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大寒も過ぎ、春に向けて少しずつ過ごしやすい気候になりつつありますね。そんな2月のイベントと言えばバレンタインデー。たくさんのお店にチョコレートが並び、ご家族や恋人、ご友人にプレゼントされる方も多いのではないでしょうか。
さて、今回はそんなチョコレートができるまでの過程を紹介します。
チョコレートの主な原料はカカオの実の種子であるカカオ豆です。
カカオ豆を煎って水分を飛ばし、カカオの香りや酸味を引き出します。
次に煎ったカカオ豆を冷まし、皮をむいて砕いていきます。皮をむいて砕いたものを「カカオニブ」といいます。
カカオニブを約1日かけて潰して練ってペースト状にし、カカオバターを加えます。これがなめらかになったものを「カカオマス」といいます。
カカオマスができたら「テンパリング」と呼ばれる温度調整をしていきます。
カカオマスを温めて50℃にした後に28℃まで冷まし、再び30.5℃になるまで温めます。テンパリングをしないと油脂が結晶化しないため固めた後に表面が白っぽくなったり、ざらつきが出たりしてしまいます。
できあがったチョコレートを型に入れ、1日かけて室温で固めたら完成です。
参考文献:すがたをかえるたべものしゃしんえほん⑩チョコレートができるまで
文責:安藤 咲良