これまでのスタッフの声
土方 貴道 医師H27(2015)年卒
私は関東の市中病院で初期研修を行い、飯塚病院総合診療科の後期研修を終え、本年度(2020年度)から飯塚病院感染症科スタッフとして働いております。当院は、各専門診療科が揃い、かつ1000床を超える病床を持つ地域の基幹病院であり、多様な症例を凝縮して診療できる病院です。当院のcommon diseaseである黄色ブドウ球菌・カンジダ菌血症、感染性心内膜炎に始まり、外科術後感染症、HIVを含む免疫不全患者の感染症、ハンセン病などの輸入感染症を経験する事もできます。また、2019年7月より新たに海外渡航者向けのワクチン/トラベル外来も開設しており、プレトラベル・ポストトラベルの対応を学ぶこともできます。
常に知識のUp dateを欠かすことなく、Journal ClubやLancet ID・CIDの輪読会を毎週行っています。研究の興味があれば、Lancetにもacceptされている的野部長から論文作成の指導を受ける機会もあります。
現在、スタッフ5人と他科スタッフからのローテーターとで日々切磋琢磨しながら診療にあたっています。専従薬剤師や細菌検査技師との距離も近く、症例のdiscussionも活発です。また、院内の初期研修医・専攻医の受け入れも積極的に行っており、教育にも力を注いでいます。
当科は今年で設立2年目ですが、的野部長の掲げる『日本トップクラスの感染症科』を目指し、様々な分野に挑戦しています。少しでも飯塚病院感染症科にご興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。見学(オンライン可)も随時受け付けております。皆様とお会いできる日をとても楽しみにしております。
長谷川 雄一 医師
H27(2015)年卒
私は北海道の市中病院で初期研修を終了し、飯塚病院総合診療科で後期研修を修了後に当院で培った総合診療を活かしつつ感染症も並行して学ぶことのできる総合診療科/感染症科フェローとして1年間勤務後に2021年度より感染症科へ異動しました。
感染症科は東京や大阪などの大都市に集中しており地方で感染症科を有する病院は稀ですが、内科診療する上で感染症に関する知識は必要です。考え方次第で感染症以外の鑑別疾患、想定する原因微生物や選択する抗菌薬も異なるため、科内のカンファレンスでは自分だけでは思いつかないマネージメントプランを議論できること、当院は43診療科が所属する1000床クラスの大病院であるため、感染性心内膜炎や壊死性筋膜炎など内科・外科を含めた多診療科で協議して治療する感染症疾患を市中病院で完結できるのも当院の特徴です。
コンサルト業務や新型コロナウイルス感染症の対応だけでなく、耐性菌サーベイランスや院内感染対策、抗菌薬適正使用支援について看護師、薬剤師、検査技師、保健所など多職種と連携をとりながら診療を行い学ぶことができるのも当科の魅力です。
また、診療以外では毎月定期的にビジネスミーティング、リサーチミーティングを行っています。皆で科のvisionを議論し定期的に見直すことでより良い組織作りを目指し、的野部長の手厚い指導の下で学会発表や研究、論文作成など学術面の発信に力を注いでおります。
オンライン見学も受け付けています。お気軽にお尋ね下さい。