難産や産後の出血が止まらないなどの産科救急へ効果的に対処できる知識や能力を発展・維持するための教育コース 「Advanced Life Support in Obstetrics （ALSO）」を、県内を中心とした医師・助産師・看護師を集め、毎年開催しています。

　米国では出産に携わる全ての医療関係者に受講が義務付けられており、国内では2008年に導入され、福岡県内では2014年に当院が主催し、初めて開催しました。参加者は、難産や産後大出血、逆子の経膣分娩、妊婦蘇生などについて講義・実技を通じて学びました。また、産婦人科医・助産師だけでなく、救急医・救命センター看護師・家庭医も参加し、チーム医療で産科救急に対応する枠組み作りも討論しました。

　そして、今年も3回目となる「ALSOプロバイダーコース＠飯塚病院2016」を6月4日（土）・5日（日）の2日間で開催します。総合周産期母子医療センターとして、臨床面だけでなく教育面でも中心的な施設としての役割も担っていきます。