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鉄欠乏性貧血について

 今年は暑い日が続いていますね。夏バテをしている人も多いのではないでしょうか。
「だるい」「眠れない」といった鉄欠乏性貧血の症状は、一見、夏バテに似ています。
今回は鉄欠乏性貧血について紹介します。

鉄欠乏性貧血とは

 血液成分の一つである赤血球の役目は、肺で酸素を受け取り、体のすみずみにまで届けることです。酸素を受け取るのは赤血球のヘモグロビンで、ヘモグロビンの材料となるのが鉄です。
 体内の鉄が少なくなると、ヘモグロビンが減少し、酸素を十分に運べなくなります。この状態が鉄欠乏性貧血です。

どうして起こるの?

 鉄欠乏性貧血は、鉄の摂取量が少ない場合(偏食やダイエットなど)と、鉄の排出量が多い場合(月経や病気、激しいスポーツ時など)、鉄の必要量が増加した場合(思春期、妊娠・出産・授乳期)に起こりやすくなります。
 貧血を引き起こす病気には子宮筋腫、胃潰瘍、大腸癌などがあります。

貧血に効果のある食事のポイント

貧血に効果あり
    [1]鉄の多い食品をとる
  • 鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄がある
    ヘム鉄が多い食品:レバー、貝類、赤身の魚や肉など
    非ヘム鉄が多い食品:青菜などの緑黄色野菜や豆類など
    [2]鉄の吸収を高める栄養素をとる
  • たんぱく質、ビタミンCは非ヘム鉄の吸収をよくする
    たんぱく質が多い食品:肉や魚介、乳製品、豆類など
    ビタミンCが多い食品:野菜や果物など
    [3]造血作用のある栄養素をとる
  • ビタミンB6、B12、葉酸などは健康な血液をつくる
    ビタミンB6が多い食品:魚介類、鶏ささ身、レバー、豆類、さつまいもなど
    ビタミンB12が多い食品:レバー、貝類、チーズなど
    葉酸が多い食品:葉物野菜、レバー、豆類など

参考文献:栄養と料理
文責:山﨑 夏実

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