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がん集学治療センター

 がん集学治療センターは、無菌病床(※1)群6床を含めた35床の病棟部門と、15床の点滴専用リクライニングチェアーおよび専用調剤室を備えた外来化学療法室で構成されています。

 当センターは、化学療法(※2)を行う全ての診療科が共同利用する形をとった化学療法センターとして機能しており、これまで各科外来、各病棟で行われていた化学療法点滴の全てを当センター(病棟部門、外来化学療法室)で引き受け、集約的に施行する体制となっています。

 また、当センターでは、“化学療法の安全性向上”のため、薬剤曝露(※3)防止機能付き無菌調剤ユニットなどの必要機材を備えた専用調剤室の活用に加え、化学療法専門の薬剤師および看護師の養成を行い、現在も新たな人材の育成を続けています。

 このような化学療法の集約化および人材育成により、薬剤の処方、調剤、点滴実施の全てのステップにおいて、医師、薬剤師、看護師がそれぞれの立場からお互いにダブルチェックできる体制が確立されています。

 さらに、化学療法を担当するスタッフ間でこれまで以上に情報共有が図られることにより、チーム医療の推進・化学療法の適正化、そして患者さんへの化学療法に関する系統的な情報提供や教育が可能となるなどの効果が認められています。

外来化学療法室の様子
外来化学療法室の様子
無菌調剤ユニットでの調製の様子
無菌調剤ユニットでの調製の様子

(※1)「無菌病床」とは、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターなどを用いて空気中の塵埃や菌を除去し、湿度・温度・圧力を調節した無菌環境の病床のことです。
飯塚病院では、この無菌病床群に出入りする人による汚染を最小限にするために、人の出入りや動きの制限、マスクの着用、入室時の十分な手洗いなど、細心の注意を払い管理しています。

(※2)「化学療法」とは、薬剤を使って、がんを治療することです。化学療法は、注射や内服によって薬が血液中に入り、全身の隅々まで運ばれて、がん細胞が増えるのを抑えたり、がん細胞を破壊したりします。

(出展:国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」より)

(※3)「薬剤曝露」とは、抗がん剤の調製など、作業中に薬剤を取り扱う立場にいる人(薬剤師など)の体内に抗がん剤が吸収されてしまう状態のことです。
抗がん剤の調製時には、作業に携わる医療従事者だけでなく、患者さんおよび患者さんのご家族が曝露しないように細心の注意を払う必要があります。

(参考)がんの治療の際に、手術(外科療法)、薬剤を使う治療(化学療法)、放射線を使う医療(放射線療法)などを組み合わせて行う治療のことを「集学的がん治療」といいます。

(出展:国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」より)