こんなときどうする?

こどもの皮膚の異常(皮疹)への対処

皮疹(ひしん)とは、ブツブツができたり赤くなったり、目に見える皮膚の異常のことです。皮疹を生じる病気はたくさんありますが、その多くは夜間や休日に皮疹ができたとしても急いで受診する必要がないことが多いです。
とは言え、見た目も気になるし、かゆみが強い場合には心配になりますよね。

今回は、絶対に救急を受診しないといけない皮疹を紹介します。病名を聞いた事がある方も多いと思いますが、「アナフィラキシー」です。症状が重ければ命に関わることが多く、迅速な治療が必要です!その症状は、「息が苦しそう」「全身が赤くなっている」「ぐったりしている」などです。これらの症状がある場合はすぐに救急車を呼んでください。

その他の場合は、原則として翌日のかかりつけ医受診で問題ありません。それまでの間は、他人へ感染させる可能性もあるので「手洗いをしっかり行う」「マスクを着用する」「同じタオルを使わない」などの配慮も必要です。

また、異常のある箇所はやさしく洗浄して清潔に保つこと、引っ掻かないようにすることも大切です。

外用薬を使用する際は、使用前にかかりつけ医にご相談ください。不適切な薬の使用で皮疹が悪化することがあります。