後期研修医

ストレートコース

(腎臓内科)

腎臓内科〔スタッフ医:7名(うち指導医:3名)〕

ココがウリ!

腎臓内科の後期研修

DATA(2015年実績より)

  • 年間入院患者数:約890名
  • 日本腎臓学会研修施設
  • 年間新規慢性透析導入数:約70~80件
  • 日本透析医学会認定医制度認定施設
  • シャント手術数:約90~140件
  • 日本高血圧学会認定施設
  • PTA件数:約100~120件

はじめに

腎臓内科

 慢性腎臓病(CKD)の潜在患者数が1330万人に達する事が、叫ばれての昨今ですが、腎臓病医の需要は年々高まっております。急性腎不全を含め、腎臓病以外、他疾患からの腎障害、内科全般にわたって幅広く病態を経験できる事、透析療法のみに終始しないのが、他の施設にない特徴です。当科は臨床腎臓病学のみならず、高血圧性腎硬化症や糖尿病腎症、膠原病に随伴した腎臓病、それらの合併症、血液透析から腹膜透析、透析療法に関する全般について、保存期~維持透析期まで総合的に管理治療できる腎臓専門医の養成を目指しています。

研修の特徴

 臨床腎臓病学には、簡単に言えば、4つの病態しかありません。 [1]無症候性蛋白尿血尿、[2]急性腎炎症候群、[3]ネフローゼ症候群、[4]腎不全です。

 腎臓病治療の醍醐味は、やはりネフローゼ症候群の管理ですが、その他にやるべき事や身につけなければならない手技や知識は膨大にあります。

 内科的な基本診療、問診、診察、検査の考え方、検尿の見方、腎臓内科的な診察方法、外来の実際から、経皮的腎生検、検体処理、病理の読み方、血圧の管理、糖尿病性腎症の管理、アミロイドーシス、ループス腎炎の管理、水電解質の輸液計画、慢性腎不全患者の薬剤の使用方法、急性腎不全の対応、血液透析の原理、回路、アクセスの確保、シャント穿刺、シャント手術、シャントPTA(経皮的血管拡張術)、腹膜透析の原理、交換方法、カテ-テル手術、副甲状腺のインタ-ベンション、血漿交換などの血液浄化法を含め、腎臓専門医(4名)、透析専門医(5名)がじっくりマンツーマンで指導します。

当科の特徴

 当科は臨床腎臓病学のみならず、高血圧症や糖尿病腎症から発生する合併症、膠原病に随伴した腎臓病を総合的に管理治療できる腎臓専門医の養成を目指しています。

 また、積極的に専修医の受け入れを行っており、在籍3年間で、内科認定医、透析認定医の修得、4年目で腎臓病専門医の修得ができます。在職年数は本人のやる気と実績に応じて延長可能ですし、3年目以降、スタッフへの道も開かれています。特定医局への入局の義務はありません。その後のキャリアプランに関しても、充分にアドバイス、指導しており、当科から、国外留学者、大学院生、関西~中部地区、関東圏への病院スタッフなど、その後の進路は豊富です。また、腎臓病を将来専門としない医師でもその目的に応じて、受け入れております。輸液に詳しくなりたい、透析を知りたい、体外循環に強くなりたい、外来のテクニックを上げたいなどその目的に応じて、在籍期間を考慮しております。

目標

 以下を教育達成目標としています。

  1. 一人でシャントの無い患者さんに透析を導入、開始できる事。
  2. 経皮的腎生検を含め、腎疾患、糖尿病性腎症、膠原病疾患に随伴した腎疾患を評価治療できる事。
  3. 慢性腎不全患者、慢性透析患者の高血圧管理を含めた合併症の総合的な治療対応ができる事。
  4. 腹膜カテーテルの手術、腹膜透析患者の管理治療ができる事。
  5. 内シャント作成を含め、慢性透析の導入、評価ができる事。
  6. 腎移植患者の慢性期の治療ができる事。
  7. 最低1年2回の学会発表。
    当科は、医師のみならず、看護師、栄養士、臨床工学技師も学会発表しており、論文も出しております。例年、日本内科学会、日本腎臓学会、西部腎臓学会、日本透析医学会、日本高血圧学会、日本腹膜透析研究会、国際腹膜透析学会(ISPD)、アメリカ腎臓学会(ASN)、ヨーロッパ透析移殖学会(ERA-EDTA)等に発表しております。

達成プラン

1年目
  • 外来で慢性腎不全患者のフォローが出来る
  • 透析患者の管理が出来る
  • 急性腎不全のコンサルテーションや透析、血漿交換等の対応が出来る
  • シャント手術、シャントPTA、腹膜透析カテーテル挿入術の助手が出来る
  • 学会発表、論文作成が出来る
2年目
  • シャント手術、シャントPTAの術者が出来る
3年目以降
  • 内科専門医、透析専門医、腎臓専門医を取得

研修内容

 以下を教育達成目標としています。

  • 血液透析導入、腹膜透析導入
  • シャント手術、PTA、CAPDカテーテル挿入
  • 腎生検、腎病理、慢性糸球体腎炎の管理、ネフローゼ症候群の治療
  • 慢性透析患者の合併症、全身管理、重症疾患、術後患者管理-血液透析、腹膜透析
  • 保存期腎不全(=高血圧、糖尿病)外来、栄養士、看護師との連携
  • 水、電解質、輸液管理
  • 慢性期の高血圧管理、降圧薬、利尿剤の使用方法、腎不全の薬物使用管理
  • 急性腎不全管理-ICUや救急部との連携、血液浄化法(血液吸着、血漿交換他)の治療、管理
  • 腎炎、保存期、透析期の栄養食事管理

備考

 やる気と情熱のある若い医師を腎臓内科、外来、病棟スタッフ一同、期待を持ってお待ちしております。