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飯塚病院における漢方薬の煎じ方

1. 煎じる道具

★ 土瓶または耐熱ガラス
  • ※土瓶か耐熱ガラスをお勧めします。
  • ※金属(特に鉄器)は使わないでください。生薬と化学変化を起こすことがあります。
★ 電熱器(600ワット)
  • ※加熱には、出来れば電熱器(600ワット)など、均等に熱を通せるものをお勧めします。
  • ※ガスの場合はとろ火で煎じてください。炎の大きさの目安 1~1.5cmくらい
  • ※一体型の煎じ器(煎治)の場合は「強」の目盛に合わせてください。

2. 煎じ方

★ 『1日1袋』を出来るだけ毎日煎じてください。
  • ※まとめて煎じてはいけません。
★ 水の量や時間は下表をご覧ください。

下表にない煎法の場合は、生薬と一緒に交付される煎法紙をご覧ください。

煎法 水の量 煎じる時間 出来上がりの煎じ液
常煎法 烏頭なし 600mL 40分 300mL
烏頭あり 800mL 60分 300mL
中煎法 烏頭なし 500mL 40分 200mL
烏頭あり 700mL 60分 200mL
小煎法 烏頭なし 450mL 40分 150mL
烏頭あり 650mL 60分 150mL

[1] 生薬の入っている袋を破って中身を出します。

  • ※袋のままだと成分が十分に出ないので必ず破ってください。

[2] 指定された水の量を確認してください。

  • ※但し、生薬の量によっては多少の加減は必要です。
    生薬量が多い時は、最初の水を増やすといいです。
  • ※毎回同じ水の量とは限りません(煎法が変わることがあります)。
    確認する癖をつけてください。

[3] 土瓶の蓋は開けたまま煎じてください。

[4] 指定された時間を守ってください。(時間厳守)

  • ※内容によって煎じる時間が異なる場合があります。(40分、60分)
  • 烏頭(うず)が入っている場合は中毒が起こる可能性もあり、特に注意が必要で、60分煎じなくてはいけません。

[5] 煎じ終わったらすぐに茶こしなどでこしてください。

  • ※ 放置すると液が生薬のなかに吸い込まれ、量が減ってしまいます。

3. 服用方法

★ 指定された時間に温めて服用しましょう
  • ※『食間』・・・食後2時間を目安に空腹時に服用してください。
  • ※電子レンジや湯せんで温めてください。
★ 外出時など温めることが困難な場合はそのまま服用されて結構です。
  • ※ しっかりと服用することが大切です!

4. 保存方法

★ 煎じる前の生薬は湿気を防ぎ、出来るだけ冷蔵庫で保存してください。
  • ※保存剤など入っていない生ものであり、虫が発生することがあります。
  • ※冷蔵庫に入らない場合は、乾燥剤と一緒に涼しい場所で保管するとよいです。
煎じた後の液必ず冷蔵庫で保存してください。(3日間までは保存可能です。)

(2015年6月24日)