当院で平成28年4月1日から人工膝関節全置換術を受けられた患者さん方へ
当研究の対象者として該当される方にお知らせ致します。対象とされることを希望されない場合や疑問点などがありましたら、お手数ですが下記連絡先までご連絡ください。
【研究タイトル】
画像データを用いた全人工膝関節置換術*1の術前計画および手術手技に関する研究
*1:人工膝関節置換術とは、関節の病気や骨折などにより形が変わってしました関節を、
金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工の膝関節に入れ替えることです。
【研究背景・目的】
人工膝関節置換術では、挿入する人工関節を適切な位置に設置する必要があるため、厳密な術前計画を立てることが必須です。従来の術前計画はX線検査のデータに基づいて計画されていましたが、近年では下肢のCT検査データを使用することでより精度の高い術前計画を立てることが見込まれています。この研究は、手術前に撮影したCT検査のデータを解析し正確な指標を確立することで、全ての患者さんにより安定した手術を受けていただく事を目的としています。
【研究期間】
この研究期間は平成28 年7月26日から開始し、終期は平成29年3月31日です。尚、終期以降も引き続き研究は継続しますが、その場合は当院臨床研究管理委員会の承認を得て行います。
【研究対象】
- 対象者数:人工膝関節全置換術を受けられた患者さん約50名。
- 対象期間:平成28年4 月1日から平成29年3月31日までの上記患者さん。
- 取得情報:1)患者基本情報:年齢、性別、身長、体重。2)疾患情報:疾患名。3)画像(X線、術前・術後CTデータ)。
【研究方法】
手術前のCT検査結果を専用コンピュータで解析を行い、人工関節の位置に関する誤差について検討を行います。
【研究対象となる患者さんへの利益・不利益】
過去のデータを利用しますので、直接患者さんの利益・不利益となることはありません。
【利益相反について】
この臨床研究は飯塚病院整形外科の自主研究として実施するものであり、企業やその他、外部からの資金提供はありません。しかしながら、研究に参加する医師のなかには、この研究以外において外部から研究資金、講演会講師料、旅費等を受けている者もいます。この研究は「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」に基づき飯塚病院倫理委員会の承認を受けて適正に行われます。資金の提供があったとしてもそれが研究の結果に影響を及ぼすことはありません。
【個人情報の取扱い】
研究の際の個人情報の取り扱いは、研究責任者により厳重に管理され、外部への研究発表の際には患者さん個人を特定する情報は含まないようにして行います。
研究の対象となることを望まない旨の申し出があった場合には、ただちに研究対象から除外します。なお、匿名化(データの識別のために個人を特定できる情報を番号・記号等に置き換えること)を行った後の患者さんの情報については、研究から除外できない場合もありますのでご了承下さい。
【研究組織】
- 研究責任者:飯塚病院 整形外科 川原 慎也
- 研究分担者:飯塚病院 整形外科 原 俊彦
- 飯塚病院 整形外科 新井 堅
- 飯塚病院 整形外科 浜崎 晶彦
- 飯塚病院 整形外科 城野 修
- 飯塚病院 整形外科 美浦 辰彦
- 飯塚病院 整形外科 佐藤 太志
- 飯塚病院 整形外科 土持 兼信
- 飯塚病院 整形外科 牛島 貴宏
- 飯塚病院 整形外科 春田 陽平
- 飯塚病院 整形外科 柴原 啓吾
【問い合わせ先】
〒820-8505
福岡県飯塚市芳雄町3-83
飯塚病院 整形外科 川原 慎也
TEL:0948-22-3800(代表)
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