中央検査部 > ご利用の皆様へ > 肺機能検査
肺の主な働きは、吸った空気(吸気)から酸素を血液に取り込み、全身で産生され不要になった二酸化炭素を吐いた空気として排出することです。呼吸機能検査は、息を最大限吸ったり吐いたりできる量(肺活量)や息の速さ(息の通りやすさ)を測定したり、肺に取り込まれる酸素の量を測定します。呼吸機能の検査は痛みを伴うことはありませんが、他の検査と異なり検査結果は患者さんご自身の努力の程度に大きく依存します。肺活量は年齢・性別・体格によって異なるため、検査前には身長・体重の測定を行います。そこから検査の予測値を計算し、実際の測定値と比較します。検査時間は項目によって異なりますが、通常は約15分、精密検査で約1時間です。
などです。しかし、肺機能検査は肺の機能評価を行うものであり、解剖学的、病理学的、細菌学的な評価をするには、画像診断や組織診断、気管支鏡検査など他の臨床検査が必要となります。
薬の効果を見る検査では、前の日(24時間)から薬を止めていただくことがあります。