対象疾患
- てんかん
- 熱性けいれん
- 神経発達症
(注意欠如多動症、自閉スペクトラム症、知的能力障害、限局性学習症など) - 重症心身障害児
- 運動発達遅滞(脳性麻痺を含む)
- 運動異常症(ジストニア、チックなど)
- 神経皮膚症候群
- 神経筋疾患
- 神経変性疾患
- 先天代謝異常
- 染色体異常
- 頭痛 など
※急性脳炎・脳症などの救急疾患については、救命救急センターやICUと連携して対応しています。また、より高度な検査や治療が必要な場合には、近隣の大学病院などと連携して対応を行っています。
診療内容
日本小児神経学会専門医の医師が診察を行っています。主な疾患について、ご説明します。
- 小児てんかん
- 病歴を詳細に伺い、脳波などの検査と合わせて、正確な診断に努め、お子様が健やかに成長できるように治療を行います。必要な場合は、入院のうえ、画像検査や長時間脳波検査を行うことも検討しています。
- 熱性けいれん
- 乳幼児期に、発熱に伴いけいれんを起こす病気です。成長とともに、発作は起こらなくなることが多いとされています。当科では、主に発作時の対応を行います。また、発作時の対応の仕方についてもご指導しています。
- 神経発達症
(注意欠如多動症、自閉スペクトラム症、知的能力障害、限局性学習症など) - 近年、注目されている疾患です。落ち着きのなさや社会性の未熟さなどにより、一般的な集団への参加が難しいお子様が対象です。関わり方のアドバイスをしたり、関係諸機関との調整を行ったり、場合によって薬物治療を行ったりしています。
- その他
- 運動面、認知面、精神面について、気になる症状があるお子様のご相談をお受けしています。
ご案内
飯塚病院小児科では、神経発達の専門外来を受診する際に事前準備をお願いしています。
飯塚市が発行している「スペシャルサポートブック」のPDF版が飯塚市ホームページにて公開されています。
このガイドブックは、障がいのあるお子さんへの支援制度を中心にさまざまな情報がまとめられていますので、こちらもぜひご覧ください。