後期研修医

ストレートコース

呼吸器内科〔スタッフ医:7名

ココがウリ!

呼吸器内科の後期研修

  • 急性期呼吸器疾患をバリバリやる人
  • 肺癌臨床・緩和医療をやりたい人
  • 高齢者医療に問題提起する人
  • 気管支鏡に情熱を燃やしている人
  • 研修医教育に熱心な人

皆、多様性を持って日々の診療にあたっています。
やりたいことを自分で見つけて、みんなでそれをサポートする"
そんな気風が、飯塚病院呼吸器内科にはあります。
世界で通用する呼吸器内科医の育成を目指して…
一緒にやろうよ、呼吸器内科!

DATA(2015年実績より)

  • 年間入院患者数:約2,200名
  • 日本呼吸器学会認定施設
  • 一日平均外来患者数:約80名
  • 日本呼吸器内視鏡学会専門医制度認定施設
  • 年間内支鏡検査数(透視室使用):約440件

はじめに

呼吸器内科

 集学的治療を要する肺癌治療、肺炎などの急性期疾患、酸素療法が必要な慢性呼吸不全や慢性疾患管理など呼吸器疾患全体を幅広くカバー。

 また、画像診療科や呼吸器外科とも緊密に連携し、迅速な診断確定と治療を行っています。治療不能の末期患者には心理面でのサポート、呼吸困難緩和ケアなどでQOLを高めています。

研修の特徴

 気管支鏡検査は年間350例を超え、研修医の平均施行症例数は月平均10例以上。その他、胸腔ドレナージや人工呼吸管理などの治療手技や癌化学療法などの専門知識も習得できる。
取得目標としては、次の通り。

  • 気管支鏡検査の実施(年間100例以上)と、肺野末梢擦過及び生検を単独で実施。
  • 胸腔ドレナージの実施。(年間20例以上)
  • 人工呼吸の管理。(年間20例以上)
  • 胸部単純写真の基本読影(指導医による認定)

診療実績(2015年実績より一部抜粋)

悪性腫瘍 566件
間質性肺炎 81件
肺炎・気管支炎 529件
気胸 58件
睡眠時無呼吸 22件
喘息 58件
胸水・胸膜炎 10件
心不全 20件

-その他の実績については、こちらから-

目的

  1. 呼吸器疾患全般の専門知識の習得
  2. 呼吸器診療に必要な手技の習得
  3. 円滑な診療に必要な コミュニケーションスキルの習得

当科の特徴

  1. 呼吸器科全体での1日平均の外来患者数は約80人、入院患者数は常時50~70人で年間入院患者数は2,000名近くになります。後期研修医は週に1回外来診療にあたり、入院患者については約7-10人程度を主治医として担当します。
  2. 筑豊地区の基幹病院としての機能から、急性期疾患はもとより、癌患者、びまん性肺疾患まで、あらゆる呼吸器疾患を偏りなく診療にあたります。卒後2年目の研修医も常時研修しておりチーム体制をとり、常に初期研修医の指導にあたるとともに、上級医より指導を受けることができます。
  3. 気管支鏡検査は年間350例を超え、後期研修医のオペレーターとしての平均施行症例数は月平均10例以上です。気管支鏡専門医が検査時には常駐し、技術指導をおこなっています。ステント挿入術や、レーザー焼灼術、内科的胸腔鏡検査など、インターベンション治療にも力を入れています。
  4. 当院は1次~3次救急まで受け入れる救命救急センターを併設しています。その受診患者は、年間42,000人、救急車搬送年間7,800台です。このような背景から、 急性期疾患症例数は豊富であり、胸腔ドレナージや人工呼吸管理などの治療手技は、後期研修医が、初期研修医の直接の指導医となり、治療の最前線を担っています。癌化学療法、びまん性肺疾患については、主治医として、中心となって検査、治療にあたることで、専門知識を習得することができます。
  5. 呼吸器内科での勉強会の他に呼吸器外科や画像診療科との合同カンファを定期的に行っており、筑豊地区はもとより、北九州や福岡地区での研究会にも参加する機会が多く、他の施設との交流も盛んです。全国の学会への発表や参加について積極的に支援し、知識の向上をサポートする体制にあります。
  6. 日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本臨床腫瘍学会の認定施設であり、内科学会認定医、呼吸器学会専門医、呼吸器内視鏡専門医、臨床腫瘍専門医の受験資格が得られます。

獲得可能な経験、技能、手技

  1. 胸部単純写真、胸部CTの読影
  2. 血液検査、血液ガス、肺機能検査などの評価
  3. 呼吸器領域の鑑別疾患を挙げ、検査、治療の戦略の立案遂行
  4. 呼吸器感染症や喘息、ARDS等の急性期治療や呼吸不全での人工呼吸管理
  5. 外来での慢性期の呼吸器疾患のマネージメント
  6. 気胸や胸膜炎に対する胸腔ドレナージ、胸膜癒着術の実施、習得
  7. 肺癌化学療法の基本的な知識の習得と実施
  8. 緩和医療の知識の習得と実施
  9. 患者、家族、他職種との連携を重視した対人能力の研鑚
  10. 初期研修医の指導

教育の機会

  1. 新入院カンファレンス(週1回)
  2. 手術症例の術前術後カンファレンス(週1回)
  3. 指導医との受け持ち症例検討(毎日)
  4. 気管支鏡検査と施行症例の胸部写真読影(週2~3回)
  5. 呼吸器内科、呼吸器外科、画像診療科、病理による4科合同のカンファレンス(月1回)
  6. 筑豊呼吸器勉強会(年4回)、北九州市や福岡市で開催される研究会への参加(年8回)
  7. 日本呼吸器学会地方会、総会での発表、参加。海外の学会への参加例もあります。(要相談)
  8. 他科へのローテーションは1年の半分までは自由に可能です。1年目(卒後3年目)は3か月間の救急科ローテーションが必修です。それ以外は、総合診療科、膠原内科、呼吸器外科など多岐にわたり、特に制限はありません。

週間スケジュール(一例)

 
午前
  • 気管支鏡症例の画像カンファ
  • 病棟業務
  • 急患対応
  • 他科コンサルト対応
午後
  • 気管支鏡検査
夕方
  • チームカンファ
 
午前
  • 外来業務
午後
  • 新患カンファ
夕方
  • 回診
  • チームカンファ
 
午前
  • 気管支鏡症例の画像カンファ
  • 検診X-P読影
  • 病棟業務
午後
  • 気管支鏡検査
夕方
  • チームカンファ
 
午前
  • 病棟業務
  • チームカンファ
午後
  • 病棟業務
夕方
  • 外科カンファ
 
午前
  • 病棟業務
  • チームカンファ
午後
  • 気管支鏡検査
夕方  

取得目標(3年間)

  1. 内科学会認定医取得に要する豊富な症例を経験できる。
  2. 呼吸器内科専門医取得に要する豊富な症例を経験できる。
  3. 気管支鏡検査の実施(年間100例以上)と肺野末梢擦過及び生検を単独で実施。リスクマネージメントができる。呼吸器内視鏡学会専門医は技術的にはいつでも取得可能なレベルとなり得る。
  4. 胸腔ドレナージ、胸膜癒着術の実施と指導(年間20例以上)。適応を的確に判断できる。
  5. 病態に応じた人工呼吸管理(年間20例以上)。肺病変だけでなく、全身評価ができ、救命につなげることができる。
  6. 胸部単純写真、CTの基本読影。
  7. がん治療を診断時から終末期まで患者の十分な理解のうえで治療を完遂できる。
  8. びまん性肺疾患の鑑別診断を知り、治療戦略を立てられる。
  9. 喘息、COPDの慢性期のコントロールができる。

指導体制

  • 日本呼吸器学会専門医:3名
  • 日本内科学会認定医:7名
  • など

飯塚病院呼吸器内科後期研修医の進路

  • T医師(H13年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→順天堂大学→飯塚病院呼吸器内科スタッフ
  • M医師(H13年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→熊本大学
  • K医師(H13年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→宮崎大学
  • U医師(H14年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→開業→産業医大(研究)→頴田病院(家庭医)
  • T医師(H15年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ
  • K医師(H16年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→東京病院→大分大学
  • K医師(H16年卒)
    後期研修医→東京病院→東京大学
  • K医師(H16年卒)
    後期研修医→京都大学
  • E医師(H17年卒)
    後期研修医→群馬大学
  • O医師(H18年卒)
    後期研修医→九州大学
  • Y医師(H18年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→神奈川県立循環器呼吸器病センター
  • F医師(H19年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ→兵庫県立がんセンター
  • T医師(H19年卒)
    後期研修医→呼吸器内科スタッフ
  • O医師(H19年卒)
    後期研修医→九州大学
  • M医師(H20年卒)
    後期研修医→神奈川県立循環器呼吸器病センター

部長より

 当科の特徴は若い力が多くて、新しい試みに寛容であることです。

 当科ではチーム制を導入しており、後期研修医にはチームの中堅として上級医からの適切なアドバイスが受けられる状況にありながら、後輩指導にあたることでさらに自己研鑽を積んでもらえます。

 各科の垣根は低く、他科の協力体制が得やすく、やる気のある研修医と協力的なコメディカルは専門分野へ踏み出す第一歩としては申し分ない環境です。

 ローテーションも自由度は高く、個人のニーズに応じて、柔軟な対応が可能です。

 アットホームな雰囲気で学閥とは無縁であり、国公立とは違い、医師数のはっきりとした制限がないことより、やる気のある人材には、後期研修後、スタッフとして残ってもらうことも珍しくありません。

 見学は年中受け入れていますので、まずは当科の雰囲気を感じとってください。