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患者さんへのお知らせ

平成28年9月から平成30年6月までに緩和ケア病棟に入院された患者さん、およびご家族の方へ

 当研究の対象者として該当される方にお知らせ致します。対象とされることを希望されない場合や疑問点などがありましたら、お手数ですが下記連絡先までご連絡ください。

【研究タイトル】

 緩和ケア病棟かんわけあびょうとう*1における医療の実態を明らかにする多施設共同研究たしせつきょうどうけんきゅう*2

 *1:緩和ケア病棟とは、主にがんの患者さんに対して、身体的、精神的、社会的、そしてスピリチュアルな苦痛・苦悩の
    軽減を図ろうとする医療やケアを中心に行う入院病棟のことです。
 *2:多施設共同研究とは、多くの医療機関や研究施設が共同で研究に参加し、各施設から症例の収集を行い研究する
    方法です。

【研究背景・目的】

 近年、がん治療はめざましい進展を遂げていますが、がんによって亡くなる患者さんは多い傾向にあります。進行したがんにより終末期を迎える患者さんは、身体の痛みに加え精神的な苦痛も伴います。このような、終末期を迎えたがん患者さんに、痛みや苦痛のない心身ともに落ち着いた最後の時間を過ごして頂くことは、終末期医療の重要な課題です。
 そこで、本研究は、終末期のがん患者さんへ質の高い終末期の援助を提供でき、痛みのコントロールや患者さんとご家族が大切な時間を有意義に過ごすことができるよう、緩和ケア病棟に入院されたがん患者さんの医療の現状について調査を行うことを目的としています。また、この研究は、全国の緩和ケア病棟と終末期医療を専門とする21施設の医療機関の共同により研究を実施しています。

【研究期間】

 平成28年9月27日から平成32年3月31日までです。

【研究対象】

  • 対象者数:30名。
  • 対象期間:平成28年9月27日から平成30年6月30日までに飯塚病院緩和ケア病棟に入院された年齢18歳以上の
           新規患者さん。
  • 取得情報:
    【患者さんの情報】病院名、年齢、性別、原発巣、転移部位、全身合併症がんに対する治療歴、最終学歴、喫煙歴、
                アルコール使用障害の有無、精神疾患の既往、情報や生活上のニーズ、不安、抑うつ、家族の不安、
                気持ちの穏やかさ、主な症状(痛み、息苦しさ、だるさ、食欲不振、息の仕方、発熱、意識の変化)、
                活動度、治療(痛み止め、栄養、輸液、解熱剤、抗生剤)、生活の質な、せん妄の有無・原因・重症度、
                これまでのせん妄の既往、全身状態、入院時の身長・体重、バイタルサイン(血圧、脈拍数、呼吸数、
                酸素飽和度、酸素投与の有無、体温)、尿道カテーテル留置の有無、血液検査(白血球数、好中球
                割合、リンパ球割合、ヘモグロビン、血小板数、アルブミン、総ビリルビン、GPT(ALT)、ALP、LDH、
                ナトリウム、カリウム、BUN、クレアチニン、CRP、トランスサイレチン)。死亡直前期徴候、退院時の状況
                (死亡、生存。死亡の場合は死亡確認日時)、死因、死因の診断、解剖所見、亡くなる48時間前の
                宗教家の訪室、対光反射の消失確認、入院期間中の心肺蘇生、延命治療、死亡前3日間の症状
                (脱水関連症状、体液過量症状、稀な症状)、入院中の転倒、生存退院の場合(6か月後の転帰)、
                入院中にがん疼痛に使用した薬剤。
    【ご家族の情報】家族の蘇生の希望、看取りの状況、死亡確認時の立ち合いの人数、心肺停止時にいた家族。

【研究方法】

 緩和ケア病棟へ入院された患者さんの上記取得情報について、入院日、特定の症状に対する特定の治療開始時、死亡時、6か月後の情報を登録後、統計学的な分析を行います。

【研究対象となる患者さんへの利益・不利益】

 利益:この本研究に参加する患者さんには、直接的な利益はありませんが、この研究によって終末期医療の実態が明らか
     になれば、将来の患者さんやご家族にはより正確な終末期の見通しに基づいた終末期ケアの提供体制が整えられる
     という利益が予想されます。
 不利益:本研究内で行われる評価や治療は全て日常診療範囲内のものであり、匿名化を行ったデータを使用しますので、
     患者さん本人へ研究自体に伴う不利益は生じません。科学的および社会的利益が患者さん の福利より優先されること
     はありません。

【利益相反について】

 この臨床研究は聖隷三方原病院を主管とする多施設共同研究として科学研究費助成事業による学術研究助成基金からの助成のもと実施するものであり、飯塚病院も科学研究費助成より資金提供を受けています。その他、飯塚病院や研究責任者、分担者らは本研究に使用する機器のメーカー、企業、外部からの資金提供はありません。しかしながら、研究に参加する職員のなかには、この研究以外において外部から研究資金、講演会講師料、旅費等を受けている者もいます。この研究は「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」に基づき飯塚病院倫理委員会の承認を受けて適正に行われます。資金の提供があったとしてもそれが研究の結果に影響を及ぼすことはありません。

【個人情報の取扱い】

 研究の際の個人情報の取り扱いは、研究責任者により厳重に管理され、利用する情報からは、お名前、住所など、患者さんを直接同定できる個人情報は削除します。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。
 研究の対象となることを望まない旨の申し出があった場合には、ただちに研究対象から除外します。なお、匿名化(データの識別のために個人を特定できる情報を番号・記号等に置き換えること)を行った後の患者さんの情報については、研究から除外できない場合もありますのでご了承下さい。

【研究組織】

  • <飯塚病院>
  • 研究責任者:飯塚病院 緩和ケア科 部長 柏木 秀行
  • 研究分担者:飯塚病院 緩和ケア科 山口 健也、木村 衣里
  • 総合診療科 岡村 知直、橋本 法修、大屋 清文
  • <聖隷三方原病院>
  • 研究代表者:聖隷三方原病院 放射線治療科 医長 森 雅紀
  • 連絡先 〒433-8558 静岡県浜松市北区三方原町3453
  • 電話 053-436-1251   FAX 053-438-2971
  • 研究事務局:聖隷三方原病院 緩和支持治療科 鈴木 千栄子
  • 連絡先 〒433-8558 浜松市北区三方原町3453
  • 電話 053-436-1251 FAX 053-438-2971

【問い合わせ先】

〒820-8505
福岡県飯塚市芳雄町3-83
飯塚病院 緩和ケア科 部長 柏木 秀行
TEL:0948-22-3800(代表)