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突然ですが、日本のお正月に欠かせない物といえばそう、おせち料理ですね!!
おせち料理はお正月の食卓を華やかにしてくれます。最近では、手頃な物から家庭でオリジナルな物、有名料亭の料理監修のおせち料理まで多彩な物がありますね。そこでその歴史について遡って見てみましょう。
おせち料理の起源は、なんと1000年以上も前の平安時代といわれています。季節の川会忌めである「節」に、神様に収穫した作物をお供えする「節供」と呼ばれる習慣があったそうです。それが由来となり、平安時代の宮中で「おせち料理」の週間が生まれたと言われています。それから時を経て江戸時代に一般庶民がならって行うようになったのがおせち料理の起源だと言われています。
黒豆 | まめで健康であるように。黒色は魔除けの意味も。 |
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ごまめ(田作り) | 田畑の肥料にイワシを使うことから、五穀豊穣を願うもの。 |
数の子 | 親のニシンが二親健在であることから、子孫繁栄を願うもの。 |
たたきゴボウ | 地中深く根を張ることから、家の安泰を願うもの。 |
伊達巻き | 文化を表すことに由来し、文化の発展を願うもの。 |
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伊勢エビ | 腰の曲がった姿から長寿を願うもの。 |
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昆布巻き | 「よろこんぶ」の言葉にかけた縁起物。 |
紅白なます | 紅白の水引きをなぞらえた縁起物。 |
クワイ | 芽が出る縁起物。 |
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レンコン | 穴が開いている様子から「先の見通しがよいように」と願うもの。 |
里芋 | 小さな芽が沢山つくことから「子宝に恵まれるように」とねがうもの。 |
五の重に関しては諸説あり、実際に中身を詰めず「来年こそは豊かになり、重箱をいっぱいに出来るように」と意味を込めるとの説も。他には、多めに作った料理を詰める「控えの重」として用意するという説もあるといわれている。
各段に入れる食材を解説したが、地方によって入れ方や別の容器に入れる場合もあります。だからこそ、皆さんの家庭ならではのおせちを楽しみながらお過ごし下さい。
参考文献
・歴史から紐解くおせち料理の由来や起源とは?|ゐざさ中谷本舗
https://www.izasa.co.jp/blog/osechi-history-880/
・紀文食品(おせちの歴史年表千年の起源から現代まで)
https://www.kibun.co.jp/cms1/kibuncontent/uploads/2017_kibunshogatsunenpyo.pdf
・ぐるなび(なぜお正月におせちを食べるの?おせちの由来や食材に込められた意味など【知っておきたい食知識など】)
https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/22080/
文責:櫻木彩加