を含めた集中治療を施しても亡くなる患者さんの率(死亡率)の高い疾患として知られています。 近年、 頭部外傷全般の治療成績は大きく進歩しているにも関わらず、 急性硬膜下血腫での死亡率は高く、 その後の経過(予後)が良好な患者さんの割合も低いです。 急性硬膜下血腫の予後に影響するものとして、 過去にさまざまな検討がされていますが、 依然として予後を予測することは困難なことが多いです。 頭部外傷の治療では限られた時間の中で迅速な対応が求められ、 治療方針については現場の脳神経外科医の裁量に委ねられることも多く、 患者さんやご家族への病状の説明、治療に関する同意を得る上で予後に影響しているものを明らかにすることは重要です。 当施設は人口43万人の本地区唯一の救命救急センターを有する施設であり、 筑豊地区や近隣の重傷頭部外傷が集中する施設です。 本研究は、当施設における急性硬膜下血腫の手術を受けた患者さんの症例から、 その予後に影響するもの、手術による合併症を検討しました。

【研究期間】

 平成28年8月9日から平成28年10月1日までです。

【研究対象】

  • 対象者数:飯塚病院で急性硬膜下血腫と診断され開頭血腫除去術を受けた患者さん88名。
  • 対象期間:平成17年1月1日から平成27年12月31日。
  • 取得情報:患者背景、病歴、身体所見、患者さんのカルテにある経過、手術時の状態、検査結果、CT所見。

【研究方法】

 飯塚病院で急性硬膜下血腫と診断され開頭血腫除去術を受けた症例に対して、合併症について統計学的手法を用いて分析を行いました。

【研究対象となる患者さんへの利益・不利益】

 利益:この研究を解明することで、将来、新たな知見が得られた場合には、患者さんが再発した際や同じ病気の患者さんの
     治療法、または今後の医療や社会に対して貢献する可能性があります。
不利益:匿名化を行ったデータを使用しますので、患者さん本人への直接的な不利益はありません。

【利益相反について】

 この臨床研究は飯塚病院脳神経外科の自主研究として実施するものであり、企業やその他、外部からの資金提供はありません。しかしながら、研究に参加する医師のなかには、この研究以外において外部から研究資金、講演会講師料、旅費等を受けている者もいます。この研究は「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」に基づき飯塚病院倫理委員会の承認を受けて適正に行われます。資金の提供があったとしてもそれが研究の結果に影響を及ぼすことはありません。

【個人情報の取扱い】

 研究の際の個人情報の取り扱いは、研究責任者により厳重に管理され、外部への研究発表の際には患者さん個人を特定する情報は含まないようにして行います。
 研究の対象となることを望まない旨の申し出があった場合には、ただちに研究対象から除外します。なお、匿名化(データの識別のために個人を特定できる情報を番号・記号等に置き換えること)を行った後の患者さんの情報については、研究から除外できない場合もありますのでご了承下さい。

【研究組織】

  • 研究責任者:飯塚病院 脳神経外科 舟越 勇介
  • 研究分担者:飯塚病院 救急部 山田 哲久

【問い合わせ先】

〒820-8505
福岡県飯塚市芳雄町3-83
飯塚病院 脳神経外科 舟越 勇介
TEL:0948-22-3800(代表)