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当院では、顎関節症に対する低侵襲な治療法として関節に貯留した炎症性の水を関節穿刺にて洗い流す「上関節腔洗浄療法(アルスロセンテーシス)」を第一選択としていますが、この治療に十分な効果が得られない症例には全身麻酔下での「開放授動術」を行うこともあります。
顎関節症に対する外科療法です。手術室で行い入院が必要です。
この治療は次のような方に適しています。
顎関節内に生じた関節の膜(滑膜)の炎症や長期間関節を動かさないことによる関膜の癒着や関節円板に穿孔、断裂のため強い顎関節痛を伴う重度の開口障害に対して行われる手術です。
顎関節開放手術は、皮膚を切開し、癒着した組織の剥離や滑膜の処理を行う顎関節開放剥離受動術や癒着した関節円板を切除する手術、骨変形が著しい場合は骨の整形を行う手術などがあります。
関節の疼痛みの軽減、関節の動きの改善による開口量の増加を目的として手術を行いますが、術後のリハビリが必須で、訓練をしっかり行わなければ十分な効果は得られません。主な合併症に顔面神経麻痺や骨変形の進行などがあります。

顎関節開放手術は、重度の顎関節症に対する有効な外科療法ですが、さらに当院では開放手術の際にも内視鏡を使用し、病態の把握と適格な処置を施すよう留意しています。この内視鏡支援下での開放手術が可能な施設は全国でも数少ないのが現状です。
まずは低侵襲な治療で改善が図れないかの診断が必要ですので、顎関節症でお悩みの方は、ご相談ください。
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