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患者さんへのお知らせ

当院にて平成16年1月1日~平成28年3月31日までに食道胃静脈瘤に対して内視鏡的硬化療法を行った患者さん方へ

 当研究の対象者として該当される方にお知らせ致します。対象とされることを希望されない場合や疑問点などがありましたら、お手数ですが下記連絡先までご連絡ください。

【研究タイトル】

 食道・胃静脈瘤の内視鏡的硬化療法(EIS)に関連した虚血性粘膜病変の血行動態学的検討

【研究背景・目的】

 肝硬変になると肝臓に血液が流れ込みにくくなり、食道や胃などの消化管の静脈に大量の血液が流れ込むようになり血管が風船の様に腫れ上がる静脈瘤じょうみゃくりゅうが形成されます。静脈瘤が破裂すると大量に出血するため、時に致死的な状態を来たします。このため、出血のリスクが高いと考えられる静脈瘤は、破裂予防のための治療を行う必要があります。一般的には、内視鏡で静脈瘤に血管を硬化させる薬剤を注入し、静脈瘤の破裂を防ぐ治療(内視鏡的硬化療法ないしきょうてきこうかりょうほう)が行われます。この治療は非常に有用な治療ですが、2000年の日本門脈圧亢進症学会にほんもんみゃくあつこうしんしょうがっかいによる調査では、約20%に胸痛,出血,狭窄,血腫や潰瘍形成などの治療に伴う合併症が起こったと報告されています。また、頻度は稀ですが、内視鏡的硬化療法施行時に硬化剤が動脈内に入ると、その動脈から栄養や酸素をもらっていた粘膜にこれらが届かなくなり、その部分に潰瘍を形成することがあると報告されています。
 食道や胃の静脈瘤の形成には、左胃静脈,後胃静脈、短胃静脈といった静脈系の血管からの血液の流入だけでなく、胃壁内に動脈と静脈が結合している部位があり、この結合部を経由して左胃動脈や 固有食道動脈こゆうしょくどうどうみゃくからの動脈血の流入も関与していると報告されています。当院で内視鏡的硬化療法を施行した際に虚血性胃粘膜病変を来たした症例に関して経過などを検討することで今後の同様の合併症の出現を予防するために必要な知見を得ることを目的とした研究です。

【研究期間】

 この研究期間は平成28年3月23日~平成30年3月31日までです。

【研究対象】

  • 対象者数:食道静脈瘤に対し内視鏡的硬化療法を施行し虚血性粘膜病変を来した患者さん20名。
  • 対象期間:平成16年1月1日から平成28年3月31日まで。
  • 取得情報:治療前後の診療記録、血液検査結果や内視鏡検査結果などの各種検査結果。

【研究方法】

 上記取得情報について、情報を遡って収集し、解析、検討を行います。

【研究対象となる患者さんへの利益・不利益】

 過去のデータを利用しますので、直接患者さんの利益・不利益となることはありません。

【利益相反について】

 外部からの資金提供はありませんので、利益相反はありません。研究費用が発生した場合は研究者にて負担します。

【個人情報の取扱い】

 研究の際の個人情報の取り扱いは、研究責任者により厳重に管理され、外部への研究発表の際には患者さん個人を特定する情報は含まないようにして行います。
 研究の対象となることを望まない旨の申し出があった場合には、ただちに研究対象から除外します。なお、匿名化(データの識別のために個人を特定できる情報を番号・記号等に置き換えること)を行った後の患者さんの情報については、研究から除外できない場合もありますのでご了承下さい。

【研究組織】

  • 研究責任者:飯塚病院 消化器内科 赤星 和也
  • 研究分担者:飯塚病院 消化器内科 細川 泰三、久保川 賢、徳丸 佳世、長田 繁樹、佐藤 孝生、木村 勇祐

【問い合わせ先】

〒820-8505
福岡県飯塚市芳雄町3-83
飯塚病院 消化器内科 氏名:久保川 賢
TEL:0948-22-3800(代表)