こどもの夏かぜへの対処
冬かぜの定番はインフルエンザですが、代表的な夏かぜといえば以下の3つです。
- ヘルパンギーナ
上あごの奥に口内炎が出来るため、非常にのどを痛がります。また、小さいお子さんでは急に水分を摂らなくなったりするため脱水になる事もあり注意が必要です。 - 手足口病
手のひらや足の裏、口の中に小さい口内炎が出来ます。実は肘や膝、おしりにも出来ることもあります。ヘルパンギーナに比べると高熱が出る事は少ないですが、口内炎のため水分が摂れずに脱水になる事があります。 - 咽頭結膜熱
4、5日続く高熱と、目が赤いお子さんを見た場合には注意が必要です。プールを介して流行していた事からプール熱とも呼ばれています。
いずれも6月末~7月に流行します。また、飛沫感染が多い冬のかぜに対して、夏かぜのウイルスは腸でも増殖するため、便からもウイルスを排出して感染していきますので、手洗いやうがいによる感染予防が重要です。
まれに、夏かぜの感染に伴い頭痛や吐き気が出現します。ぐったりしている、おしっこがでない、意識がもうろうとしているなど強い脱水症状がみられる場合は夜間や休日でも速やかな受診が必要ですが、そうでなければ翌日まで様子をみてかかりつけ医に相談しましょう。