院外看護師研修 呼吸管理

「救急医療における呼吸管理研修」を受講された方の声

北九州市立八幡病院 高森 雅子さん

北九州市立八幡病院 高森 雅子さん 現在、集中治療室で勤務しており、日々レスピレーター管理の必要な患者さんと接しています。医師指示の下行っている治療以外に、患者さんがより早期に回復出来るよう、私たちが看護として行えることが他にもあるのではないか、今行っている呼吸理学療法は効果的なのか、他の医療機関ではどのような治療・看護を行っているのか等の疑問があり、また、呼吸管理について基礎から学びなおしたいという思いもあり受講希望させていただきました。
 講義では、人工呼吸器装着中の呼吸管理・看護の最前線について学び、呼吸器の基礎を再確認できました。
 演習では、人工呼吸器を実際に触り、回路の組み立てから取り扱い時の注意点についてマンツーマンで丁寧に指導していただきました。また、人工呼吸器離脱に向けての設定変更を指導の下自分で行い、その過程での患者さんの状態を体験し、陽圧換気の苦痛・鎮静の重要性について再認識しました。
 日頃から疑問に感じていたこと・困っていたことなどをRSTメンバーの方に相談したところ、小さなことでも一つ一つ丁寧にアドバイスをいただき、勉強になりました。また、参加されていた他施設の方との情報交換の良い機会となりました。
 飯塚病院には初めて伺いましたが、鮎川先生をはじめ、RSTメンバーの方々の呼吸管理に対する意欲的な思いが強く伝わり、活気にあふれた印象を受けました。
 今回受講させたいただき、学ぶことが多く、良い刺激を受けました。他のスタッフにも受講を勧めたいと思います。

千鳥橋病院 千々岩 由香さん

千鳥橋病院 千々岩 由香さん 先日は研修に参加させていただき、誠にありがとうございました。
 今まで多くのセミナーや研修会等に参加してきましたが、今回のような実践が有意義な研修は初めてでした。何よりもRSTをはじめ関わってくださるスタッフの多さに驚きました。12名の研修生に対し、いったい何人のスタッフが関わったのでしょうか??
 みなさんのチームワークとモチベーションの高さに感動しました。
 私は長い間ICUに勤務し、人工呼吸をしている患者さんの看護に日常的に携わってきました。しかし、モード設定などに気を取られがちで、フィジカルアセスメントや看護の視点からは遠ざかっていたように思います。これは集中ケア認定看護師の藤岡さんのお話しを聞いてハッとさせられたことです。また、実際に人工呼吸器を使って呼吸してみたり、正しいポジショニングを体験してみたりすることで、患者さんの気持ちを「体感」することができました。この経験は、日常看護は勿論、当院で開催している「レスピナース研修」にも生かせそうです。
 鮎川先生の講義の中の「FISH理論」には非常に共感しました。仕事を楽しくする為の前向きな姿勢、笑顔、コミュニケーションは私も日々、大事にしていることです。
 医師不足のなか、私たち看護師の果たす役割は大きくなっています。専門職としての誇りを持ち、目標を持っていたいと改めて感じた1日でした。この機会を与えてくださったことに心から感謝いたします。また、終了後のICU・HCU・救命センター見学も刺激になりました。開催には多くの労力が伴っていることと思いますが、是非、この研修を続けていただきたいと思います。ありがとうございました。