室長あいさつ
救急救命室は2023年4月に、医療技術部門として新たに開設しました。前身は2010年9月に救急外来に配属された1名のER-Aideからで、2022年の救急救命士法改正に合せて、既存のER-Aideを救急救命士のみの18名構成としました。2022年の法改正では従来認められていなかった、医療機関内での入院前医療行為の一部を救急救命士が実施できることになり、救急外来の医師・看護師とのタスクチェンジも実施するようになっています。
特に2023年度は、救急患者のスムーズな受け入れのため、ホールディングルームでの患者観察を担当することで、大きな貢献をあげています。他にもドクターカーでの出動、救急搬送、物品管理などの多岐の業務を行っています。また、医療機関間連携に必要な患者搬送業務については、2024年度の診療報酬改定項目にもなっており、今後も救急救命室が当院の運営に貢献できるように研鑽してまいります。
副室長あいさつ
飯塚病院の救命救急センターは救急医療の筑豊地域最後の砦と評されています。その中にあり、救急救命士は近年の法改正もあってチーム医療の一員としての役割を大いに期待されています。
「From飯塚」の思いを胸に、厳しい医療環境の中で革新的な機能を果たす存在、組織であることを目指し、日々の研鑽を重ねています。
「救急救命士」の活躍の場を広げていくことは、一つのイノベーションとして医療機関や地域医療にとっても必ずや貢献するものと信じ、今後も努力を続けたいと考えています。