歯科口腔外科 > ご利用の皆様へ > トピックス > 口腔ケア研修会の活動報告
平成29年2月24日金曜日、飯塚歯科医師会(http://ii-sikai.org/)の支援の元、筑豊地区病院から看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の皆さんにお集まり頂き、口腔ケアの講義、ならびに患者さんのベッドサイドでの口腔ケア方法について体験実習して頂きました。
近年、入院中の患者さんで口腔衛生状態が不良な場合(歯磨きが上手に出来てない場合)、口腔内に残った細菌の塊であるプラークが肺に侵入することにより、誤嚥性肺炎に罹患するリスクが高くなる可能性が指摘されています。
(8020推進財団 http://www.8020zaidan.or.jp/magazine/start_care04.html)
また、プラークが歯ぐき(歯肉)にとどまることによって生じる歯周病により様々な全身疾患を生じることが指摘されています。
(日本臨床歯周病学会 http://www.jacp.net/perio/effect/)
そこで筑豊地域の病院からベッドサイドで患者さんの口腔内を観察する機会がある職種の方に集まって頂き、口腔ケアの重要性の講義を聞いて頂いた後、相互実習に参加して頂きました。
実習では患者さんへの口腔ケアについての様々な疑問をお伺いし、当科衛生士の指導のもと、口腔ケアの道具や実際の口腔ケアのコツなどを学んで頂きました。正しい歯ブラシの使い方やフロスなどの適切な使い方、また吸引器具の使用方法のポイントなどは大変為になったと好評でした。
今後も、機会に応じて口腔ケア研修会を開催いたしますので、御参加頂ければ幸いです。