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一般的に餅の入った汁物が雑煮と呼ばれます。
一言で『雑煮』といっても、集落の数だけ雑煮の
種類があるといわれているほどに種類が豊富なようです。
北海道:鶏ガラだし雑煮
雑煮の種類も多種多様
札幌では主に鶏ガラベースで、餅は焼いた角餅です。
具材は、鶏もも肉、大根、人参、千切りごぼうなど…
砂糖が入っていて少し甘いのが特徴!
東京都:東京江戸雑煮
鰹と昆布のだし汁
餅は焼いた角餅です。
具材は、鶏もも肉、しいたけ、小松菜、人参、三つ葉など…
醤油、みりんをしっかり効かせるのが特徴!
京都府:白味噌雑煮
鰹と昆布だしを使った白味噌仕立て
餅は焼かずに煮た丸餅です。
具材は、里芋、金時人参、大根など…
具材は全て丸く切り、「家庭円満」「物事を丸く収める」といった願いをかけているそうです。
香川県:白味噌あん餅雑煮
いりこのだし汁であん餅を煮て、白味噌で仕立てた物
具材は里芋、金時人参、大根など…
あん餅から小豆あんが溶け出して独特のおいしさに。
福岡県:博多のぶり雑煮
別の鍋で煮た丸餅をあごだしに入れた物
具材はぶり、焼き豆腐、かつお菜(高菜の一種)
干しシイタケ、かまぼこなど…
かつお菜は福岡県内で冬場に店頭に並ぶほぼ雑煮専用の青菜です。
お雑煮は大晦日から「年神」に供えた物を一緒に煮た物です。
神に供えた物をともに食べると神から力を授かり元気が出ると考え食べられているものです。皆さんもぜひお雑煮を食べて、元気に過ごしましょう!!
出典:農林水産省Webサイト https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2001/spe2_03.html
文責:藤岡 葵香