- 2020.06.18
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「子どもの調子が朝から悪くて・・・夜になって急に熱が高くなった。」
「離れて暮らす高齢の父の様子を見に行くと、お腹が痛いと横になっている。」
「休日のサッカー中、転んだ際に、右手から倒れて、骨折かも知れない。」など
とつぜんの病気やケガで「病院へ行く?」「救急車を呼ぶ?」判断に迷わないために。
「意識がない」「息をしてない」「急に頭がわれるほど痛い」など、ためらわずに救急車を呼ぶことは大切なことです。
しかし、救急車は地域によって所有している台数が決まっていることをご存知ですか?
限りある救急車を適正に利用するため、救急車を呼ぶ前には「本当に緊急かどうか」について考えることも大切です。
判断に迷った場合は、行政機関が運用する電話相談窓口が利用できます。
救急車を呼ぶ、病院に行く、判断に迷ったら…
受診すべきか、救急車を呼ぶべきかなど、判断に迷う場合は、電話相談窓口がありますので、上手に活用しましょう。
電話相談窓口 福岡県では、県民の皆さまが急な病気やケガで医療機関の受診に迷ったときに相談できる、電話相談窓口を開設しています。
救急車を呼ぶほどではないけど、病院にはかかりたい。
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救急車をスムーズに利用するためにできること
救急車が必要になるときはとつぜんやってきます。いざというときのため、日頃から準備や心構えをしておくことも大切です。
日頃からの準備
- かかりつけ医を持つ
具合が悪くなったら、我慢せず、早めにかかりつけ医を受診しましょう - 救急安心シートを利用する
「高齢者の家族がいる方」 「高齢者同士の家庭の方」 「お一人住まいの方」など、急な病気で慌てないために、救急安心シートをお使いください。
【使い方】
救急安心シートをプリントして、持病や常用薬、緊急連絡先などを記載し、冷蔵庫など目につきやすい所へ貼布して、ご利用ください。
119番通報をするとき
- 慌てず落ち着いて対話できるように、まずは深呼吸
- 自宅の住所は番地(XX町●丁目▲番地)までの正確な情報を伝えましょう
住所の情報が伝わったタイミングで救急車は出動します - 続けて、できるだけ詳しい状況をオペレーターに伝えましょう
- 救急車が近づいてきたら、大きく手を振って案内しましょう
救急隊が到着したら
- 救急隊に倒れたとき(症状が現れたとき)の状況などを詳しく伝えましょう
- 整理しておいた健康に関する情報や当日のこと(薬は飲んだか?食事はいつ食べたか?など)を伝えましょう
- 嘔吐・吐血・下血した場合、片付けずに救急隊に確認してもらいます
症状を把握するための情報となります - できるだけ、倒れたとき(症状が現れたとき)の状況がわかる方も救急車に同乗しましょう
- 救急安心シートを救急隊に見せましょう