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患者さんへのお知らせ

当院にて平成20年4月1日~平成25年3月31日までに桂枝茯苓丸または桂枝茯苓丸加苡仁を処方された方へ

『桂枝を含む漢方薬の肝障害軽減効果に関する研究』

 当研究は、クマリンを含有する漢方薬を処方された患者の肝障害発現の抑制効果を検討し、因果関係を探索することを目的に、飯塚病院東洋医学センター漢方診療科と九州大学大学院薬学研究院臨床育薬学分野において行う研究です。研究の対象となるのは、下記【対象】に該当する臨床情報になります。
 なお、下記【対象】に該当する方で、当研究に参加されることを希望されない場合は、お手数ですが下記【連絡先】にご連絡をお願いいたします。

【はじめに】

 近年、「シナモン」は糖・脂質代謝異常の改善に有効であると報告されたことから、生活習慣病に対するサプリメントとしても用いられています。一方で、「シナモン」には「クマリン」という成分が含まれており、過剰摂取により肝障害を誘発することが指摘されています。
 漢方薬に用いられる「桂枝」は「クマリン」を含有する生薬ですが、漢方薬として使用された「桂枝」によって肝障害が現れたという報告は今までなされておらず、肝機能への影響に関しては未解明な点が多く残されています。そこで本研究では、桂枝茯苓丸を中心に、桂枝を含む漢方薬を処方されている患者さんのクマリン量を算出し、肝機能との相関を調査します。この研究により、漢方薬によるクマリンおよびその関連物質の毒性の軽減効果を明らかにできると考えます。

【研究内容】

 桂枝茯苓丸または桂枝茯苓丸加苡仁を処方された方を対象として、臨床情報を収集・解析することにより、桂枝を漢方薬として用いた際の肝機能への影響を調べます。この研究を行うことで患者さんに日常診療以外の余分な負担が生じることはありません。

【対象】

 この条件を満たす方は研究対象となっている可能性があります。
 平成20年4月1日から平成25年3月31日の間に飯塚病院漢方診療科を受診され、桂枝茯苓丸または桂枝茯苓丸加苡仁の処方を受けられた方。

【研究予定期間】

 研究を行う期間は平成25年12月1日から平成30年3月31日を予定しています。

【研究対象となる患者さんへの利益・不利益】

 本研究の結果によって利益・不利益はありません。
 この研究は今後の医学の発展につながり、桂枝を含む漢方薬を安全に使用するための基礎資料となります。

【利益相反について】

 本研究は九州大学大学院薬学研究院臨床育薬学分野の研究費によって支援されておりますが、特別な利益相反状態にはありません。
 また当院の倫理委員会の承認を受けて実施するものです。

【個人情報の取扱い】

 個人情報については連結可能匿名化をいたします。必要な場合に個人を特定できるよう、被験者と新たに付された符号または番号表を残す方法をとりますが、個人情報を病院外に持ち出すことはありません。またこの被験者と新たに付された符号または番号表は、個人情報管理者として漢方診療科部長である田原 英一が管理します。
 研究結果は学会発表や国内外の雑誌などに使用されることがありますが、患者さんの個人を識別する情報は一切公開されません。個人情報は厳重に守ります。

【研究機関・組織】

  • 飯塚病院東洋医学センター 漢方診療科 医長 上田 晃三
  • 飯塚病院東洋医学センター 漢方診療科 部長 田原 英一
  • 九州大学大学院薬学研究院臨床育薬学分野・准教授 島添 隆
  • 九州大学大学院薬学研究院臨床育薬学分野・准教授 窪田 敏夫
  • 九州大学病院地域医療教育ユニット・准教授 貝沼茂三郎

【連絡先】

〒820-8505 福岡県飯塚市芳雄町3-83
飯塚病院 東洋医学センター 漢方診療科
上田 晃三
TEL:0948-22-3800(内線:2204)
FAX:0948-29-8075