こんなときどうする?

こどものやけどへの対処

こどもの事故でやけどが多いのも特徴です。こどもにとって危険なストーブ、熱湯の入ったやかんやコップ、高温の水蒸気を出すポットなどから、大人が守ってあげることが最も大切です。万が一やけどをした場合には、やけどの範囲や皮膚の状態を観察して適切に対処しましょう。

やけどの範囲がこどもの手のひらより小さく水ぶくれもない場合には、まず流水で痛みがなくなるまで30分程度冷やして下さい。この場合は翌日まで様子を見ても大丈夫です。アロエを塗るなどの民間療法は避けてください。

やけどの範囲が広かったり、水ぶくれがひどく痛みが強い場合や、顔や関節にやけどができた場合には、その日のうちに病院に相談して下さい。また、めったに見る事はないですが、皮膚が白色や黒色になり、痛みを感じなくなっている場合も受診してください。

もし、服を着たまま熱いお風呂に落ちたなどの場合は、服を脱いでいる間にもやけどが進行してしまうため、服の上から冷やします。服が皮膚にくっついている場合には、無理に剥がさずに、そのままにしてください。

最後に、カイロやホットカーペットなど、体温より少し高温のものに長時間触れていると「低温やけど」を起こします。これは冷やしても良くならないので注意して下さい。