後期研修医

先輩の声

後期研修医 井口 詔一

井口 詔一医師
外科ストレート選択
後期研修医 井口 詔一
九州大卒 2011年入社

 飯塚病院での初期研修を終え、外科後期レジデントになって2年が経ちます。

 学生時代から外科医を志していましたが、初期研修医を終えた時点で私には大きな不安がありました。これから「外科医」を名乗るにはあまりにも経験不足な私は、癌はもちろん虫垂炎や胆嚢炎の患者さんに対しても自信を持って手術を勧めることが出来ない立場にあったからです。そんな私が飯塚病院での後期研修を決めたのはやはり症例の多さが理由でした。

 飯塚病院外科では毎日多くの手術が行われており、私が在籍している2年間は定例・緊急手術を併せて年間1,000例以上の症例を手術しています。消化管、肝胆膵、乳腺の3グループをローテートしながら癌の手術を軸として、急患でやってくる急性腹症の患者さんを診察し、必要があれば手術を行います。上級医は皆、尊敬できる優しい先輩たちで、手術操作はもちろん急患対応も私たちの相談に親身に応えてくれます。毎日忙しく過ごす中で外科医としての考え方、作法を日々習得していくことが出来ます。

 また、飯塚病院は他科やコメディカルとの関係がよいことも特徴です。心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科が同一施設内にあるため、外科専門医取得のための症例を当施設だけで経験することが出来ます。重症患者さんが入室する集中治療室には集中治療医がおり、重症患者管理に関するアドバイスをいただけます。外科病棟のナース、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフは患者さんの回復を一番に考え、治療に難渋している症例で有効なsuggestionを与えてくれます。

 こうした環境の中で、当初は自信のなかった私も格段の成長を実感しています。今は臨床業務がとても楽しく、毎日が充実しています。外科に興味があるけど自信がない、外科志望だけれども進路を迷っている、という初期研修医の方、是非私たちと一緒に外科医としてのスタートを切りましょう!「楽しさ」と「充実」、そして「成長」を保証します。