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チョコレートの季節

 大寒も過ぎ、春に向けて少しずつ過ごしやすい気候になりつつありますね。そんな2月のイベントと言えばバレンタインデー。たくさんのお店にチョコレートが並び、ご家族や恋人、ご友人にプレゼントされる方も多いのではないでしょうか。
 さて、今回はそんなチョコレートができるまでの過程を紹介します。

チョコレートができるまで

 チョコレートの主な原料はカカオの実の種子であるカカオ豆です。
 カカオ豆を煎って水分を飛ばし、カカオの香りや酸味を引き出します。
 次に煎ったカカオ豆を冷まし、皮をむいて砕いていきます。皮をむいて砕いたものを「カカオニブ」といいます。
 カカオニブを約1日かけて潰して練ってペースト状にし、カカオバターを加えます。これがなめらかになったものを「カカオマス」といいます。
 カカオマスができたら「テンパリング」と呼ばれる温度調整をしていきます。
  カカオマスを温めて50℃にした後に28℃まで冷まし、再び30.5℃になるまで温めます。テンパリングをしないと油脂が結晶化しないため固めた後に表面が白っぽくなったり、ざらつきが出たりしてしまいます。
 できあがったチョコレートを型に入れ、1日かけて室温で固めたら完成です。

チョコレートの種類

チョコレートには原材料の配合によって様々な種類があります。
  • スイートチョコレート
    カカオマス、カカオバター、砂糖で作られたチョコレート。ビター、ダーク、ブラック、ピュアなど様々な呼び方がある。
  • ミルクチョコレート
    カカオマス、カカオバター、砂糖の他に乳成分を加えたチョコレート。
  • ホワイトチョコレート
    カカオバターに乳成分と糖分を加えたチョコレート。カカオマスは使用しない。
  • フレーバーチョコレート
    カカオ以外の香りや色をつけたチョコレート。ホワイトチョコレートをベースにすることが多く、フリーズドライした粉末フルーツや抹茶、香料、着色料などを加えている。

参考文献:すがたをかえるたべものしゃしんえほん⑩チョコレートができるまで
文責:安藤 咲良

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