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現在歯科衛生室には6名の歯科衛生士とアシスタント1名が在籍しています。
口腔外科診療・手術のサポ-トなどはもちろんのこと、周術期口腔機能管理に力を注いでいます。
これは、がんの手術および化学放射線治療や、心臓外科・整形外科関節手術などの前後に口腔ケアを集中的に行うことで口腔内の清潔を維持確保し、全身的合併症を減らそうというものです。
これらの疾患を担当する医科主治医や看護師とも連携し、歯科医師と一丸となって患者さんの入院前から退院後を含めて周術期口腔機能管理を行っています。
病気と戦っていくには、患者さんが出来るだけ自然な形で口から栄養を取り続けることが望ましいです。
歯科衛生士は口腔のプロフェッショナルとして、口腔ケアを通して、病気治療中の口腔のトラブルを軽減させ、病気の治療の支援を行っています。
歯科衛生室では、口腔ケア啓発のために地域での講演活動などにも積極的に取り組んでいます(詳しくはこちらから)。「歯科衛生室だより」も定期的に発行しています。
化学療法や放射線治療をされる患者さんは、抗がん剤や放射線治療の副作用による口腔粘膜炎や味覚障害、口腔乾燥などさまざまな口腔のトラブルが生じます。
そのため、定期的に口腔ケアを行うことで、口腔合併症の予防や口腔機能の維持、経口栄養摂取の促進にもつながっています。
また、入院療養中にはからだの症状(痛み・息苦しさ・だるさ)に加えて、免疫力や体力の低下によって、口腔内の不快感、口腔乾燥、カンジダなどのお口の症状が出てくることがあります。
そのようなお口のトラブルの予防や症状緩和のためにも定期的な口腔ケアが重要となってきます。
当院は急性期病院であるため、お口の問題から全身の合併症を引き起こすリスクの高い患者さんが多く入院されています。 そのため入院中の口腔衛生状態の管理は非常に重要です。 したがって、歯科衛生士は病棟の看護師の口腔ケアのスキルの向上や、患者さんに質の高い口腔ケアを受けていただけるように、口腔ケアに関する講習会を行っています。 また糖尿病教室やRSTラウンド、ICTなどのチーム医療にも参加し多職種連携を深めています