こんなときどうする?

こどもの発熱への対処

こどもの急な発熱は決して珍しいことではありませんが、実際にそういう場面に直面すると、意外と慌ててしまうものです。

高熱が出たからといって、怖い病気があるとは限りません。注意して見ておきたいのは、熱以外のサインです。熱とともに以下の症状が見られる場合、小児科医のいる医療機関を受診しましょう。「せきがひどく呼吸が苦しそう」「ぐったりしている」「何度も吐く」「視線が合いにくい」「けいれんを起こしている」「水分を受け付けない/おしっこが出ない」など。

熱があってもこれらの症状がなく、食事や水分がとれており、それほど機嫌が悪くなければしばらく様子を見ても大丈夫です。その際には水分をこまめにあげるようにし、脱水にならないよう気をつけてあげてください。また、水分がとれていればむやみに解熱剤を使う必要はありません。

ただし、症状が大きく変わったり、熱が3日以上続く場合には受診をお勧めします。夜間で判断に迷う場合は、#8000へ電話をしてみてください。これは小児救急医療電話相談という福岡県の事業で、夜の7時から翌朝7時の間、看護師や医師が症状に応じたアドバイスをしてくれます。