飯塚病院 整形外科

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部長よりご挨拶

 飯塚病院整形外科のホームページをご覧下さりありがとうございます。

 整形外科とは、四肢、脊柱などの骨、関節、筋肉などの運動器官の疾患を扱う外科です。人が立ち、歩き、手を使うという日常生活で必要な運動機能に関する病気やけがを担当しています。当然、整形外科的疾患は古くから存在していましたが、近代整形外科は約100年前に日本に導入されました。当時は小児の手足や背骨の変形、骨関節結核などが大きな課題でした。 その後、交通事故などによる外傷の増加などが課題に加わりました。 今日では超高齢社会を迎え、高齢者の骨粗鬆症、骨折、膝関節や脊椎椎間板などの退行変性が大きな課題になっています。 これらの疾病はいずれも、自分のことは自分で出来るという人間としての尊厳を危うくするものです。

 当院整形外科は昭和20年代から診療を開始し、現在11名のスタッフ(整形外科専門医8名含む)で診療しており、24時間365日入院患者、救急患者に対応しております。

 私たちが目指すところは、患者さんの運動器の機能の維持・改善を支援することです。その治療法には手術療法だけではなく、運動療法や薬物治療などの保存的治療も含みますが、この地域の基幹病院としての使命から主に手術療法を中心としています。筑豊地域は県内でも特に高齢化が進んだ地域ですので、様々な合併症を有する方もおられますが、総合病院の利点を生かし他の診療科と協力し必要な手術はなるべく早期に行い、合併症によるリスクの高い症例に関しても、安全に手術ができるよう努力しております。

 整形外科スタッフ一同、筑豊地域の皆様に少しでもお役に立てるよう努力して参りますので、よろしくお願いします。

2016年7月7日
原 俊彦

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