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梅雨が明け、厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑い日が続くと、疲れやすくなったり、やる気が出ないなどの「夏バテ」に悩まされる方も多いのではないでしょうか。そんな時こそ、お食事の内容を工夫していき、夏バテを予防していきましょう。
夏バテ予防は、日々の生活を整え、栄養バランスの整った食事を摂ることが基本です。夏はさっぱりしたものや、喉ごしのよい麺類など炭水化物中心の偏った食事になりがちですが、たんぱく質や代謝に必要なビタミンなどを意識して摂るようにしましょう。
たんぱく質は、筋肉や臓器など体のもとになる栄養素です。また、体内環境を維持・調整するホルモンや免疫物質のもとなど様々な役割を担っており、不足すると体力低下や免疫力低下などの原因になります。たんぱく質が多く含まれる肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などを意識して摂るようにしましょう。
ビタミンB2は三大栄養素を代謝する際に必要な栄養素です。
中でも脂質を代謝する際に多く消費されます。幅広い食材に含まれる栄養素ですが、レバーやチーズ、卵に豊富に含まれています。ビタミンB2は水溶性ビタミンですが水に溶けにくく、加熱しても壊れにくいため調理法を選びません。
しかし、光に当てると分解が進むため、紙で包むなどして保存するのがおすすめです。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるサポートをしており、不足すると食欲の低下や全身のだるさ、疲れなどを引き起こします。
インスタント食品中心などの偏った食生活では、糖質の代謝にビタミンB1が大量に使用され、不足しがちです。ビタミンB1は、豚肉や鰻や鰹、豆類、穀類に多く含まれます。穀類では、玄米や胚芽米などに多く含まれるため、主食に玄米を混ぜたり麦ご飯にするなどの工夫も良いですね。
食が進まない時は、香辛料や香味野菜を利用するのも効果的です。香辛料や香味野菜には胃酸の分泌を促進し、食欲を刺激する作用があります。カレー粉やこしょう、にんにく、ねぎにらなどを食事に取り入れてみましょう。
参考文献:一生役立つ きちんとわかる栄養学(西東社)
文責:竹田 実樹