カラダを冷やす・温める 食材の持つ力がスゴイ!和漢食のすすめ vol.2-

イメージ,和漢食

  • 2015.12.04
目次

    前回【vol.1】は、万病のもととなる冷え症を改善するための、精進料理と漢方医学のコラボレーション「和漢食」を紹介しました。
    今回は「和漢食」の美味しいレシピをご紹介!是非試してみてください。

    和漢食レシピのご紹介

    和漢食って難しそうと思われていませんか?今回、挑戦しやすい和漢食レシピをご紹介します。

    <<ホワイトシチュー>>

    ●材料(1人分)
    • 大豆 40g
    • ジャガイモ 70g
    • 玉ねぎ 20g
    • 人参 20g
    • ブロッコリー 30g
    • 塩 1g
    • こしょう 0.5g
    • 昆布だし 300cc
    • 割り醤油(醤油を同量の酒・昆布だしで割る)
    ●作り方
    1. 大豆は、ひと晩、水につけて柔らかく煮ておく。
      ※大豆を煮るのが難しい場合は、水煮大豆60gで代用しても良いです。
    2. 野菜は玉ねぎは3cmの角切り、ジャガイモ・人参は乱切りにして昆布だしで
      火が通るまで煮る。このとき少量の塩で軽く味付け。
    3. ブロッコリーは小房に切り分け、塩茹でしてザルにあげる。
    4. 野菜が煮えたら1. の大豆をミキサーにかける。
      ホワイトソースぐらいのかたさになるよう、野菜の煮汁と昆布だしを加えて調節し、
      鍋に戻す。
    5. 煮含めながら塩、こしょう、割り醤油で味を調える。
      仕上げにブロッコリーを加え、器に盛る。

    イメージ,シチュー

    <<水菜と大根のごまサラダ>>

    ●材料(1人分)
    • 水菜 30g
    • 大根 40g
    • 緑豆春雨 2g
    • ごま 2g
    • 割り醤油 6g
    1. 水菜は4cm程度に切り、大根も4cm程度の千切りにしておく。
    2. 春雨は茹でておく。
    3. 水菜と大根はそれぞれ少量の塩を加えたお湯で茹で、水に2~3分さらし、しっかり絞る。
      茹でておいた春雨を加え、割り醤油、すりごまで味付けする。
    ドクターより

    できるところから和漢食にトライ!

    食材や調理法、味付けなど、すべてを和漢食に切り替えるのは大変かもしれません。ですが生野菜のサラダを温野菜にする、冷たい飲み物を控える、できるだけ加工食品は控える、油の使用量を控えるなど、簡単にできることも多いもの。おうちでご利用の炊飯器にも玄米ご飯のメニューがあるものも増えています。冷え性が気になる方、まずは食事から気を付けて見てはいかがでしょうか?

    ドクターより
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    ピカラダ編集部より

    お風呂上りにすぐ靴下を履くあなた。手足の冷え、辛いですよね。冷え性は万病の素ともいわれています。今回は、冷え性に効果があるといわれている食材と、体を温める食事「和漢食」のご紹介でした。

    監修: 飯塚病院 栄養部

    飯塚病院 栄養部

    栄養は、すべての疾患を治療するうえで基本的医療の一つです。そのため当院では、各病棟に管理栄養士を配属し、入院患者さんの栄養状態を確認して、患者さんそれぞれに最適な栄養摂取方法や栄養量など提案し、栄養管理を行っています。また、1995年より当院の漢方診療科と連携して、当院オリジナルの『和漢食』を提供しています。和漢食とは、砂糖や酢など、身体を冷やす食品を使用せず、たんぱく質も肉・魚・卵などの動物性食品の代わりに、大豆から摂るお食事です。

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