飯塚病院 心臓血管外科・大動脈疾患治療センター

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部長よりご挨拶

 こんにちは。

 飯塚病院心臓血管外科ホームページをご覧頂きありがとうございます。

 飯塚病院心臓血管外科は循環器病センターの設立と共に昭和63年に現在の名誉院長 田中 二郎を初代部長として開設、以来27年が経過しました。その間現在の特任副院長 安藤 廣美を第2代部長と続き、現在私内田 孝之が第3代部長を努めさせて頂いております。

 心臓血管外科での治療領域は、心臓、大血管、末梢血管にわたります。心臓では[1]弁膜症に対する弁形成術、弁置換術、[2]虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)に対する冠動脈バイパス術、左室破裂など心筋梗塞合併症の修復、[3]不整脈に対するペースメーカや植込型除細動器の植込み、また心房細動の外科的心筋焼灼術が主な手術となります。また大血管では腹部胸部の大動脈瘤に対する人工血管置換術、あるいは大動脈ステント内挿術、大動脈解離に対する緊急人工血管置換術を行っております。さらに末梢血管では下肢静脈瘤に対するレーザー治療(日帰りも積極的に行っております)、静脈抜去術、閉塞性動脈硬化症に対するバイパス術、末梢動脈の動脈瘤に対する瘤切除、人工血管置換術などの手術を行っております。

 最近の特徴としては症例の高齢化、合併手術(バイパス+弁膜症、大動脈+弁膜症など)の増加、さらにより低侵襲な治療手技の増加があげられます。

 勿論当科でもこれらの傾向に対応し、治療成績の向上を図るべく、より低侵襲な大動脈ステント治療の導入を2007年より開始し、現在360例強となっています。また、静脈瘤に対する日帰りレーザー治療も2014年より開始しました。現在は次の変革として小切開心臓手術、ハイブリッド手術室の導入によるカテーテル弁置換術導入も準備中です。

 しかし、治療として、低侵襲化も重要ですが、75歳以下の若年症例では退院後長期間のQOL(Quality of Life:生活の質)まで見据えたより根治性の高い治療法の選択も重要と考えています。標準的治療と低侵襲治療の適切な選択に加え、現在は[1]心房細動合併症例に対する積極的な外科的焼灼術併施による心房細動治療(脳血栓予防のための左心耳閉鎖術も含む)、[2]自己弁温存弁形成術、動脈グラフト使用による術後抗凝固剤、抗血小板剤の減量、不要化などの取り組みを行っております。

 心臓血管外科手術においては手術そのものに加え、周術期の他職種連携の上でのチーム医療、退院後長期間の患者フォローも非常に重要となります。幸い当院では周術期の365日リハビリ施行、医師・看護師に加え理学療法士、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーを交えた多職種回診、ミーティングを行い、最大限の術後回復サポートを行える体制となっております。

 また、当科外来は電話トリアージと完全予約制で、一人ひとりの患者さんに適した予約枠の設定、待ち時間の極力短縮に心がけています。また心臓ペースメーカ外来では受診案内、データベース整備の徹底により延べ600人以上の患者さんのフォロー率が98%以上を維持しています。

 最後に、この度、大動脈瘤治療の一層のアクセス向上、治療成績向上のため、当科に大動脈治療センターを併設いたしました。大動脈瘤治療のお問い合わせ、受診予約などをすべて電話一本のアクセスでお受けして、適切な対応、治療に全力で取り組む所存です。

 心臓血管外科治療に関して、少しでも良い治療を目指して、チーム一丸となって取り組んでいきたいと思っています。何卒よろしくお願いいたします。

 お問い合わせ等、当科に関することは何でもお気軽にまずはお電話ください。

当科外来直通:0948-29-8819 または 0948-29-8024
(平日:9:00~17:00)

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