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飯塚病院研修医OB会

院長ご挨拶

飯塚病院 院長 増本 陽秀

 飯塚病院卒後研修教育講座は平成26年に26期生を迎えるに至り、この間277名の卒業生を世に送り出しました。卒業生の皆さんはWe Deliver The Best -まごころ医療、まごころサービス それが私達の目標です-を忘れず、診療に、研究に、教育にとお互いの進路は違っても、与えられた場において最善を尽くして医療活動の日々を送っておられることと思います。

 同窓の皆さんの近況を教えて頂くために、平成21年に飯塚病院卆後研修教育講座同窓会のホームページを立ち上げました。飯塚病院の最新の情報をご覧ください。今、飯塚病院は、臨床研修指定病院、地域医療支援病院、救命救急センター、DPC対象病院が全て揃っています。研修医の皆さんとともに飯塚病院も成長してきました。分かち合った皆さんの苦労が結晶となって飯塚病院に残っています。さらに今後も新しい機能を加えていきます。

ふるさとの山に向かひて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな

 医師としての第一歩を踏み出した飯塚病院、いまでも心に残る患者さんのこと、このホームページからあの日、あの時にすぐ戻れます。そして、苦楽をともにした同期生を思い出し、明日の医療活動に向けて英気を取り戻して頂くことを希望します。

飯塚病院 院長
増本 陽秀

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事務局より

 飯塚病院初期研修医OB会におきましては現在、OB会員数が270名を超え、活躍の場も全国各地から海外に及ぶようになりました。
 このような会員数の増加、活躍の場の拡大に伴い、飯塚病院からの情報発信、飯塚病院、研修修了者相互の情報伝達により一層、力を注いで参りたいと思います。
 OB会関係等の行事の際には随時、御案内をしてまいりますので、異動等に伴いご連絡先に変更が生じます場合には、是非ご一報下さい。
 御協力宜しくお願いいたします。

飯塚病院 研修医OB会事務局(研修医教育室)

TEL:0948-29-8904 / FAX:0948-29-8954
E-mail:aih-ob@aih-net.com

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飯塚病院初期研修医OB会 25周年記念行事について

飯塚病院卒後研修教育講座開設20周年

飯塚病院主催 研修医ホームカミングデイについて

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OB寄稿

第1期生 尾崎 実展

 平成元年に飯塚病院の研修医制度が開始され、私は第一期生として研修を受けた。

 当時、公募によるローテーション研修は一般的ではなく、ましてや研修に実績の無い病院で研修を受けるなどというのは同級生から見ると「相当に変わっている」と思われたようである。確かに、科によっては研修プログラムも固まっておらず、研修医・指導医ともに大いに戸惑うことがしばしば見受けられた。今だから言えるが、午前中一杯、再来の外来見学のみという、今では考えられない場面もあった。指導医から「(研修は)役に立ってる?」と尋ねられ、答えに窮することもあった。私の初期研修スケジュールでは内科が最後のローテーションであったが、その内科でカルテに検査結果の伝票を貼ると(当時全ての検査結果は伝票で来ていた)、「尾崎君、その順番はおかしいですなぁ。」と臨床研修顧問の安部先生から叱られた。他科では特に注意されなかったが、「このような順序で貼るものなのです。」と訂正された。診察法はもとより、白衣のボタンはきちんと閉める。手洗いを励行する。聴診が終わるたびに聴診器を酒精綿で拭き感染に注意する。等等。他科では全く指摘されなかったことまで教えられた。教育であり躾であった。三つ子の魂百まで。医師として初期研修で躾られたことは、今も実践している(つもりである)。

 卒後研修が義務化され、多くの施設が研修医制度を導入する中、飯塚病院は研修病院として高い評価を受け、全国から優秀な研修医が集まるようになっている。

 豊富な症例に加え、経験に基づき研修プログラムが何度も見直され、より充実したものになってきているからであろう。

 現在、麻酔科指導医としてローテーターを指導する立場となったが、研修医に何を最も伝るべきか?どのように伝えるか?そして研修医は何を求めているか?いつも思案している。

 飯塚病院研修システムがますます発展して行くことを願っている。

第1期生 尾崎 実展


第16期生 木村 裕樹

 これまで飯塚病院で医療に携わってきた医師が既に2000人を超えるといいます。そして、地域の医療を担ってきたこのマンモス病院に卒後教育講座が創設されたのが時代も新たになった平成元年。それから20年近い年月で数多くの見習い医者たちが育ってきたことになり、今や医師として最も脂の乗り切った時期を迎えている先生方も既に大勢おられる状況となっています。これまで見習い医者たちにとって、飯塚病院はどんな場所であったか?いつまでたってもわからないことだらけ、じっとりと泥臭く飾らず安月給、慣れない社会人生活に吹き付ける世知辛い風に肩を寄せ合い、日々の業務のストレスのやり場もわからずときにはぶつかり・・・、まだ腰も据えられない病院という戦場での塹壕生活であります。そんな中、研修医室で、医局で、所狭しと教科書を広げ昨日の当直で診た患者やら朝の新患についてやら談義が始まり、自分の経験を一人でも多くの周りの見習い医者に伝えたいと自然に言葉に力が入る、そんな風土を「SHAREの精神」と呼ぶのがこの病院ならではの慣わしとなっていますし、旧式の体育会系の部活動のような先輩後輩関係が病院の隅々まで行き渡っており、みんな同じように当たり前のことを当たり前にできるようにする風土が根付いているものと思います。これら「SHAREの精神」「旧式体育会モード」「当たり前×2風土」が私たちが飯塚の地に漂着してきた理由であり私たちの誇りであろうと思います。飯塚病院で育った多くの人間は行き先も様々、生き方も様々でありますが、飯塚病院がいつまでもOBにとって気持ちの拠り所であり帰ってこれるような場所であり、OB集団がいつまでもちょっと照れてハスに構えた家族のような存在であればいいなぁ、と願っています。

第16期生 木村 裕樹

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連絡先

〒820-8505
福岡県飯塚市芳雄町3番83号
飯塚病院 研修医OB会事務局(研修医教育室)
TEL:0948-29-8904 / FAX:0948-29-8954
E-mail:aih-ob@aih-net.com