福岡空港航空機事故対処訓練に参加して
7月9日(水)に博多国際展示場・カンファレンスセンターで開催された福岡空港航空機事故対処訓練に医療コントローラーとして参加しました。
「災害時医療コントローラー」とは、医療資源の配分、医療機関の連携、情報伝達などを円滑に進める為の司令塔として医療活動の統括、調整を担う役割です
今回の想定訓練は、滑走路が2本に増えた福岡空港での国際線の航空機事故を、内容としては乗員・乗客合わせて305人のシンガポールからの航空機が着陸に失敗して一部が炎上し、多数の死傷者が出たとの想定で行われました。
医療面に重点が置かれた今回は、消防や医療機関など35の機関から約210人が参加し、当院からも私の他に院内救命士1名、看護師1名がコントローラーとして参加しました。
事故発生時の医療フェーズに特化した訓練は今回で3年連続の訓練となり、当院も3年連続の参加となりました。
各関係機関が連携し、最大限の効果が出せるように活動を行っており、私は一次救出場所を担当し、救出されてきた傷病者のトリアージに対し、医療目線での助言を関係機関へ行いました。
有事の際には、当院にも出動や受入要請の可能性があり、関係機関との連携を深めていく上でも、とても充実した訓練となりました。