もしかして口くさい? スメハラに注意! 口臭の原因と効果的な予防法

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  • 2017.01.13
目次

    スメルハラスメントとは?

     相手の口臭が気になったことはありませんか?口臭などのにおいが原因で周囲に不快な思いをさせることを「スメルハラスメント」といいます。
     しかし、人は相手の匂いには敏感でも、自分の口臭にはなかなか気が付かないもの。もし会話をするときの周囲の反応に、

    • 口元や鼻を手で覆われる
    • 相手と一定の距離がある
    • 話を途中で切り上げられることがある

    など思い当たるものがあれば、もしかすると口臭があって、知らずのうちに相手を不快にさせているかもしれません。

    ドクターより

    口臭は口の中で作られています

     口臭の原因になるのは、口の中で発生する揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)という気体。口の中の細菌が唾液や食べ物の残りかすに含まれる含流(がんりゅう)アミノ酸という物質を分解することで発生します。
     この揮発性硫黄化合物が発生する原因のほとんどは、口の中の「汚れ」と「乾燥」にあると考えられています。

    汚れと乾燥が口臭の原因になるのはなぜ?

    • 汚れが原因で起こる口臭
      揮発性硫黄化合物は、主に舌苔と歯周病がある場所で作られることが分かっています。歯垢や舌苔などが口の中に多く残っていると、揮発性硫黄化合物を作り出す細菌の繁殖や歯周病の進行を助けることになります。
    • 乾燥(ドライマウス)が原因で起こる口臭
      口の中は唾液によって潤いが保たれています。この唾液には自浄作用があり、口の中をきれいに保つ役割を果たしています。もし唾液の分泌が低下して口の中が乾燥すると、細菌の繁殖が進んでしまいます。コーヒーなど利尿作用のあるカフェインを含む飲み物、喫煙や飲酒、ストレスの多い生活などはドライマウスになりやすいので気を付けましょう。

    スメルハラスメントを避けるために。口臭の対策と予防法

    イメージ,水

     口臭を防ぐために、ぜひ実行したいのが次の方法です。

    • 舌ブラシで1日1回ケアする
      舌専用のブラシで舌苔のたまりすぎを防ぎましょう。ただし舌ブラシのやりすぎは禁物。舌を傷つけ余計に口臭を強くしてしまいます。歯ブラシでゴシゴシ、というのは避けましょう。
    • 歯科検診を定期的に受け
      虫歯や歯周病のチェックやブラッシング指導を受けて口の健康を保つようにしましょう。
    • 携帯歯ブラシやフロスを持ち歩く
      口臭は最後に食べ物や飲み物を口にしたときから時間が経つほど強くなる傾向があります。外出先や勤務先でもケアができるように準備しておくとよいでしょう。うがいをするだけでも口臭予防には効果的です。
    • 水分摂取は水がおすすめ
      水は汚れや乾燥の原因とならず口臭予防に適しています。ノンシュガーのガムを噛んで唾液の分泌を促すのもよいですね。

     もしかして…と気にして周りの人とギクシャクしてしまうより、早め早めの口臭予防を心がけ、快適な毎日を送りましょう。

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    編集者より
    スメルハラスメントという言葉が誕生するなど、口臭は自身の社会生活に大きな影響を与えかねません。口臭の原因をきちんと把握し、予防に努めるようにしたいですね。

    監修: 飯塚病院 歯科口腔外科

    飯塚病院 歯科口腔外科

    当科では、入院や手術を中心とした口腔外科診療(顎骨骨折、口腔腫瘍など)を行っています。また、当院でがん治療を受ける方や、誤嚥性肺炎で入院している方の口腔内を清潔に保つため、専門的口腔ケアを多く行っています。その他、NST(栄養サポートチーム)やRST(呼吸療法サポートチーム)などの多職種による回診に当科の医師、歯科衛生士も参加しており、科の枠組みを超えて筑豊地域の基幹病院における歯科口腔外科ならではの診療を行っています。

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