当科について

部長からのメッセージ

 当院は救命救急センターを併設する筑豊地区唯一の基幹病院であり、その手術室運営を担う麻酔科は、9名の常勤スタッフと非常勤医で構成され、年間5000件近くの麻酔科管理症例手術を行っています。当院麻酔科の特徴は、院内研修のみで幅広い経験を積むことができることです。症例は虫垂炎などコモンな疾患から、緊急帝王切開、ロボット支援下手術、各種血管内治療、人工心肺を用いた開心術まで多岐にわたります。麻酔法も、全身麻酔、硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔、末梢神経ブロックなど、患者に最適な麻酔についてディスカッションを行い決定することで、それぞれの麻酔法に精通することができます。また、決定した麻酔法を実践するにあたり、麻酔業務を支援するための最新機器も数多く取りそろえています。
 業務は手術麻酔にとどまらず、周術期を通した麻酔管理を行っています。術前は、麻酔科外来を設置し、十分な術前評価を行い、患者および関連診療科と情報共有することで、より安全、安心な手術が受けられる環境作りをしています。術後は、術後疼痛管理チームが患者の術後疼痛をコントロールします。リハビリテーション科をはじめとした多職種連携によりスムーズなリハビリテーションを実現し、患者の早期退院を目指しています。
 また、院内他診療科との連携も重視しており、集中治療科、連携医療・緩和ケア科、救急科など、他診療科とのスタッフの交流も盛んです。現在在籍の麻酔科専攻医も各々の進路希望に応じて、柔軟なスケジュールで院内他診療科、院外研修も行っています。
 当院は前述しましたとおり、救命救急センターを併設する基幹病院であり、年間約8,000台の救急車を受け入れ、麻酔科管理症例手術の約15%を大動脈解離、超緊急帝王切開、頭蓋内出血、下部消化管穿孔など、急患症例が占めています。忙しい病院という印象を持たれるかもしれませんが、手術室スタッフの産休・育休、家族都合による急な休暇などにも配慮し、すべてのスタッフが働きやすい職場を目指しています。当院での勤務にご興味いただける方は、まずはぜひ当院の見学にいらしてください。