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寒さに負けないようにしましょう!

冬が本格化しだして、こたつや暖房などが手放せなくなる季節になりました。
こたつと言えば、セットで連想されるものが「みかん」ではないでしょうか?
指や爪を黄色くさせながら食べた記憶もある方がいらっしゃると思われますが、今回はこの「みかん」についてご紹介します。

みかんの歴史

室町時代より、肥後(熊本県)や紀州(和歌山県)、駿河(静岡県)でみかんの栽培が盛んになり、特に正月には欠かかせない果物として親しまれるようになりました。
当時のみかんは、今のみかんより小さな紀州みかん(中国原産)がほとんどでしたが、400年ほど前に鹿児島県で現在私たちが食べている温州みかんが生まれ、その後、品種改良が積極的に進められ、大きくて味の良いみかんが栽培され、やがてみかんといえば温州みかんをさすようになりました。

みかんの栄養

温州みかんは「ビタミンC」を始め、様々な栄養が含まれています。
便秘改善の作用がある「ペクチン」や高血圧、動脈硬化を予防するフラボノイドの一種「へスペジリン」も豊富です。
最近の栄養疫学研究によると、みかんの色素である「βークリプトキサンチン」には体内でビタミンAと同様の働きがあり、がん予防の可能性が期待されています。また、骨粗しょう症、リウマチ、糖尿病、動脈硬化になる危険性を下げるという報告もあります。

効 能 ミカンの中の成分
発ガン抑制効果 β-クリプトキサンチン、オーラプテン、リモネン、ノミリン、
ビタミンC
老化予防 ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、β-カロチン、
ヘスペリジン、ナリンジン、ミネラル類
風邪の予防 シネフリン、ビタミンC、ビタミンA、
フラボノイド化合物(ヘスペリジン)
消化機能調整 ペクチン、セルロース
高血圧抑制 カリウム、ヘスペジリン
美肌効果 ビタミンC、クエン酸、ペクチン
精神安定作用 テルペノイド(香り成分)
脳卒中予防 ヘスペリジン
壊血病防止 ビタミンC、ヘスペリジン
カルシウム吸収促進 クエン酸

みかんの歴史や栄養についてのご紹介でした。
いくらみかんに栄養があるからといって、食べ過ぎるとお腹を壊したり、過剰な糖分を摂取してしまうことにも繋がりますので、果物の1日の目安量である握りこぶし1個分の摂取を心がけましょうね!

最高の組み合わせ

参考文献:みかんの歴史(https://www.pref.ehime.jp)
静岡県公式ホームページ「果物の話題」(https://www.kajuken-shizuoka.jp)
文責:近藤 茜音

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