後期研修医

先輩の声

後期研修医 吉永 晃一

吉永 晃一医師
麻酔科ストレート選択
後期研修医 吉永 晃一
大阪大卒 2011年入社

 後期研修先を選ぶ上で重要なのは、専門分野の症例を多く診ることができるか、良い指導医と出会えるか、という点だと思いますが、この2点について飯塚病院は研修病院としてお勧めできる病院です。

 年間8,000件を超える救急搬送を受け入れる救命救急センターを併設する当院では、豊富な症例に出会うことができ、手技等の経験も多く積むことができます。

 また、指導力の優れた人間としても尊敬できる指導医がたくさんいます。研修病院としての歴史が長いことがその理由ではないかと思います。

 私の所属する麻酔科は、「やる気のあるヤツにはどんどんやらせる」という方針です。もちろん、研修を受ける側が自ら知識やスキルを身につける努力をしていることが大前提ですが、科の方針や指導医のバックアップのおかげで心臓血管外科麻酔などの症例を後期研修1年次から積極的に担当することができました。難易度の高い麻酔症例に必死で取り組むことで、モチベーションも上がるし、成長を実感できています。

 院内での他科ローテーションや、院外研修の機会が得られることも魅力です。私も3ヶ月間他院での研修の機会をいただき、当院では経験できない手技を実際に経験できただけでなく、改めて自身を振り返り、今の環境でどうやっていくかを考える良い機会になりました。

 さらに今年からは後期研修医を対象としたメンタル面のサポートプログラムや、診療科を超えた後期研修医同士の横のつながりを作るためのプログラムもスタートしました。初期だけでなく後期研修医にもこのようなサポートがある病院は珍しいのではないかと思います。

 最後に、飯塚病院の一番の特徴をお伝えします。それは、いろいろな職種の人たちが、同じ方向を向いて医療に取り組んでいる、という点です。Patient Firstという考えが職員全体に根付いているので、診療科や職種の垣根を越えて、みんなが患者さんのために、対等な目線で建設的に意見や考えを言えるのだと思います。最近は他院で初期研修を終えた先生が後期研修から当院に来ることも多いのですが、そういう先生ももしかしたら最初はアウェーという感じがするかもしれません。しかし、そういう飯塚病院の雰囲気に馴染んでくると、一体感が感じられて、すぐにホームだと思ってもらえているのではないかと思います。