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2月といえば、バレンタインという方も多いかもしれませんが、その前に節分がやってきますね。節分(2月3日)には、「鬼は外、福は内」と豆をまいて、邪気を祓った後に、年齢の数だけ豆を食べて、1年間の幸せを祈ると言われています。また、豆まきの後は恵方巻を食べる方も多いのではないでしょうか。
米と同じエネルギー源で霊力を持つとされる豆をまくことで、病や災いを祓い、更にその豆を食べることで力をいただけると考えられたからです。
この考え方が中国の古い鬼追いの行事「追儺(ついな)」と合わさり、広まったとされています。
畑の牛肉と称される大豆ですが、文部科学省の「日本食品標準成分表」によると、いり大豆の可食部100g当たりのたんぱく質量(37.5g)は、牛肉もものたんぱく質量(27.7g)を上回ります。 さらに、体内で作ることのできない必須アミノ酸9種類を含め、人間が必要とするアミノ酸20種類すべてを含む強力なたんぱく源です。
恵方巻の“恵方”とは、その年の一番良いとされる方角のことで、その方角には「歳徳神(金運や幸せをつかさどる)」と呼ばれる神様がいるとされています。恵方は何をするにも良い方向なので、かつては自宅から見て恵方にある神社に初詣する習慣があったほどです。歳徳神は毎年いる方角が違うため、恵方も毎年変わりますが、その方角は「北北西」「東北東」「南南東」「西南西」の4つのうちのいずれかです。
まだまだ寒い日が続きそうなので、お家で豆まきや恵方巻を是非楽しんでください。
参考文献:日本文化研究ブログ(https://jpnculture.net/)
農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/2001/01.html)