生活習慣からくる疲労感・倦怠感 その原因と対処法 vol.2-

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  • 2015.12.04
目次

     前回【vol.1】では、日々感じる疲労感・倦怠感を主に生活習慣面にスポットをあてて紹介しました。今回は生活習慣面での対処法に加え、女性特有の疲労感・倦怠感について考えられる原因と対処法についてご紹介します。

    生活習慣からくる疲労感、その対処法は?

     疲労感・倦怠感の原因をいくつかご紹介しましたが、原因は1つだけとは限りません。むしろ複数の原因がからみ合って疲労のもとになっていることも多いようです。次のようなことに注意して生活習慣を見直すことで、疲労感に対処できる場合もあります。

    • 規則正しい生活
    • 適度な運動
    • バランスのとれた食事
    • 質の良い睡眠を十分に
    • アルコールは控えめに
    • 禁煙
    • サプリメントやビタミン剤の服用
    ドクターより

    女性特有の疲労感・倦怠感 原因と対処法は?

    イメージ,倦怠感

     女性の場合、生理前に疲労感や倦怠感が現れることがあります。これは月経前症候群(PMS)の症状で、頭痛や下腹部痛、眠気や疲労感、イライラやニキビ、食欲の増加など、人によってさまざまです。その仕組みはまだはっきりしない部分もありますが、卵巣ホルモンの変化が関係しているとも言われています。ただ、生理が始まるといつの間にか症状がなくなっているのが特徴です。

     このPMSに対処するには、軽い運動や入浴で血行を改善する、マグネシウムを含む魚介類や海藻・大豆製品、ビタミンB6を多く含む牛レバーなどを摂るように心がけるといいでしょう。また、カフェインやアルコール、塩分の取り過ぎには注意したいところです。症状がひどい場合は漢方薬や低用量ピルを使うこともできます。病院で相談してみましょう。

    病気が原因の疲労感もある?

     生活習慣も見直してみたけれど、今一つスッキリしない。そんな場合には病気が疲労感・倦怠感の原因になっている場合もあります。かかりつけの医師に相談したり、人間ドックなどの検診を受けてみるのも一つの手段です。

     疲労感も生体アラーム、そう意識して、ご自分の疲れを見直してみてはいかがでしょうか?

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    ピカラダ編集部より

    眠ってもなかなか取れない疲労感・倦怠感。ひょっとしたら、あなたの生活習慣の中に疲労の原因がかくれているかもしれません。疲労の原因と対処法、ご紹介します。

    監修: 飯塚病院 予防医学センター

    飯塚病院 予防医学センター

    当院の人間ドックでは、生活習慣病とがんの早期発見を目的とした検査を行っています。人間ドックの一部の検査結果は、各専門診療科によるチェックを実施し、より精度の高い検査を提供しています。さらに、検査当日に結果を説明し、健康管理についてアドバイスも行っています。また、日本人の死因の第1位であるがんの早期発見に寄与すべく、乳がん、肺がん、胃がん、子宮がん、大腸がん、前立腺がんなどの「がん検診」や「がんPET検診」にも力を入れています。

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